エッセイの公募に応募して賞を受賞し書くことを仕事にする
エッセイストになるには、どうしたらいいのだろう。
文章を書く仕事をするには、どんな方法があるだろう。
ぼくも書くことが好きで、書くことを仕事にしたいと思っている人間です。
こんにちは、のざき寿(ひさし)といいます。元芸人です。
当サイトに来てくださり、ありがとうございます!ゆっくり見ていってくださいね!
実は書く仕事って、世の中にたくさんあります。
- 企業の広報・PR
- Webメディアのライター
- SNSの運用
これらはビジネス的な文章力を求められる、書く仕事です。
たしかに文章を書く仕事ではあるけれど、
でも、あなたが書きたい文章はおそらく、小説的な文学的な文章ではないでしょうか。
エッセイやコラムといった読み物を書く仕事ですよね。
ぼくもそういった文章を書く方が好きです。
ただ、コラムやエッセイの執筆を仕事にしようとすると、タレントや芸能人・文化人しかかけないのではないかと思ってしまいます。
いやいや、そんなことはありません。
ぼくは公募という方法でエッセイを書いて収入を得ました。
この記事では、エッセイの公募で収入を得たぼくの実体験をもとに、エッセイストとして仕事をしていく方法について紹介していきたいと思います。
公募の実績については、以下の記事を見てみてください。
エッセイの執筆を仕事にしようと考えるまえに
自分の好きなことだけを書いていきたい。
そのことを仕事にしたい。
はやる気持ちはわかります。
でも、そもそも今まで文章を書いてきていない人がいきなり文章を書いたとして、誰が読んでくれるのでしょうか。
書く仕事に大切な考え方としてぼくが思うのは、
読者の存在を忘れてはいけないということです。
ブログにも読者がいる
たとえばこのブログにも読者がいます。
そしてぼくは、読者を意識しながら文章を書いています。つまり読者の存在がいてはじめて、このブログは完成するのです。
エッセイも読者を意識して書かなくてはいけない
自分の好きなことを書きたいから、エッセイストになりたい。
そう思って自分の好きなように、自分の興味のあることだけをエッセイに書いていくとします。
はたして、そのエッセイは読まれるでしょうか。おそらくその文章は、あなたの個人的な日記に近い文章になっている可能性が高いように思います。
芸能人やタレントなら日記でもいいでしょう。文章の内容や質に関係なく、読者は有名人の日常を知りたいからです。
あなたは、有名人ですか?
もし、世の中から見て特別な存在を提示できないとしたら、読者が知りたいであろうこと、読者の感情に触れるテーマを探さなくてはなりません。
自分の中の肩書きを探してみる
じゃあ、一般人はエッセイストにはなれないのか。
いえいえ、そんなことはありません。
あなたが今まで生きてきて経験してきたこと。体験してきたこと。仕事や資格、これからの未来であなたの「肩書き」を見つけてみてください。
たとえば、ぼくであれば「お笑い芸人」「介護職員」「Webエンジニア」「独身(現時点で)」などの肩書きや人に自己紹介できることがあります。
読者は、何が書いてあるかを意識して文章を読みますが、誰が書いているのかも意識しているからです。
なにか希少な肩書きがあれば、それはあなたの独自性になり読者を惹きつけます。
どうでしょう?特別な人のエッセイなら読みたいと思いませんか?
そもそも文章自体を書き慣れているか
ぼくの勝手な印象ですが、ビジネス的な文章にくらべ、エッセイのほうが文章力は必要だと感じています。
ビジネスの文章が書きやすい理由に、
- 文章の型が当てはまりやすい
- 言い回しや比喩表現がいらない
- 箇条書きなどでまとめられる
これは個人差があるとは思いますが、ビジネス的な文章のほうが文章のテクニックも盗みやすく簡単なイメージを持っています。
一方で、エッセイやコラムは文章の型があるわけではありません。語彙や言い回し、比喩表現などを駆使して、文章自体の面白さを追求していく側面があります。さらにストーリー性や展開・オチもきにしなくてはいけません。
もしあなたが文章を書き慣れていないとしたら、まずはビジネス的な文章で文章力を磨いてみてはいかがでしょうか。
ブログでエッセイを書いて公募の練習をしよう
そこでお勧めしたいのが、個人のブログを立ち上げることです。
まずは読者をイメージした文章が書けるように、訓練していくことはいかがでしょうか。
個人ブログで書く習慣を身につけよう
まずは毎日書く習慣を身につけることが大切です。
エッセイを書くにあたって重要になってくることがあります。
それは「ネタを探し」です。
エッセイの締切が近いのに、前日になってもまだ何も書きたいことが浮かんでいない。
これほど危機を感じることはありません。
普段からブログで日記を書いておくことによって、ネタに困ったときの引き出しになります。もちろん文章力の向上にも繋がります。
個人ブログの立ち上げに関しては、次の記事を参考にしてみてください。
企業の記事を書いてみる
クラウドソーシングの検索サイトなどで、広報やPRなどの記事作成の案件があります。
企業のプレスリリースの記事は、必然的に顧客に向かって書かなくてはいけないので、読者を意識せざるおえません。
状況説明や伝えたいことを端的にまとめる技術は、エッセイの文章力も押し上げてくれるはずです。
noteで日記を書いてみる
個人的なエッセイを掲載できるプラットフォームがあります。
noteは、テキストコンテンツを中心としたクリエイターのためのサービスです。アカウントを作るだけで、無料で簡単にエッセイを書くことができます。
noteには、エッセイのほかにコラムや小説を書いている方が多くいるので、練習の場としてちょうどいいですし、有料記事にして販売することもできます。
noteに関しては、以下の記事を参考にしてみてください。
とにかく毎日エッセイ・文章を書く
気が向いたときだけ書くようだと、文章力は上がっていかないような気がします。
毎日書く習慣をつけましょう。
メモするでも構いません。メモアプリに入力するだけでも構いません。
その日に起こった出来事で、自分の感情の動きがあったことを記録として残しておくことが、あなたのエッセイを豊かにしてくれます。
習慣化については、以下の記事を参考にしてみてください。
公募に応募してエッセイを仕事にしよう
さて、ここから本題です。
ぼくがエッセイの公募で賞を受賞した話を例に、エッセイを仕事にする方法を考えていきたいと思います。
エッセイの公募に応募して実績をつくろう
とにかくエッセイの公募・コンテストに応募して実績を作りましょう。
エッセイの仕事を依頼する側になってみてください。クライアントは何を指標に、ぼくやあなたにエッセイの仕事を依頼するでしょうか。
もちろん文章力は大切でしょう。でも、いちばん重要なのは実績だと思います。
- 〇〇のコンテストで賞を受賞した。
- 得意なジャンルがあり、コンテストに何度も挑戦している
自分の文章が他人に評価されるものであれば、依頼する方も安心してエッセイを頼めるのではないでしょうか。
賞金を獲得できれば立派な収入になります。実績を積めば、エッセイスト・コラムニスト・作家への道が開けるかもしれませんよ。
noteでエッセイを書こう
公募に挑戦したとしても、簡単に賞をもらったり実績をあげたりできるわけではありません。もちろん同じように実績を狙っているライバルもたくさんいます。
そこでぼくは、noteでエッセイを書くことにしました。公募があるときだけエッセイや文章を書いているだけでは、実力が磨けないと思ったからです。
ぼくは介護職員として働いているので、介護をテーマにエッセイを書いています。
有料記事を販売しよう
noteには、記事を有料記事にして販売できる機能があります。あなたの書いたエッセイはもしかしたら「お金を払ってでも読みたい!」という人がいるかもしれません。
noteであなたのエッセイのファンをつくっておこう
もしあなたがエッセイ集を出版するとなったとき、noteでフォロワーを増やしておけば強力なサポーターになってくれるでしょう。
とにかくエッセイを書いて公募に挑戦し続けることが、未来を切り開いていくことになるとぼくは信じています。
エッセイになにを書けばいいのか迷ったとき、この本をいつも読み直して「自分が読みたいことを書けばいいんだ!」と思い直します。
公募エッセイに必要な文章力の上げ方
エッセイの公募で実績をつくるには、それなりに文章力が必要になってきます。
ぼくが文章力を磨くためにしている勉強法を、いくつか紹介したいと思います。
エッセイを他人に評価してもらう
文章力を磨く一番の方法は、他人に読んでもらうことだと思っています。
というのは、他人に読んでもらうことを前提に書いていると、いろんなことに意識や注意を払うようになるからです。
- 何が言いたい文章なのか
- 分かりやすい文章になっているか
- 誤字脱字はないか
- 最後まで読んでもらえるか
- 文法はおかしくないか
まだまだいっぱいありますが、自分だけの視点で書いていると自分の好きに書いてしまい、こういったことに注意を払わないようになってしまいます。
公募やnoteなどで、自分の文章をどんどん晒していきましょう。
小説を読んで語彙や比喩表現を増やす
書くことの質を上げるには、読むことは欠かせません。つまりアウトプットの質を上げるためにインプットの質と量が必要だということです。
ですが、闇雲に小説を読んでいても文章力は上がらないようにぼくは思います。読み方があると思っています。
- 比喩表現に着目する
- 文末表現に着目する
- 改行・句読点などの着目する
- 新しい語彙をインストールする
ぼくは、これらのことに意識を向けて小説を読んでいます。芥川賞作家などの純文学系の作品がおすすめです。文章表現が多彩だからです。
自分では推敲が難しいという方は、文章を自動でチェックしてくれるツールを使うといいですよ。効率化にもなります。
映画を見て構成を学ぶ
映画ではストーリーの展開を勉強します。映画は観客を飽きさせないように、2時間の中で展開を作っていきます。
たとえば、結末から見せるような展開や回想シーンから始まるようなエッセイもおもしろいですよね。
ぼくは映画を見て、構成や展開のアイデアを考えることにしています。
感情表現を豊かにするためにメモをとる
ぼくがおもしろいと思うエッセイは、書き手や主人公の感情の描写が細やかな文章です。
ある出来事に対して、
- 書き手は何を感じたのか
- 何に気付いたのか
- どうしようと思ったのか
これらの感情表現や心の描写・表現力が豊かなエッセイが、読者を惹きつけるのではないでしょうか。
なのでぼくは普段から、自分の感情が動いた瞬間をメモするようにしています。
文字数制限のあるコンテンツで訓練する
エッセイの公募は大抵いくつかの応募規定があります。そのひとつに文字数制限があります。
文章力は、文字数に制限のある中で書くと磨かれると思っています。
ぼくがはじめてエッセイの公募に応募したときのことです。文字数制限2,800文字の応募規定の公募でした。
書きたいことを詰め込んだ結果、5,000文字をゆうに超えてしまい、文章を削ることに苦労した経験があります。文章を削るために色々な工夫をしました。
- 意味が通らなくなる添削はしない
- テーマから外れているところは削る
- 言い回し・表現を変え、一文字でも削る
添削・修正を繰り返し、完成した文章はかなり読みやすくコンパクトになりました。
文字数に制限があるとダラダラと書いてしまうことがなくなります。ぼくは文字数制限のあるSNSなどを利用して、普段から文章をコンパクトに書く練習をしています。
この本に、文章の取材・執筆・推敲の基本が詰まっています。文章を書く人なら読んでおいて損はないと思います。
公募に応募してエッセイで人生を切り開こう
エッセイの公募に応募してみようかな。
少しでもそう思って頂けたのならこの記事をかいた意味があります。
ただこの記事を書いた意味は、エッセイの公募を紹介したいということではなく。
一緒にエッセイの公募にチャレンジしませんか?
と、あなたに呼びかけて、仲間になって欲しいだけなのです。
ぼくも文章を書くことが好きです。しかしどのようにして文章で収入を得ていくか、悩んでもいます。
ひとりで挑戦するのは心細いですが、
あなたもエッセイ公募の仲間になってくれたなら心強いです。
最後まで読んで頂いて、ありがとうございました。