商品を売りたい個人事業主はキャッチコピーを学ぶと上手くいく


個人事業主やフリーランスの方・自分で商品やサービスを販売している方に向けて、キャッチコピー作り方や考え方を紹介しているサイトです。
- 商品・サービスを作ったけど思ったように売れない
- 自分が行っている事業を多くの人に知ってほしい
- 自分の作った作品を知ってほしい
ぼくもですね、フリーランスとしてnoteでエッセイを書いて販売しているんです。
ご存知の方の多いと思いますが、noteってね、自分の書いた記事を有料記事として販売できるんですよ。
一生懸命書いた10,000(1万文字)。
これがね、まったく売れなくてですね。くう〜。
もうね、机に頭がめり込むぐらい擦り付けて、発狂しそうになってたんですよ。
「ぼくは一体なんのために文章を書いているのだろう」って。
それでもね、
クリエイターとして活動したいという「夢」は諦めたくなくて。コツコツとエッセイの執筆を続けていました。

こんにちは、のざき寿(ひさし)といいます。2020年に宣伝会議さんが主催するコピーライター養成講座を卒業しました。
現在は介護職員としてデイサービスで働いています。副業でWebライターもしています。
前職はホームページ制作会社でWebエンジニアをしていました。
書いても書いても読まれない。
「作品を読まれるようにするにはどうしたらいいのだろうか」
そして自分の商品を売るために、すがるように勉強し始めたのが、
コピーライティングとキャッチコピーです。
エッセイのタイトルをキャッチコピーを意識して考えてみたり、エッセイの紹介文にセールスライティングを加えてみたりしてみて。
そしたらなんと、
ぼくの書いたエッセイ、売れました!
売れたんです!ぼくのエッセイ!
ぼくは作家でもなければインフルエンサーでもありません。何の実績もありません。
それでも、キャッチコピーのおかげでエッセイが売れたんです!
その時気がつきました。
いい商品を作ったとしても、その魅力を伝えなければ商品は手に取ってもらえないんだと。逆にそんなに良くない商品でも、キャッチコピーがあれば売れる可能性があるのだと。(これは詐欺ですね。)
もしかすると、
あなたの商品やサービスが売れないのは、品質に問題があるわけじゃなくキャッチコピーがないせいで商品の魅力がお客さんに伝わってないだけかもしれません!
さて、このブログでは、
- キャッチコピーの考え方
- セールスライティングの書き方・Webライティングの書き方
- エッセイなどの書き方
これらを中心に解説しています。
経験談を織り交ぜながら語っていますので、ぼくと同じように個人事業主やフリーランスで活動されている方の参考になれば幸いです。
ぼくはあなたの力になりたいんです!
そもそもキャッチコピーとは?

んでもって、
コピーライティングやキャッチコピーってなんじゃらホイってことですが。
コピーライティングは、商品やサービスの魅力を伝えるための言葉や文章の技術のことです。
人の心をキャッチする言葉です!
たとえば、
あなたが街を歩いていて、
「この商品めちゃくちゃいいんです!買ってください!」
他人に急に声を掛けられて、あなたはお財布からお金を出して商品を買いますか?
買わないですよね。では、
「〇〇さん。お困りですよね。この商品があればその悩み解決しますよ」
このように声を掛けられたらどうでしょうか。
「ちょっと話だけでも聞いてみようかな」って、ちょっと思いませんか?(怪しいかw)
コピーライティングやキャッチコピーも同じことで、
声掛けが文字や文章になったと思ってもらえると分かりやすいかもしれません。(いやどやろ、わかりにくいかな?)
- 誰に(お客さんに)
- 何を(商品のどんな魅力を)
- どう言うか(どう伝えるか)
これがコピーライティングを書く時の基本の考え方となります。
キャッチコピーの考え方をもっと知りたい方はコチラの記事をどうぞ!
もしあなたが、商品が売れなくて悩んでいるのなら、きっといいヒントになると思います。



キャッチコピーでなぜ商品が売れるのか
もうちょっとキャッチコピーの効果について語らせてください。
たとえば、(またかい!)
靴屋さんで、あるスニーカにこんなキャッチコピー添えられていたとします。
お買い得!9,800円!
あなたはこのスニーカーを手に取りますか?
お財布からお金を出して買いますか?
では、こんなキャッチコピーが付いてたらどうでしょうか。
世界にひとつしかない限定のスニーカー!早いもの勝ち!
ちょっと気になりますよね。ちょと欲しくなりますよね。
そもそも人は「限定」っていう言葉に弱い生き物ですから、もしあなたがスニーカーのコレクターなら飛びついてしまうのではないでしょうか。
キャッチコピーがある世界とない世界を想像してみよう

「世界にひとつしかない限定のスニーカー!早いもの勝ち!」
このキャッチコピーで伝えたいことは「世界にひとつしかないモノを持っている優越感や満足感」です。このワクワク感をマーケティング用語でベネフィットと言ったりします。
キャッチコピーがない世界を考えてみてください。
スニーカーだけポツンと陳列されていたとします。お客さんはそのスニーカーの価値に気が付きようがないですよね。つまり売れないということです。
冒頭でも少し触れましたが、コピーライティングやキャッチコピーは商品やサービスのいいところを伝えるための言葉の技術です。
キャチコピーを考えるとは、「お客さんがその商品を手にしたとき、どんな幸せが訪れるか」をイメージさせる言葉を考えることなんです。
あなたの商品・サービスはどうでしょうか?
では、
あなたが売ろうとしている商品やサービスには、キャッチコピーが添えられていますか?
それはお客さんに幸せを想像させるキャッチコピーになっていますか?
もし商品棚に並べているだけなら、たぶん売れないかも。
コンビニの「おにぎり」でさえ、メガヒット&ロングセラー商品でさえ、パッケージデザインに工夫があったりネーミングが工夫されたりしていて販売訴求してますよね。
あれもこれも、コピーライティングなんです。
コピーライティングは媒体に応じていろいろな書き方がある
街中を首を回して見渡してみてください。
街はキャッチコピーだらけ広告だらけです。
そうなんです。コピーライティングはいろんな場所で使われています。新聞広告や街の看板、Web広告・SNS広告などもそうです。
世の中は広告にまみれています。
コピーライティングは広告媒体に応じて書き方を変えていく必要があるんですね。
看板なら看板の書き方。雑誌なら雑誌の書き方。のように。(なんやこの意味のない一文は)
お客さんに伝わりやすい言葉にして、商品の魅力を届けなくてはいけないんです。
ぼくは大きく分けて3種類あると思っています。
- イメージコピー(キャッチコピー)
- セールスライティング
- Webライティング(SEOライティング)
それぞれ、簡単に解説しますとですね。
イメージコピー(キャッチコピー)とは
商品やサービスからイメージされる抽象的な概念を言葉にして伝えるキャッチコピーです。
CMとか新聞の一面広告とか、メディア媒体で使われることが多いですね。
あと企業メッセージとかブランディングにも使われます。
「やっちゃえ NISSAN」とか。
ホームページのトップページに使われているキャッチコピーもイメージコピーですね。つまりセールス要素よりもイメージ要素が強い言葉ってことです。
「限定!」とか「2割引き」とか、販売に関する直接的な表現を使わないことが特徴ですね。
商品の持っているイメージを伝えて、お客さんに想像させることがイメージコピーの目的です。
セールスライティングとは
イメージコピーとは対照的にセールスコピーは、商品の具体的なメリットや機能を伝えて直接的に購買意欲をそそる具体的な表現で書きます。
「業界最安値」「期間限定」「抽選で何名さま」のような常套句は、セールスコピーと言えますね。
Webライティングとは(SEOライティング)
Web上(Webページ)で書かれたセールスライティングです。
Web上の記事は、Web検索で記事を見つけてもらうためにSEO(エスイーオー)といわれる執筆方法を用いて文書を構成していきます。
SEOはライティングは検索エンジン(Google)に対して上位表示させる執筆方法で、通常のコピーライティングに加え、SEOを意識した執筆を行う必要があります。
コピーライティングに役に立つマーケティングの知識
いいキャッチコピーを書くためには、自分が売ろうとしている商品やサービスのことを隅から隅まであますとこなく知っておかなくちゃいけません。
「このサービス、めちゃくちゃいい、と、思いますよ!」
歯切れの悪い商品説明って、お客さんにとってしてみたら不安ですよね。
ですので商品を売る側の人は、お客さんに何を聞かれてもいいように商品・サービスについては調べ尽くしてないといけません。そこで、
マーケティングの知識や技術を使います。
マーケティングは商品の特徴や業界の動向・顧客となるターゲットを分析するための知識です。分析に基づいて客観的な目線で商品を語ることができるんです。
つまりマーケティングの分析がキャッチコピーのアイデアになったりするということ。商品やサービスの特徴を深く掘り下げたほうがアイデアが湧いてくるんです。
マーケティングの知識・思考が、コピーライティング・キャッチコピーに役に立つというわけです。
コピーライティングが役立つ仕事の場面
コピーライティングの考え方が身についてくると、
「あれ?ここにもコピーライティングが使えそうだなぁ」
ってことが見えてきます。
コピーライティングは言葉に関する言語化の技術なので、言葉が使われているところならばどこでも使えるんですね。
たとえばメール返信のタイトルや本文、
就職活動での志望動機なんかにも使えます。
個人事業主に限らず、ビジネスマンなら身につけておいて損はないオススメのスキルです。
プレゼンテーションのタイトルにキャッチコピーを使う
プレゼンテーション資料のタイトルにキャッチコピーいましょう。
ワクワクするようなタイトルをつけると観客の注目を冒頭で惹きつけることができるので、プレゼンがグッとしやすくなります。
「コピーライティングを身につければ大抵の仕事は上手くいく」
こんなプレゼン資料はどうでしょうか。
タイトルに提案内容をひと言で伝えるキャッチコピーをつけてみてくださいね。
セールスレターにコピーライティングの技術を使う
プレゼン資料のタイトルをキャッチコピーにしたら、内容はセールスライティングの技術を使います。
セールスライティングは、お客さんの悩みや課題を解決に導くための着眼点や文章構成力が大事になってきます。
メルマガや商品案内のチラシなどのセールスレターには、コピーライティングの技術がとても重要になってきます。
SNS投稿や動画制作のシナリオなどにも、セールスライティングの考え方は応用できます。
ネーミング(商品名・サービス名・事業名・キャラクター名)にもキャッチコピーは使われている
コピーライターは、商品名・サービス名なども考案します。
たとえば、熊本のご当地ゆるキャラ。
「くまモン」
くまモンを生み出したのは、クリエイターやデザイナーです。
どこかの素人が思いつきで考えたキャラクターではなく、いろんな狙いがあってくまモンが生まれています。
個人事業の屋号を考える時とか、キャッチコピーの考え方で考えるのはいいですね。
企業スローガン・ビジョンメッセージに使われている
企業理念・ビジョンメッセージを考えることもコピーライターの仕事です。
抽象的な概念を具体的な言葉に落とし込んでいくときに、コピーライティングが役に立ちます。
個人事業主の方でも、ビジョンやスローガンなどの活動方針はキャッチコピーの技術を使って考えておいた方がいいでしょう。
しっかりとした活動方針があると、商品やサービスに一貫性が生まれてブレが生じにくくなります。
キャッチコピーが役立つプライベートの場面
キャッチコピーの技術は、プライベートの場面でも役に立ちます。
ぼくがコピーライティングを意識する場面をいくつか紹介してみたいと思います。
目標をキャッチコピーで書く
「お笑い芸人として超有名になった!」
個人的な目標やプライベートで叶えたい夢などに、キャッチコピーを使います。
夢や目標は、紙や日記に書き出しておくこと達成しやすくなるです。言葉によって頭の中でイメージができ潜在意識に働きかけてくれるからです。
目標を、口にしやすい短いキャッチコピーにしておくといいですよ!
日記のタイトルにキャッチコピーを使う
個人的な日記にもキャッチコピーを使います。
ぼくの場合は、noteで書くエッセイのタイトルにキャッチコピーを取り入れています。
思わずクリックしてしまうようなタイトル。
続きが気になるタイトル。
何気なく書いてしまっているタイトルにキャッチコピーの考え方を取り入れることで、読者の反応が変わってきますよ!
ブログはセールスライティングを意識して書く
ぼくはこうしてブログを書いていたり、noteでエッセイを書いていたりします。
ブログに関していうと、ブログの本文にセールスライティングを使うことはとても有効で相性がいいと思います。ブロガーの方は必須のスキルといっても過言ではないでしょう。
ブログに辿り着いたユーザは、なんらかの悩みや課題を持ってあなたのサイトに訪れます。
ユーザーの悩みに寄り添って一緒に解決策を導いていくことができれば、あなたが紹介したい商品だったりサービスだったりを購入してもらいやすくなるわけです。
そこでセールスライティング考え方が活きてくるというわけです。
公募からはじめるキャッチコピー

どうしたらコピーライティングが身につくのか。
どのようにして勉強していったらいいのか。
コピーライティングのことは理解できても、書けるようになるまでには実践経験を積むしかありません。
とはいえ、
日常でキャッチコピーを書く機会なんてそうそうないですよね。
そこでぼくは、
キャッチコピーの勉強をするために公募をおすすめします。
キャッチコピーは短い言葉を考えるだけでいい
キャッチコピー公募のいいところは「短い言葉を考えるだけ」で手軽に応募できることにあります。
キャッチコピーは11文字から13文字程度の短い言葉がいいとされていて、
想像力と数百円
1984年に新潮文庫のキャンペーン 糸井重里さん
これは1984年に新潮文庫のキャンペーンに使われた、コピーライター・糸井重里さんの有名なキャッチコピーです。
たった7文字です。
たった7文字だけど社会に強烈なインパクトと経済効果を与えました。
7文字くらいなら、書けそうな気がしてきませんか?
SNSから簡単に応募できる
キャッチコピーの公募はSNSから簡単に応募できたりします。
企業によってはSNSで募集を募るケースが増えてきて比較的簡単に応募できます。
スマートフォンから応募できたりするので、とても気軽に参加できます。
空いた時間にちょこちょこっと応募してみるのもおすすめですよ。
宣伝会議賞からプロのコピーライターへ転職
宣伝会議賞という、日本最大のキャッチコピー公募があります。
宣伝会議賞はプロのコピーライターも参加する公募で、サントリーやパナソニックなどの大企業がスポンサーとなり、商品やサービスのキャッチコピーを考える公募です。
選ばれた作品はそのまま広告に使われることもあり、若手コピーライターの登竜門といわれています。
もちろん一般の方も参加できるので、あなたがもしコピーライターを目指しているなら宣伝会議賞で実績を作ることは転職の近道になるでしょう。
ちなみにグランプリの賞金は100万円。
審査員はプロのコピーライターがずらり。
ぼくも毎年、宣伝会議賞にチャレンジしています。
エッセイやコラムの公募にも挑戦してみよう
エッセイやコラムが書けるようになると、セールスライティングのスキルも上がります。
商品やサービスの良さを伝えるためには、ある程度長い文章を書けるようになっておくといいですよ。
エッセイを書く時のポイントは、
- 読みやすい文章であるか
- どんな視点で描かれているか
- 読み手にどう思わせたいか
- 映像を想像させる描写力があるか
これらのポイントはキャッチコピーの考え方と共通している部分も多く、エッセイやコラムを書くとコピーライティングの力も身に付くわけです。

余談ですが、キャッチコピーの大喜利(おおぎり)的な面白さについて
キャッチコピーと大喜利は、頭の使い方が似ていてですね。
大喜利とは、大喜利のお題に対し意外性のある面白い回答をして観客を楽しませるお笑いの演芸です。
ぼくは過去に吉本興業でお笑い芸人をしていたので、大喜利をよくしていました。
ぼくがキャッチコピーを学び始めたきっかけは、大喜利みたいで面白そうという軽はずみな好奇心からでした。
実はプロのコピーライターの方でも、キャッチコピーの訓練に大喜利をしている方は結構います。
キャッチコピーを考える時の頭の使い方と大喜利の頭の使い方が似ているからです。発想を飛躍させてアイデアを形にしていくプロセスはキャッチコピーも大喜利もほとんど一緒だと思います。
大喜利をするようにキャッチコピーを考えると、コピーライティングがより楽しく学べますよ!
キャッチコピーはあなたの心を豊かにする
最後に、
キャッチコピーは人の心を動かす技術です。
視点を変えれば、
キャッチコピーは人の心を考える技術でもあります。
つまり、相手に対して「どんな言葉を掛けたら喜んでもらえるか」を考えること。
対照となるモノやサービス・企業・コト・人などの、いい面にスポットライトを当てて人に伝えることが大切です。
コピーライティングで豊かさを見つける目線を磨くことは、心の豊かさを生み出すことにつながります。
いい言葉を使えば人は豊かな心を手に入れることができます。逆によくない言葉を使えばネガティブな思考になりそれは行動となって人生に暗い影を落とす火種になるかもしれません。
コピーライティングで言葉の知識や技術を身につけておけば、それがいい言葉かよくない言葉かの判断ができるようになります。
商品やサービスを売るためにコピーライティングを学ぶのもいいですが、人生をより豊かにするためにコピーライティングを学ぶこともとても有意義だと思います。
あなたがもし、この記事を読んでキャッチコピー興味を持ったなら、
これからもぼくと一緒にキャッチコピーを学んでいきませんか?
最後までお読みいただき、
ありがとうございました。