コラム
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アイデアが出る大喜利的ブレインストーミングの方法

hisashi
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盛り上がらないブレインストーミングでは、いいアイデアは生まれないでしょう。

活発に意見が飛び交い、笑いのあるブレインストーミングが理想です。

でも現実は沈黙が続き、特定の人だけ発言する会議になってしまう。

会社員は一生涯のうちに会議の時間で約3万時間を費やしているのだそうです。
食事・睡眠の時間を抜いて1日10時間活動できたとします。3万時間とは、約8年間です。

あなたは8年間、無駄に過ごしたいですか?

のざき寿
のざき寿

こんにちは、のざき寿(ひさし)といいます。元芸人です。

ブレインストーミングを盛り上げるためのヒントは、芸人がする大喜利にあるとぼくは思っています。アイデアを発想するという意味で、同じ脳の使い方をしていると思うからです。

今日で沈黙の会議を終わりにしましょう。
思考停止しているブレインストーミングとは卒業しましょう。

ブレインストーミングとは

まずはブレインストーミングの特徴を理解しておきましょう。

ブレインストーミングはクリエイティブな発想や新しいアイデア・課題解決に繋がる糸口を見つける会議です。

直訳すると、ブレインは「脳」ストーミングは「嵐」。つまりブレインストーミングは、参加者が脳で嵐が起こるようにアイデアを出し合う会議なのです。

ブレインストーミングの特徴

とにかくなんでもいいから発言すること。これがブレインストーミングの最大の特徴です。

参加するメンバーは、主体的かつ積極的な発言が求められます。受け身の姿勢で参加しないようにしましょう。

報告・連絡・共有の場ではない

ブレインストーミングは、報告・連絡・共有などの会議ではありません。

司会者や代表者がひとりで喋っているような状態では、ブレインストーミングとはいえません。

何も決定しないブレインストーミングはしない

ブレインストーミングでも、最終的には何かを決めましょう。

どんな会議でもそうですが、ものごとが決定しない会議ほど疲れるものはありません。

ブレインストーミングは性質上、会話がテーマから逸れていきやすい会議です。盛り上がれば盛り上がるほど、時間を忘れて決めることをおろそかにしてしまいます。でもそれはレクリエーションです。

ブレインストーミングを面白くするための事前準備

ブレインストーミングは流れや盛り上がりを下げないように、テンポよくアイデアを出すことが重要だと思っています。

  • 開催日・時間を連絡する
  • テーマについての周知をする
  • アジェンダを決める
  • アイデアを事前に受け付ける

事前準備をしっかりおこないましょう。

日程・時間の事前連絡

当たり前のことですが、参加者に心構えと準備してもらうために2週間前には開催の連絡をしましょう。

  • 主催者を明確にする
  • 日時 / 時間
  • 場所(オンライン / オフライン)
  • 会議のテーマ
  • メンバー(多くて5人)
  • 司会者(ファシリテーター)
  • 当日必要なもの

主催者を明確にする

主催者を明確にしておくと、会議に対しての質問が主催者に行くようになります。参加メンバー同士で「誰々から聞いた」と言った伝言ゲームを防ぎます。

ブレストは午前中に開催しよう

人間の脳は、午前中が冴えています。脳は午後になるにつれて徐々に疲れていき、機能低下・集中力低下を招きます。

他にもブレストを午前中に開催したい理由はあります。

  • 昼食後は眠気が襲ってくる
  • 午後はお客さん対応などがあり招集しにくい
  • ブレストの時間が伸びると残業しないといけなくなる

クリエイティブな発想を生み出すために、ブレインストーミングは午前中に開催しましょう。

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オンラインでのブレストは事前にURLを発行しておく

  • オンライン会議のURLは事前に発行して連絡しておく
  • アクセス・ログインができるか検証しておく
  • ツールは使って機能を把握しておく

いざ会議を始めようとした時、通信トラブルなどで中断してしまうと出鼻を挫かれてモチベーションが下がってしまいます。

ブレストは少人数で

ブレインストーミングは、5人ぐらいの少人数がいいでしょう。

人数が多いと意見に多様性が生まれすぎてまとまらなくなります。また発言しない人も出てきてしまいます。
逆に人数が少なすぎると意見に多様性がなくなり、アイデアの幅が狭くなってしまいます。

さらに司会者・書記・タイムキーパーなど役割分担を決めておくと、ブレインストーミングはスムーズに進行します。

司会者(ファシリテーター)を立てる

司会者(ファシリテーター)を決めましょう。主催者がファシリテーターでいいと思います。

ファシリテーターは、促進する人です。会議中にストーリーを作り、参加者の意見や能力を最大限引き出す為にサポートする役割を担います。

事前資料は先に展開しておく

前提知識・背景などは事前に共有しておきます。アイデアは知識や情報の組み合わせから生まれるからです。

参加者も事前に自分の意見をまとめて、ブレストに臨みましょう。

ブレインストーミングのテーマを面白くしよう

ブレインストーミングのタイトルを面白くします。

タイトルを面白くすることで緊張感が和らぎ、頭が柔らかくなります。斬新で柔軟なアイデアはリラックスした状態の時に生まれます。

  • 売り上げアップのアイデアが10個出るまで終われない会議
  • 会社を大きくするためのアイデア100本ノック
  • エジソンでも思いつかない!?新商品開発会議

少し笑ってしまうくらいのタイトルでいいでしょう。

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当日のアジェンダを決めておく

アジェンダとは「会議で論ずる事項(議題)の表」のことです。

ブレスト当日のタイムスケジュールを決めておきます。

  • アイスブレイク(5分)
  • 会議のゴールの共有(10分)
  • ブレインストーミング(40分)
  • アイデア議論(20分)
  • アイデア選定(10分)
  • まとめ・次回の日程(5分)

1時間30分を想定したアジェンダです。時間を区切る事で意見が出やすくなります。

ブレインストーミングのアイデアを事前に受け付ける

アイデアを持ち寄った上で集まると、ブレストの導入がスムーズになります。当日アイデアが出ない場合の保険にもなります。

  • 社内チャットでアイデアを投稿する
  • 口頭をメモしておき事前資料に入れる
  • メーリングリストで共有する

事前に参加者のアイデアを見ることで、さらにいいアイデアが浮かぶキッカケになります。

心理的安全性の確保されたメンバーを集める

心理的安全性が確保されたメンバーで、ブレインストーミングをやりましょう。

自分の考えていることやアイデアを発言することは勇気がいります。だからこそ心理的安全性の確保された環境が必要なのです。

チームワークが出来上がっていないメンバーでブレインストーミングをすると、本音が言えなかったり、場合によっては仲が悪くなったりします。

ブレインストーミングするメンバーのチームワークはどうですか?

信頼のおけるメンバーなら、突飛なアイデア・稚拙な考えも遠慮なく言えると思います。

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大喜利的ブレインストーミングの考え方

ぼくはアイデアをどんどん出していくという点で、ブレインストーミングと大喜利はかなり似ていると思っています。

ブレストと大喜利の共通点

ブレインストーミングのルールに、発言を否定しないことがあります。どんな意見でも受け入れアイデアの可能性を探っていくためのルールです。

一方大喜利も、お題に対して色々な切り口を探し、発想を飛躍させ回答をしていきます。面白い回答を考える以外にルールはありません。

ブレインストーミングのルール

  • 時間はたっぷりとる
  • 発言のルールを決める
  • 人の意見は否定しない
  • 人の意見に対して拍手する
  • 人の意見を遮らない

大喜利のルール

大喜利はルールといったルールはありません。回答が、面白いか面白くないかが重要です。

  • ゆっくり考えて回答してよい
  • 回答は挙手で宣言する
  • ツッコミはぜず、おもしろかったら笑う
  • 回答中、絶対に邪魔はにしない

ブレインストーミングも大喜利も似ていませんか?
テーマやお題に対して、何を言ってもいいのです。笑いの取れる突飛な発言やアイデアに、問題解決の可能性があるのです。

また他人の意見・アイデアに対して拍手することや笑うことは、相手の承認欲求を満たす行為で心理的安全性を確保してくれます。

ブレインストーミングの時間は長めにとろう

ブレインストーミングの時間は、2時間くらいが理想でしょう。

事前に考えることも必要ですが、その場で考えることがブレインストーミングの醍醐味だからです。

ブレスト中に出たアイデアに対してディスカッションすることも大切で、ブレストが盛り上がっているのに、時間を気にしてしまうのはもったいないです。

発言のルールを決めよう

発言のルールを決めることで、ひとりがずっと喋っている・ひと言も発言していない人がいる、などの状況を防ぎます。

  • 人の発言は遮らない
  • 意見がある時は手をあげる
  • 個人的なエピソードを話さない
  • ブレストの進行は司会者に任せる
  • 一回の発言はひとり3分まで
  • 話を遮ったらその場で席を立ち一回休み
  • 勝手に喋りだした人は書記を交代する

これらのルールの他にも、独自の面白いルールを作ると場が和むかもしれませんね。

アイスブレイクからブレストの導入まで

ブレインストーミングに本格的に入る前に、アイスブレイクをしましょう。

アイスブレイクとは、簡単なゲームや雑談をして場を和ませる時間です。参加者の緊張をほぐし参加者同士のコミュニケーションを取りやすい状態にしておくことで、柔軟な発想やアイデアが生まれやすくなります。

場を和ませるアイスブレイクの工夫

場が和む工夫であれば、どんなことでもいいと思います。

  • 心地いい音楽を流す(歌詞のないBGM)
  • お茶を用意する
  • 座席にネームプレートを置く
  • 屋外で会議をしてみる
  • ブレスト中のニックネームを決める
  • 司会者はタスキをかける
  • 席はくじ引きで決める

 ちょっとした工夫で、雑談が生まれやすくなるのです。

ブレストのゴールを設定しておく

ブレストの冒頭では、目的・目標の共有を忘れずにしましょう。

ブレストの特性上、アイデアの飛躍により、会話が本題から外れてしまうことがあります。目的を共有していれば、いつでも本題に立ち返れます。

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ブレストの終わり方を決めておく

ブレストの終了時には、以下の項目を確認するようにしましょう。

  • 今回のブレストで決まった事
  • 次回のブレストテーマ
  • 次回の開催日時

その日のうちに議事録やメモを共有し、フォローアップしておきましょう。

ブレインストーミングを後押ししてくれるツール

ブレインストーミング中、参加しているメンバーは同じ情報やイメージを共有する事が重要です。

プロジェクター・ホワイトボードを使って可視化する

ブレスト中はプロジェクター・ホワイトボードで可視化しながら進めましょう。

人は手元に資料があると手元の資料ばかりに目線がいってしまいます。目線をひとつに集中させるためも、プロジェクター・ホワイトボードを活用します。

アイデアをまとめるために、マインドマップやポストイットを使うのも有効です。

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ブレインストーミングのアイデア・議事録はすべて残す

ブレインストーミングで生まれたアイデアは採用・不採用に関わらず、すべて議事録に残すようにします。不採用になったアイデアの中にも、後日見直したら使えるアイデアが眠っているかも知れません。

アイデアは編集してしまうと、意味が変わってしまうことがあるので注意が必要です。
議事録は会議後に書き直すことで、記録者の勝手な主観が入り余計な編集をされてしまうことがあります。

テープレコーダーやカメラを活用しましょう。スマートフォン・オンライン会議ツールで録画し、保存しておきましょう。

ブレインストーミングは楽しくなければ意味がない

ブレインストーミングも大喜利も、面白くなければやる意味がありません。

難しい顔をして考えていても、面白いアイデアや斬新な発想は生まれてこないです。脳が思考停止に陥らないように、事前の準備や環境づくり・空気づくりにも力をいれて臨むことが大事です。

つまらない会議は、あなたの大切な時間を奪っていきます。

最後まで読んでいただいて、ありがとうございました。

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のざき寿
のざき寿
物書き
元芸人 / Webエンジニア5年 / SEOライティング2年 / コピーライター養成講座卒業
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