コピーライティングの勉強にツイッター(Twitter)は相性がいい
ツイッターは、コピーライティングで大切な「ものごとを短い言葉で伝える能力」が磨けます。
ツイッターのタイムラインで、フォロワーの共感を得る文章や、課題や悩みの解決につながる「つぶやき」ができる人は、コピーライターに向いているでしょう。
こんにちは、寿(ひさし)と言います。
あなたがコピーライターを目指していたり、キャッチコピーの賞を目標にしているなら、ツイッターを活用しない理由がありません。
僕は2020年に、宣伝会議さんが主催する「コピーライター養成講座」に通いました。講師の現役コピーライターさんもツイッターを活用されています。
https://hisashi-media.com/copy-learn/basics-learning/
ツイッターの文字数制限はコピーライティングの練習に向いている
ツイッターのつぶやきもコピーライティングも、簡潔な文章や短い言葉で読み手の興味を惹かなければなりません。
ツイッターのつぶやきは、140文字の文字数制限があります。結論や内容を簡潔にわかりやすく伝える必要があり、文章の構成を考えなければフォロワーの反応は得られません。
一方、コピーライティングも11文字〜13文字前後が、内容が伝わりやすい文字数と言われています。広告は瞬間的に人の心を動かす必要があるため、長い文章は向いていないのです。
どちらも文字数の制限のある中で内容や表現を考える必要があります。無駄な情報や言葉を精査し、言葉を選んで添削し、推敲しなくてはいけません。
ツイッターは、コピーライティングの「切り口」「構成」「添削」の技術を磨ける最適なツールなのです。
ツイッターは「いいね」「リプライ」「リツイート」で反響がわかる
ツイッターは、フォロワーのリアクションで自分の書いた文章の反響がわかります。また、自分のつぶやきが拡散されれば、広告認知の仕組みも理解が深まります。
ツイッターの「いいね」から共感を学ぶ
つぶやき投稿した文章に多くの「いいね」「リプライ」「リツイート」つけば、それだけ他人の共感を得たこと、つまり、人の心に届いた文章表現と言えます。
他人の反応を知れることが、ツイッターを使う最大のメリットなんです。
また、フォロワーが増えれば、発信する影響力を身につきます。拡散力も身につくので、広告業界で活躍したい人は、ツイッターは重要なツール・スキルと言っていいでしょう。
キャッチコピーは反応を知ることが難しい
コピーライティングを勉強する上で難しいことは、自分の書いたキャッチコピーの反応・反響、感想が確認しにくいことです。基本的にキャッチコピーは、世の中に広告として発信されてから人の反応を知ります。
また、キャッチコピーは広告宣伝物のひとつの要素にすぎません。たとえば新聞広告では、キャッチコピーの他に写真やイラストなどのグラフィック表現も加わります。他の要素と複合的な効果測定になるので、キャッチコピー単体の反響を知ることは難しいのです。
掲載した広告の効果で商品の売上げが上がったとしても、純粋にキャッチコピーだけの力とは言えません。
そこでツイッターを使って、人の感情を動かすコツや発信・拡散を訓練します。他人・ターゲットの反応を意識し、文章の表現・構成を考えることが、コピーライティングの技術向上には欠かせないのです。
人の心が動くキャッチコピーとは
つぶやく時は、キャッチコピーの原則を意識するといいでしょう。次の要素が含まれるキャッチコピーは、人の心を動かします。
- 新しい価値の発見・再発見
- 新しい気づき
- 納得
- 実感
- 共感
誰に向けてのツイートかを意識する
ツイッターは「誰に向けてつぶやくか」を意識しましょう。
コピーライティングもターゲットを意識することが大切です。「誰に」「何を」「どう伝えるか」を意識してつぶやくことで、言葉の表現力が向上していきます。
ツイッターでコピーライティングを練習する
ツイッターでコピーライティングの練習をする、投稿の具体例を考えてみます。
テーマを決めてツイートする
ツイッターは、テーマを決めてつぶやきましょう。テーマを決めずにつぶやくと、情報が散乱し受け手は迷ってしまいます。
- 自分がすでに知識を持っていること
- 興味のあること
- これから勉強したいこと
などをテーマにするといいでしょう。たとえば僕は、Web制作会社での勤務経験があるので、WebデザイナーやWebエンジニア向けにつぶやくことにしています。
結論(キャッチコピー)を先に書く
書き出しに、結論となるキャッチコピーを書きます。そのあとに、キャッチコピーを補足する形で文章をボディーコピーとして書きましょう。なるべく140文字を使い切るようにします。
- 冒頭にキャッチコピー書き、改行してから補足文を書く
- 改行・句読点に気を使い、見た目を意識する
- ひらがな、漢字を使い分ける
- インプレッション・エンゲージなど、数値を確認する
つぶやきの見た目にも気を使います。視覚的な部分も反応に影響するからです。
手書きでメモ帳に書いてからツイッターでつぶやく
パソコンやスマートフォンで直接つぶやく前に、手書きでノートに書くことをオススメします。ノートに書くという行為は、脳内の情報を整理し、記憶の手助けをしてくれます。事前に、誤字脱字のチェックや内容の精査もしておきましょう。
また、ツイッターは、後々の読み返しがしにくいツールです。ツイッターのつぶやきは時系列で大量の情報が表示されるため、タイムラインを逆上らなくては読み返すことが出来ません。
その点、ノートは読みたい箇所にいつでもアクセスできます。添削もしやすく、ネタ帳として記録に残しておけます。
ツイッター公募でコピーライティングを磨く
ツイッターで、企業が商品やサービスのキャッチコピーを公募していることがあります。積極的に参加して実力を試しましょう。
企業の公式ツイッターを活用
SUNTORYさんが「ほろよい」のキャッチコピーを公募していたので挑戦しました。スマートフォンから手軽に応募できたので、キャッチコピーの練習にはうってつけでした。
https://hisashi-media.com/copy-apply/horoyoi-frequency/企業は、自社の商品やサービス・キャンペーンを、ツイッターなどのSNSを使って拡散することが当たり前になってきました。積極的に公募に参加したり、情報を集めるようにアンテナを貼っておきましょう。
ツイッターの検索機能を使って情報を探す
ツイッターの検索機能を使って公募の情報を探しましょう。検索窓から「キャッチコピー」「公募」のキーワードで検索するとヒットします。
ツイッターでキャッチコピーの勉強している仲間を探す
ツイッターでキャッチコピーを練習している人は大勢います。#(ハッシュタグ)をつけて、キャッチコピーの課題(お題)を投稿してくれる方もいるので、積極的にフォローして、気軽にコピーライティングを勉強しましょう。
「コピーライティングを勉強したい」という、同じ目的で頑張っている人をフォローするとモチベーションが上がります。賞の公募に参加されている方は数多くいらっしゃいますよ。

キャッチコピー関連でフォローしておきたいツイッターアカウント
キャッチコピーを学ぶ上で、フォローしておきたいツイッターアカウントをいくつか紹介します。
コピーライターさんのツイッター
広告代理店の現役コピーライターさんや作家さん・コラムニストなど、文章を生業としている方のツイッターアカウントをフォローして、コピーライティングの勉強に役立てましょう。
- 糸井 重里(@itoi_shigesato)
- 田中泰延(@hironobutnk)
- 中村禎(@baccano21)
- 橋口幸生@コピーライター(@yukio8494)
- 阿部広太郎|超言葉術(@KotaroA)
- 中村圭@天パのコピーライター(@keiokei)
コピーライターの、ものの見方や考え方を学べます。
コピーライティングの情報源になるツイッターアカウント
広告業界のトレンドや動向をキャッチするために、企業や団体などのツイッターアカウントをフォローしておくのもオススメです。
- 「ブレーン」編集部(@sdkg_brain)
- AdverTimes(アドタイ)(@advertimes)
- 株式会社宣伝会議(@sendenkaigi)
- 東京コピーライターズクラブ(TCC)(@tcc_jp)
- コピーライターズクラブ名古屋(@C_C_N)
ツイッターを使えるコピーライターになる
ここまで、コピーライティングの勉強におけるツイッターの活用法を紹介してきました。
コピーライティングにツイッターを使うことには、もうひとつ重要なメリットがあります。
企業は広告戦略で、ツイッターをはじめとしたSNSの活用は必須になりました。コピーライターは、SNSを使いこなし、生活者への認知・反応や反響を呼ぶこともクライアントから要求されます。逆に、ツイッターを使えないコピーライターは、時代に取り残されて行く可能性があるでしょう。
コピーライターがツイッターを使い、コピーライティングでフォロワー数が増えれば、それは言葉の力で人を動かした実績です。ツイッターを通じて出会いが広がる可能性もあります。
コピーライティングの勉強だけが、ツイッターを活用するメリットではないのです。
さぁ、アカウントを開設してみてはいかがですか?
もう一度、ツイッターに向き合ってみませんか?
最後まで読んで頂いて、ありがとうございました。あなたのお役に立てれば幸いです。
https://hisashi-media.com/catch-copy/