エッセイや日記の有料noteが売れるまでに考えたこと・試したこと
ぼくはブログ運営をしながらnoteにも記事を投稿しています。
ブログとはテーマを変えて、目的や目標もまったく違ったことで運営をしています。
noteで記事を投稿する目標のひとつに「有料noteの販売」があります。noteは、投稿した記事に自分で値段をつけて販売することができるんです。
ぼくは今までに、有料noteを数記事購入いただきました。
「いつか有料noteを販売してみたい」
「有料noteを販売しているけどまったく売れない」
きっとあなたも、そんなふうに考えているはず。
でも、
「どんな記事が売れるのか」
「売れるまでにどうすればいいのか」
と、いろいろ悩んでいるのではないでしょうか。
そこで今回は、ぼくが有料noteを販売するまでに考えたことや講じてきた施策を包み隠さず書いてみようと思います。
有料noteを買って下さった読者の方から「ためになりました」とか「面白かったです」って感想をもらったとき、ぼくは仕事では味わえない感動が込み上げてきました。
そして、noteを書く楽しみをもらいました。
誰が何を書いているかがわかる有料noteを書く
あなたは有料noteを買ったことがありますか?
もしくは、どんな人の有料noteを買いますか?
このふたつの問いが、有料noteを買ってもらう答えだと思っています。
本屋で売っている本と有料noteの販売は一緒
有料noteと書店に並んでいる本は、一緒だと思っています。
本屋で本を買う時、あなたは何を基準に本を選びますか。
表紙ですか?帯の言葉ですか?なんとなくですか。
本屋に行くときは、なにかしら知りたいことがあって知識や情報を求めて本を探しにいきますよね。
noteも根本的にはまったく同じだと思っています。要するに、インターネット上のnote巨大な書店であって、クリエイターそれぞれが作家であり著者なのです。
書店で本を買う時、お目当ての作家を探しにいったり、雑誌コーナーや文芸コーナーなどの区画を探しにいきますよね。タイトルを見て、背表紙や作家の経歴やあとがきを見て購入を決めると思います。
これをnoteに置き換えて考えてみると。
クリエイターの名前はテーマがわかりいほうがいいですし、説明文に実績や経歴を載せておいたほうが選ばれやすいですよね。記事のタイトルも「何について・どういうことが書いているか・何が得られるか」を明確にしておいた方が、選ぶ側にとって親切だと思います。
記事の内容はもちろん大事なのですが、まずは選ばれるための姿勢が大事だと思っています。
芸能人の裏側を知りたいファンの心理
けれど選ばれる工夫をしただけでは、記事を手に取ってもらえません。
ぼくやあなたが芸能人やタレント、何かの研究職やアナリスト、社会的信頼のおける地位にいない場合、読者は興味をもってくれません。
それこそ芸能人であれば「きょうはドコドコ行って〇〇を食べてきました」みたいな、日記に近い内容だったとしても、お金を出して記事を購入する人はいるでしょう。
それは、その芸能人の日常を知りたいファンがいるからです。ファンの方はその日常に価値を感じているからです。
誰だかかわからない人の日記やエッセイみたいな有料noteは買ってもらえない
さぁ。これがインターネット上やnote上でしか知らない。
どこに住んでいてどんな顔をしてどんな声でどんな人生を歩んできた人の、日記やエッセイを読みたいと思うでしょうか。
申し訳ないですが、ぼくは買いません。たとえ最安値の100円であってもいらないです。「しらんがな」なのです。買う理由がないのです。
でも書き手になると「日記やエッセイを売ってみたい!」となるわけです。これが書き手と購入者との深い溝を生みます。
まず、このことを深く理解する必要があります。深く胸に刻む必要があります。
それでも日記やエッセイを売りたい
であれば、
公募で実績を作るなどして、誰が見ても納得する・証明できることを引っ下げるしかないと思っています。
人間の心理として人は「賞」とか「推薦」とか、他人が認めていることに弱いからです。
「業界歴20年」みたいな、自分で自分の評価をしていることに関しては、少し説得力に欠けるかなと思っています。自己評価ではなく、他人からの評価が大切だと思います。
とはいえエッセイや日記の有料noteを販売したい
さて、ここからが本題です。
それでも、日記やエッセイを書くためにnoteを選択してnoteに文章を書いているという人も少なくないはず。
実はぼくもそのひとりです。
ぼくはブログではノウハウや知識を書くようにしていますが、日記やエッセイを書きたいからnoteを書くようになりました。
するとやっぱり、エッセイや日記を買ってもらいたいと思うわけです。
無料noteを利用する
毎日noteを更新することにしました。
有料noteを買ってもらうために、無料noteを更新することにしたんです。
この人はどんな人間か、この人はどんなことを書くのか。とにかく人間性を知ってもらわなければ、この人の日記やエッセイを読みたいと思ってもらえないだろうと思ったのです。
無料noteを毎日更新して信頼関係をつくる
たとえば、有料noteしか投稿しないクリエイターとか、投稿期間が空いてしまっているとか。そんな人のnoteを買おうと思いますか?
なんか、商売っけが全面に出ていて買う気にならないです。ぼくは。
なのでぼくは、無料noteで読者との信頼関係を作ることを意識しました。毎日noteを書いていると、少なからず読んでくだる方も増えていきます。つまりフォロワーさんが増えてくるということです。
フォロワーさんに向けて記事を書く
有料記事を買ってくださる確率が高いのは、やはりフォロワーさんです。
ぼくが販売した記事のほとんどは、フォロワーさ購入してくださいました。
なので、noteの有料記事は基本的にフォロワーさんに向けて書くようにしています。
欲張って多くの方に買ってもらいたいと思っても、結果的に誰にも売れないってことになるので。
大切のはまず、ひとりの人に買ってもらうことです。
有料noteの値段って?いくらがいいの?
文庫本が500円程度で買えるのです。
文庫本は10万文字ぐらい。しかも芥川賞や直木賞を獲った作家さんが書いているのです。
あなたのnoteは何文字ですか?
実績はありますか?いくらで売ろうと思っていますか?
100円でもあなたのnoteは高いかもしれない
noteで設定できる最低価格は100円です。
ぼくは100円に設定しています。それでも高いかもしれないのです。
どれだけ一生懸命書こうが、1万文字の文字数だろうが。価値を感じられないことに対しては100円でも高いのです。
たとえば、有料部分に宝くじの当選番号が書いてあるとします。
2行でも、1億円の価値があるでしょう。
しかし、あなたの何気ない日常は、たとえ10万文字かいてあったとしても100円で買ってもらえないのです。
だからまず、100円から始めることをお勧めします。
「がんばって書いたから、500円くらいにしておこう」って考えるよりも「まずは100円でひとりでもいいから売ってみよう」と考えるほうがいいです。
買ってもらった経験を増やしていく
すると次第に販売履歴が溜まっていきます。
その実績をわかりやすく提示するなどして、徐々に値段を調整してくほうがいいでしょう。
ぼくはその方法でマガジンにまとめたり、値段を上げたりしています。もちろん内容も精査し直して、読んでもらった方に楽しんでもらえるように努力します。
知識や情報に自信があるなら高価格帯でも売れる可能性がある
ただ、「〇〇の方法」とか「〇〇の裏ばなし」とか、そうしたここでしか得られないノウハウや情報を書いている場合。
情報に希少性や限定性があって、差別化された価値があると自信があるなら高価格に設定してもいいと思います。
数を売るのではなく、価値を売るほうに意識を向けるということです。
つまり書いている内容によって、自分で価格を決めていかなくてはいけないのです。
有料noteを売る楽しさ
記事を販売する目的は色々あります。
単純にお小遣いを稼ぎたい。副収入を得たい。クリエイターとして活動していきたいなど、様々あると思います。
でも、決してお金を稼ぐことだけが楽しさではないと思っています。
ぼくはやっぱり、自分書いた文章に自分で値段をつけることが楽しいのです。
どうしたらもっといろんなにかってもらえるだろうか。
値段を高くしてみても売れるだろうか。
そんなことを考えて、試行錯誤している時が楽しいのです。
そして、読者の方から感想をいただくことも、今まで感じたことのない感動をもらいましたし、人生の学びにもなっています。
創作の楽しさをより味わうために、ぜひ有料noteにチャレンジしてみてください。