大人は日記に何を書く?思考の整理とアイデアをメモしておけば未来は面白くなっていく
ぼくは毎日、ノートに手書きで日記をかいています。
ちょっとしたアイデアをメモしておくとか、思考の整理のために書いています。
大人になって日記の重要性に気づいたのは、つい最近のことです。
そのことに気づいてから。
「もっと前から日記を書いておけばよかった!」
と、後悔しています。
そのとき思いついたアイデアとか、課題に思っていたこと・不安に思っていたことなど。
今まで日記に書いて記録しておけば、今ならもっといいアイデアにできるかもしれないし、今なら解決することができるかもしれない。
くそぉ。もったいない。
「日記には何を書いたらいいのかな」
と考えているなら、
「日記に何を書いたらいいだろうか」っていう日記を書きましょう。
何を書いてもいいんです。
たとえば、今日の夕食のこと。見た映画や読んだ本。面白かった出来事や腹の立ったこと。
なんでもいいんです。
重要なのは「その日のことを記録しておくこと」です。
できれば手書きの日記をおすすめします。それには理由がきちんとあります。
大人の日記として、ぼくは「思考」と「アイデア」を書くことがいいと思います。それにもきちんと理由があります。
この記事では、日記に書く内容や書き方・日記を書くことの効果について解説していきます。
思考とアイデアを書く大人の日記
ぼくは主に、思考の整理と思いついたアイデアを書いています。
仕事に関することがほとんどで、アイデアに関してはとにかく思いついたことはなんでも書くようにして、書き方などはとくにこだわっていません。
翌日読み返してみると、全く使えないアイデアだったりとても人に言えないような考えだったりしますが、それもひっくるめて面白いです。
日記に書いて思考・感情の整理をする
その感じたこと、気づきがあったこと、感情の動きがあったことなどを書き留めています。
出来事ベースのことを日記に書くのではなく、意識や感情に目を向けて書きます。
ぼくの日記はちょっと普通の日記とは違うかもしれません。
「自分を売れ」「見えないものをとらえろ」「概念はなんなのか」
こんなような単語のような文章ばかりです。
これは気づきがあった瞬間、頭に浮かんだ言葉をメモしています。
決まった書き方は決めていませんし、綺麗に書こうとも思っていません。
日記にアイデアをストックしておく
使えるアイデア・使えないアイデアの判断はせず、後日実行したいこと・試してみたいアイデアなどもメモしておきます。
たとえば「ブログ記事の内容」「SNS投稿のネタ」「ブログアクセスを増やすための施策」など、
アイデアを広げたいときはマインドマップをつかう
広がりそうなアイデアは、マインドマップで発想を広げておきます。
マインドマップはある単語から連想されることを、単語で繋いでいくようにして発想を広げていく思考法です。
大喜利をして他のアイデアも探ってみる
メモしたアイデアを大喜利のお題として、他のアイデアがあるかどうかも考えてみます。
大喜利はブレインストーミングに近いですが、おもしろい答えを見つけるのは脳のリラックスもできますし、思いがけないおもしろいアイデアが生まれる時があるのでお勧めです。
ぼくはnoteのアイデアやブログの構成を考えるときに、マインドマップと大喜利をよく使います。
翌日のタスクを日記に書いておく
翌朝から取り組むタスク、今日できなかったタスクを日記に書き出しておきます。
この作業を前日にしておくだけで、翌朝からすぐに仕事や作業に取り掛かれるため、無駄なく1日の時間を使うことができます。
この方法、朝活している人には特にお勧めです。
「次なにしようかなぁ」と考えている時間が多いと、仕事も作業も進みが遅いです。
タスクを消化したら取り消し線を引いていく。1日終えたらまた翌日のタスクを日記に書く。
こうすると夢や目標に近づくスピードが劇的に速くなります。
日記の効果を知ると何を書くか迷わなくなる
日記を書くようになって、ぼくは不安や悩みが少なくなったように思います。
思考や感情を書き出すことをジャーナリング(書く瞑想)といいますが、ジャーナリング以外にも日記にはさまざまな効果があります。
日記の効果を知ると、何を書くか、迷わなくなるんじゃないかなと思います。
ぼくが思う、日記のメリットについても解説したいと思います。
「書く」という行為にはどんな効果があるのか
書書くという行為は、どんな意味・効果があると思いますか。
- 記憶への定着を助けてくれる
- 相手に自分の考えや思いを伝える
- 思考を見える形にする
- 悩みや不安を書き出して頭を整理する・冷静になる
ぼくが「書く」という行為に感じている意味・効果はこのようなことです。
小学校のとき、漢字を覚えるために漢字ドリルをやりましたよね。漢字の書き順を覚えるために同じ漢字を何回も書いたことがあるかと思います。
書くという行為には、脳に記憶させるという働きがあります。
覚えておきたい言葉・格言などは、日記に書いておくといいですよ。
新人コピーライターはキャッチコピーを写経する
少し余談になりますが、広告代理店の新人コピーライターは「コピー年鑑」という辞書みたいな分厚いキャッチコピーの図鑑を、過去の分から最新の分まで見ていくそうです。
そして、自分がいいと思ったキャッチコピーを写経していくそうです。
頭で考えるよりも、書いてキャッチコピーを覚えるのだそうです。もちろん手書きです。
新人のころにそういった努力をしておくと、コピーライターとしてキャリアを積んだあとでも、アイデアの引き出しとして取り出すことができるそうです。
コピーライター養成講座で、プロのコピーライター講師から聞いた話です。
主観の思考を客観視するために日記を書く
ぼくが「書くことに」感じている最大のメリットは「主観の思考を取り出して見える化できる」ことです。
主観の思考を自分から切り離すことで、客観的に思考を見つめることができます。
そうすると、課題や悩み・不安など客観的な目線で「分析・判断・決断」できます。
日記で頭の中の言葉を取り出す
頭の中で繰り返えされている言葉やセリフは、目で見ることはできません。見えないものは主観からは離れてくれません。
そこで、日記に思考を書き出すようにします。すると「ノートに文字」という形で思考を取り出すことができるのです。
文字に書き出した主観的思考は、自分の脳から離れ客観的思考に変わります。思考はその時点であなたのものではなくなります。
思考もアイデアも他人も判断を下せる事柄に変化していきます。
不安や怒り・悲しみ・憤りも日記に書く
日記によって主観的思考が客観的思考に変化するということは、ネガティブな感情も客観視できるということです。
たとえば、職場で腹の立ったことを日記に書くとします。
「上司に嫌味を言われた」と書いたとします。
- 何に対して嫌味をいわれたのか
- 自分はどう思ったのか
- 上司に問題があるのか・自分に問題があるのか
- 今後どう対応しようか
こうして、思考・感情の分析をすることができます。
悩み・不安・怒りに支配されているときは、まずネガティブな感情になる原因を書き出してしまいましょう。
大抵の悩みや不安は頭で考えているだけ終えてしまいます。しかしそのうち忘れるだろうとそのまま放っておくと、また違うタイミングで顔を出してきます。
そのまま状態では、一向に不安や悩みは解決されません。ネガティブな感情はずっと残ったままになってしまっています。
ネガティブな思考・感情は日記に書いてしまいましょう。
日記に思考を記録しておく
日記を毎日書いておけば、5年前に課題に感じていたことや悩んでいたこと・不安に思っていたことを振り返ることができます。
解決していれば成長している証拠になりますし、未だ解決していない悩みや不安なら、もう一度解決策を考える必要があるかもしれません。
こうして自分の成長を記録しておけるのも、日記のいいところです。
日記は手書きで書こう
手書きで書くと、筆跡などにも個性がでます。
筆跡でその時の精神状態がわかったりして、面白いですよ。
やっぱり忙しいときは雑になりますし、
落ち着いているときは綺麗に書かれているんです。
手を動かすことは人間の認知機能にもいい影響を及ぼしますし、字が綺麗になったり漢字が書けなくなったりするなんてことも少なくなります。
データだと、消してしまったり消えてしまったり、紛失してしまったりすることもありますからね。
日記は手書きで書きましょう。
日記を書くことで身につく能力とは
日記に限ったことじゃないですが、
書くことは、仕事に役立つさまざまなスキルが身につきます。
ぼくがいちばん実感しているのは、読解力が身についたことです。
読解力が身につく
読解力とは、書籍や資料などを読んで内容を理解する力です。
文章を書いていると、前後の文脈を予想する力や文章全体を理解する力が養われます。
文章の冒頭を読んで、内容を先読みできたり、構成を整理して文章をよんだりできるようになります。
読解力は、人との会話・コミュニケーションでも役に立ちます。
相手の会話を頭の中で語彙・文章としてイメージできるようになるので、相手の会話が文脈・構成を意識して理解できるようになります。
書く力が身につく
ぼくが思う「書く力」とは、語る順序・伝える順番のことです。
たとえば仕事で上司に作業の報告をする場合とか、企画書・提案書を書く場合など、前提となる知識や条件など、伝える順番を意識する必要があります。
日記もあとから読み返したときに、ある程度内容がわかる書き方をする必要があります。
そこで、語る順番や構成を考える必要があるわけです。
語彙が増えると視点が増える
手書きで書くと、漢字が思い出せなかったり言い回しに気を遣ったりするようになります。
わからない言葉を調べたり新しい言葉をつかったりして語彙を増やしていくと、今まで気づかなかったことに気づきます。
言葉はそれぞれに意味があり概念を作り出す機能があります。
つまり語彙が増えてより多くの概念を理解することができ、それによって自分の世界が広がり見える世界も広がっていっているのだと思います。
発信する力がつく
ぼくは手書きの日記も書くんですが、noteでも日記を書いて発信しています。
読んでもらう前提の文章は、自分だけが読む文章よりも分かりやすく書く必要があります。
この「読んでもらえるように書く」とう意識が、文章力を飛躍的に向上させてくます。
いまではエッセイを書くようになりました。そしてnote有料記事として販売するまでになりました。日記が副業につながることもあるんです。
また、エッセイの公募にもチャレンジしていて、コンテストで賞をいただきました。
めちゃくちゃ嬉しかったですし、日記を書いていたおかげだと思った出来事でした。
もしかしたら、あなたの書いている日記は、誰かを楽しませることができるかもしれませんよ。
日記の習慣化
日記を書く効果やメリット・おもしろさは、少しは伝わったのではないかと思うのですが、
問題は「日記」というだけあって、毎日書くことが、日記が日記たる所以だということです。
つまり習慣化することが重要になってきます。
そこでぼくが習慣化するために意識していることを紹介します。
ちなみにぼくは、noteで365日、毎日日記の更新をしています。
日記は一行だけでもいい
一行だけでも、日記は日記です。
原稿用紙一枚書けとはいっていません。
習慣化するには、タスクを最小まで分解することがコツになります。文章の最小単位は一行の文節です。
毎日一行の文節を書くだけでも、日記なのです。
毎日同じ時間に日記を書く
書く時間を決めましょう。
その時間になったら「まず机に向かう」。それだけの動作で構いません。ノートとペンは、すぐに手に取れる位置に置いておきましょう。
思い立ったらすぐに日記を書ける状況にしておくこと。モタモタしているとせっかく書く気になったモチベーションが下がってしまいます。
おそらく、一行書いたら止まらなくなります。
そうした毎日を積み重ねていくと、どんどん自信がついてきて習慣化できるようになります。
そのほか、習慣化のコツについてはこちらの記事を参考にしてみてください。
日記を書いて自分の成長を確かめる
日記を10年書き続けた状態を想像してみてください。
ノートは何冊積み重なっているでしょうか。
使っている言葉はどのように変化しているでしょうか。
当時の悩みや不安は解消されたでしょうか。
誰のどんな物語よりも、自分のストーリーを見てみたくないですか。
日記を書き続けるということは、自分が主人公のだけのストーリーを書くことです。
日記はその日にあったことだけを書くものじゃないと思っています。
ぼくは、日記は自分の未来を自由に描くものだと思っています。
日記は誰に見られるものでもありません。誰にも邪魔されません。
そう考えると、希望に満ちたストーリーを今すぐ日記に書いておきたくなりませんか?
何を書くか迷った時は、未来を書きましょう。
きっと、思い描いたとおりの現実が待っている。成長のストーリーにわくわくする。
ぼくはそう信じて、まいにち日記を書いています。
どうですか?
あなたも日記を書いてみは。