【独学で身につく】Webライティング初心者が身につけておきたい知識・技術・書き方とは
簡単にはじめられる副業として、たびたび目にするWebライティング。
「自分の今までの経験を活かしやすく、誰でも簡単に稼げます!」「初月で5万円達成しました!」SNSでよく、こんな投稿をよく見かけます。
「いやいや、ウソでしょ。そんな簡単に仕事もらえないし、1円だって稼ぐの難しいじゃないの」
そう思って、あなたはこの記事をクリックしているかも知れませんね。
正直なところ、Webライティングを副業にするまでには、それなりに時間を投下し、技術を身につける必要があります。
ただ「文章が書ける」「専門知識・分野がある」それだけでWebライティングはできません。Webライティング独自の知識と技術を習得しなくては、クライアントから受注をもらうことは難しいでしょう。
なぜ、そう断言できるのか。何を隠そう、僕は元Webエンジニア、Webライティングの案件を実際にしていた経験がるからです。
Googleなどの検索エンジンに対して適切な文章、いわゆるコンテンツを書かなければいけません。つまり、SEOライティングを身に付けなければ、副業としてお金を稼ぐことが難しいのです。
Webライティングは、イコール、SEOライティングです。
この記事では、SEOライティング初心者の方に向けて、Webエンジニアの視点を交えた知識と技術をご紹介していきます。この記事を読み終えてから、案件の応募にチャレンジしてみてくださいね。
初心者が覚えるべきWebライティングの基本
Webライティングは、普通のライティングとなにが違うのでしょうか。
この違いがわかれば、Webライティングの5割を理解したといっていいでしょう。具体的に解説していきますね。
Webライティングは検索エンジンに向けて書く文章
大前提として、Webページのライティングがどのようにして読み手に届くのかを理解しておく必要があります。
Webページは基本的に、読み手がGoogleなどの検索エンジン、いわゆるブラウザの検索窓にキーワードを入力して辿り着きます。整理すると以下のように、あなたのページに行き着くのです。
- 読み手がブラウザでキーワード検索
- 検索結果のページに、読み手にとって有用なページが表示される
- 読み手はタイトルを見て自分に必要なページをクリックする
この検索エンジンに表示されるために、Webライティングの知識や技術が必要になってくるのです。
SEOライティングって聞いたことありませんか?SEO(Search Engine Optimization)は「検索エンジン最適化」という意味で、検索エンジンに認識されやすい文章の書き方が求められます。
HTMLの基本をおさえてWebライティング初心者を脱却しよう
Webページは、読み手に情報が伝わりやすく、読みやすくするために整形・装飾されています。
<h1>大見出しタグ</h1>
<p>文章が入ります。</p>
<h2>小見出しタグ</h2>
<p>文章が入ります。</p>
<h3>見出しタグ</h3>
<p>文章が入ります。</p>
<h1>のような記述をHTMLと言います。
このHTMLタグをWebブラウザが認識し、読みやすい表現に変換したものがページとして表示されているのです。
Webライティングでは、このHTMLタグの使い方が重要になってきます。適切な見出しタグやタイトルを設定することにより、検索エンジンは検索結果に、読み手にとって有益なコンテンツを表示できるのです。
Webライティングの基本まとめ
- 検索エンジンに書く文章(SEOライティング)
- HTMLタグを意識した文章がWebライティング
この2点を意識せず文章を書いてしまうと思うような結果にならないので、特に注意してWebライティングをしていく必要があります。
Webライティングの書き方
ここからは、Webライティングの具体的な書き方について解説していきます。すこし専門的な用語も出てきますが、全体像をざっくりとでも把握しておきましょう。
検索キーワードからタイトル・見出し・内容を決める
検索キーワードとは、Googleなどの検索エンジンの検索窓に入力す単語のことです。
この記事でいえば「Webライティング」「初心者」となります。
Webライティングは、検索キーワードに沿ったコンテンツを書いていきましょう。というのは、検索ユーザー(検索で情報を求めている人)は、検索キーワードに関連した情報を求めているからです。
検索ユーザーは、検索キーワードと関連のない情報は読んでくれません。特にWebサイトやWebページは画面のスクロールやクリックなどで読み飛ばしが簡単にできるので、注意しなくてはいけないのです。
このことを「ユーザーの検索意図」といったりします。後ほど詳しく解説します。
検索キーワードに関連するHTMLタグ
では、上記に関連するHTMLタグを紹介していきますね。
<title>ページのタイトル</title>
<title>は、Webライティングで一番重要なHTMLタグです。Webページのタイトルを設定する役割があります。必ず検索キーワードを含めるようにしましょう。
検索エンジンは、この<title>タグを収集し、自動で保存していきます。専門的には「クローラー」と呼ばれる機能で自動収集・保存され、いつでも取り出せる状態にしているわけです。本棚に整頓されていくイメージをもつとわかりやすいと思います。
検索結果に表示される文章でもあるので、クリックされやすいキャッチコピーを作りましょう。
https://hisashi-media.com/catch-copy/<meta name=”description” content=”本文の説明文を書く”>
ページの概要を記載するHMTLタグです。ディスクリプションと読みます。
ディスクリプションにも検索キーワードを含めましょう。ディスクリプションは、検索結果の説明文に表示されるので、クリックに直接影響します。
検索ユーザーがクリックしてみたくなるような、文章を書くことが大切です。
<h1>〜<h6> 見出しタグ
本文の見出しを設定するHTMLタグです。見出しタグは<h1>〜<h6>までの6種類あり、<h1>が大見出死になり、数字が大きくなるにつれて小見出しになっていきます。
<h1>大見出し ページに一箇所設定</h1>
<h2>見出し 各ブロックに設定する</h2>
<h3>見出しに対しての小見出し</h3>
<h4>小見出し</h4>
<h5>小見出し</h5>
<h6>小見出し</h6>
見出しタグは、大見出しから順番に使用しましょう。このルールを守らずに、大見出しばかり多用すると、検索エンジンはあなたのページを適切に評価できなくなります。
<p></p> 本文を記載するタグ
<p>タグは、パラグラフ(段落)を意味するHTMLタグです。基本的に本文は<p>タグでくくった中に書いていきます。
Webライティングで必要なHTMLタグのまとめ
では、ここまでのHTMLタグをまとめておきましょう。
<html>
<head>
<title>ページのタイトルを書く</title>
<meta name="description" content="本文の説明文を書く">
</head>
<body>
<h1>大見出し ページに一箇所設定</h1>
<h2>見出し</h2>
<p>文章を書いていきます。</p>
<h3>小見出し</h3>
<p>文章を書いていきます。</p>
<h4>小見出し</h4>
<p>文章を書いていきます。</p>
<h5>小見出し</h5>
<p>文章を書いていきます。</p>
<h6>小見出し</h6>
<p>文章を書いていきます。</p>
</body>
</html>
※解説していないHTMLタグは気にしないでください。HTMLの作法に関するものです。
見出しタグは<h1>から<h3>までを使うことがほとんどです。それ以降の見出しタグまで使うような文章は、説明が細かくなりすぎて読みづらい文章になっていく傾向にあるからです。
もちろんこれ以外ににもHTMLのタグはありますが、Webライティングにおいてとくに重要なものだけに絞ってご紹介しました。
検索意図を考えたWebライティング
HTMLのタグを意識して文章を書けば、Webライティングとして正しいかといえば、そうではありません。
HTMLに関する技術は、あくまでWebライティングの作法でしかありません。
いちばん大切なことは、検索ユーザーが知りたい情報を書くことです。
検索意図とは
検索ユーザーは、自分が求めている情報に関連したキーワードを検索窓に入力してWebページを探します。
このページの検索キーワードは「Webライティング」「初心者」です。僕は、この検索キーワードに沿った、検索ユーザーが知りたい情報を書いています。
このように検索ユーザーが知りたい情報を考えてコンテンツを構成することを、検索意図を考えたWebライティングといいます。
検索意図を無視したコンテンツを書かないようにしよう
検索意図を考えてWebライティングをしなかった場合、どうなるでしょうか。
たとえばこの記事を見ているあなたは、Webライティングに関する初歩的な情報を知りたいはずです。
その検索意図に対し、HTMLの詳しい説明やプログラミング技術を説明しているとどうでしょう。
きっと「自分には必要のない情報だな」と、ペつのページに移動してしまうと思います。
Webページの特性として、ユーザーは簡単に別のページに移動でき、必要のない情報を遮断できることが挙げられます。
あなたのページがそうならないように、検索意図、つまりユーザーを意識した文章やコンテンツをつくっていく必要があるわけです。
検索意図を決めるキーワードの選定
Webライティングをする上で、検索キーワードを決めることはとても重要です。検索キーワードを決めるために、Googleっが提供している「キーワードプランナー」を使いましょう。
キーワードプランナーは、Googleのアカウントがあれば使用でき、検索キーワードの調査を手助けしてくれます。
注目すべき項目をいくつかご紹介します。
検索ボリューム
ユーザーが対象のキーワードで、月間にどのくらい検索しているかを予測した数値です。検索ボリュームが高ければ高いほど、あなたのページが見られる数も多くなります。
検索の競合性
狙っている検索キーワードで、検索結果の上位を取ることが難しい場合、競合性は高くなります。それだけ、同じ検索キーワードでWebコンテンツを作っている人が多い証拠です。
SEOの世界では、検索1ページ目に入らなければ、あなたのページはほとんど見られることはありません。検索ユーザーは検索上位のページから順にWebページを閲覧していくからです。
検索上位に表示するためにも、検索キーワードを意識したWebコンテンツに仕上げる必要があるのです。
Webライティングの基本的な文章構成
ここまでのWebライティングの専門的な技術や知識をふまえて、ユーザーにとって有益な情報を読みやすい文章に仕上げる必要があります。
魅力的なタイトルに仕上げるキャッチコピーの考え方
ユーザーは検索結果のタイトルを見て、読むかどうかを判断します。検索キーワードを含んだ魅力的なタイトルを考えましょう。
https://hisashi-media.com/catch-copy/読み手を惹きつけるセールスライティング
Webライティングの目的は、最後まで読まれるコンテンツに仕上げることです。闇雲に文章を書くのではなく、ユーザーの視点に立って、ユーザーの感情を動かす文章にしなくては最後まで読んでもらえません。
セールスライティングの型に沿って文章を構成することで、無理なくコンテンツを作ることができます。
https://hisashi-media.com/sales-writing/Webライティングで使えるテクニック
ここでは、僕がWebライティングするときに使うテクニックや方法を紹介していきます。
情報を整理する思考法
- 何を書いたらいいか分からない
- 書きたいことがたくさんあって選べない
- 自分にしか書けない情報を見つけたい
思考を整理するために「マインドマップ」を使って情報を整理すると効率的です。
https://hisashi-media.com/copy-learn/mind-map/情報収集を加速させる「フォトリーディング」
Webライティングをするためには、情報収集や取材などでネタを集めることは欠かせません。ネタを考えている間は、何も生んでない状態なので、できるだけ効率的に短時間で多くの情報をまとめておきたいですよね。
「フォトリーディング」で読書のスピードを上げることがおすすめです。
ひと記事、3,000〜5,000文字が目安
文章は短くても、長くても適切なボリュームではないように思います。
ぼくが目安にしている文字数は「3,000〜5,000文字」です。
ひとつのテーマを完結させようとすると、3,000文字は必要になり、5,000文字を超えると長すぎてユーザーが疲れてしまうのでと思います。また、長い文章はテーマから外れた内容も書いてしまう原因にもなります。
いずれにしても、ユーザーが「この記事のおかげで助かった」そう思ってもらえるように、検索意図を満たしているコンテンツが書けているかどうかを、指標にしましょう。
Googleアナリティクスでアクセス解析をする
Webライティングはインターネットに公開してからがスタートです。
- どのくらいの人に読まれているか
- 検索順位は何位か
- 成果を生んでいるページになっているか
これらを検証し、改善を加えて運用していかなくてはいけません。その判断基準を作るためにアクセス解析を導入します。
Googleアナリティクスの分析結果を見て、運用を進めていきましょう。
Webライティングを副業にしてみよう
ここまで読んでいただいてありがとうございます。
今回紹介した知識はWebライティングの基本的な内容です。ですが、これらの基本的な内容を理解していれば、Webライティングを副業として始められるスタートラインに立ったと言えると思います。
実際に、クラウドソーシングでWebライティングの案件を見てみると、上記のような専門用語は当たり前のように登場するため、覚えておいて損はないでしょう。
もし、あなたに専門的な知識や経験があるなら、Webライティングに挑戦しない手はありません。

自分の可能性を広げてみてはいかがでしょうか。
この記事が、あなたのお役に立てれば嬉しいです。