朝活をすると毎日が充実し人生が豊かになる
あなたは朝強い方ですか?
それとも弱いですか?
もし朝弱いのなら、夜更かしせずに早く寝ましょう。朝活をはじめようとしているのなら、夜更かししないことがはじめの一歩になります。
じゃあ、なぜ朝活をした方がいいのでしょうか。
Amazon創業者であるジェフ・ベゾスは、22時には就寝し朝5時に起きるのだそうです。
Twitterの創業者であるジャック・ドーシーも、睡眠時間は22時30分から5時30分の7時間だそうです。
要するに、成功者は睡眠の質や時間を重要視しています。そして朝の時間を大切にしています。
こんにちは、のざき寿(ひさし)といいます。元芸人です。
朝活を成功させるカギは早く寝ること。これに尽きます。
22時前後には就寝できるように、1日のスケジュールを逆算して過ごすことが重要なのです。睡眠時間を削った朝活では意味がないからです。
というのは、睡眠は体を休めるとともに脳も休めます。睡眠不足で脳が疲れたままの状態だと、仕事を含めあらゆるパフォーマンスが低下します。
睡眠時間は「光熱費や住宅ローンと同じように削れない固定費」といわれているのです。
あなたは朝活でどんなことをしますか。
何を実現したいですか?
朝活の重要性を教えてくれた本との出会い
いきなり本の紹介になってしまって申し訳ないのですが、ぼくが朝活をはじめようと思ったきっかけです。
この本に書かれているロケットスタート時間術という、タイムマネジメントの方法に多大な影響を受けました。
朝活は、さまざまなメリットを生み出します。
- ゆとりを持って1日が過ごせる
- 自分の時間を作りやすくなる
- 将来への投資の時間が増え人生が豊かになる
朝活は単なる趣味や学習の時間ではなく、人生を豊かにするためのクリエイティブな時間だと思うようになりました。
この記事ではこのロケットスタート時間術を中心に、朝活を成功させる秘訣について解説していけたらと思います。
あなたは何のために朝活をしますか?
あらためて、あなたは何のために朝活をしますか?
趣味の時間を持つためですか?
資格取得のための勉強に時間に充てますか?
まずは朝活をする目的を決めましょう。
朝活に限らずですが、ものごとが継続・習慣化できない大きな理由のひとつは、目的・目標が明確になっていないことにあります。
「周りの人が朝活を始めたので、自分もなんとなく朝活を始めてみよう」
「誰々に勧められたから朝活をやってみた」
これらの理由はあなたから湧き起こった理由ではありません。動機が自発的じゃないと、何ごとも理由をつけてやめてしまいます。
ぼくは、朝活の時間に本を読んでいます。ギターの練習をしています。
- 知識や教養を身につけて人生を豊かにしたい
- 一芸を身につけて誰かを楽しませたい
これらの目的・目標があります。朝活の時間を通じて自分の成長を実感したいのです。そして人生を豊かにするため、よりよい人生に変えていきたいのです。
あなたも、あなただけの目的・目標を考えてみてください。その時点で、朝活は成功へと近づいています。
朝活を成功に導く「ロケットスタート時間術」とは
時間を制する者は、世界を制す
なぜ、あなたの仕事は終わらないのか
この言葉は本の著者、中島 聡さんの言葉です。
中島さんは、文字通り世界を制した人と言っていいでしょう。
中島さんは元マイクロソフト社員で、伝説のプログラマーと言われた人物です。
Windows95の設計思想を生み出し「ドラッグ&ドロップ」や「ダブルクリック」などの概念を現在の形にしたことで知られています。多忙を極めながらも「締め切りを守る男」で有名だったそうです。
そんな多忙を極める中島さんが考え出した人生を制するスピード仕事術。それがロケットスタート時間術です。
朝活はスタートダッシュをするためにある
朝、スタートダッシュで仕事をして、その日の8割の仕事をその日の2割の時間で終わらせる。ロケットスタート時間術とは、ただそれだけのことです。
中島さんは、ドラゴンボールの界王拳・マリオカートのロケットスタートに例えています。
ロケットスタートの朝活とは
朝から全力で何かに取り組む。とてもシンプルな考え方です。
例えばその日の仕事が100あるとします。
その100の仕事を1日かけて終わらせるのではなく、2割の時間で80の作業を終わらせること、それがロケットスタート時間術の基本的な考え方です。
朝活の2時間で8割の作業を終わらせる
始業前の2時間、もしくは始業開始の2時間がとても重要です。
この2時間で1日の作業の8割を終わらせるように、集中して作業に取り組みます。
午後の勤務時間はマルチタスクでこなせる「ながら作業」をゆっくり行います。
朝活の時間帯は脳が疲れていない状態
朝の2時間は、脳が十分に休まっていてクリアな状態です。
脳は1日を通して疲れていき、起きている時間に比例して徐々にパフォーマンスは低下していきます。
クリエイティブな作業や難易度の高いタスクを朝活に割り当て、先に終わらせることで精神的な余裕が生まれ、時間的なゆとりが生まれるわけです。
また人間は、1日の中で判断や決断できる回数に限りがあるそうです。認知資源といわれ、夕方に向かうにつれその資源は減っていきます。
たとえば、フェイスブック(現メタ)のマーク・ザッカーバーグ。毎日グレーのTシャツにジーンズを履いています。同じ服を毎日着る理由は、洋服選びで判断・決断することによって認知資源を使わないためといわれています。重要な決断をするときのために、脳を疲れさせないようにしているのです。
作業朝活では生産性の低い仕事はしない
朝活では、生産性の低い仕事はしないように徹底してください。
生産性が低い仕事とは確認・修正・連絡などの、モノを生み出していない作業です。具体的には以下のようなことです。
- ルーチンワーク
- メール返信
- SNSチェック
- 調べ物
これらの作業は頭を使って考える必要はなく、夕方、脳が疲れた状態でも十分にこなせるタスクです。脳が疲れていない朝は、クリエイティブ・難易度の高い作業を優先しましょう。
通常勤務中は「ながら作業」でゆっくり仕事する
通常の勤務時間はゆっくり仕事しましょう。
作業の見直しを行ってもいいし、作業のクオリティを上げる為の時間に使うのもいいです。「〜しながら」で、できるマルチタスクでできる仕事をこなしていきます。
勉強の時間に使ってもいいし、職場の人とコミュニケーションの時間に使うのもいいですね。
この時間は、あなたがロケットスタートで生み出した余裕です。気兼ねなくゆっくり仕事してください。
ひとつ注意したいのは、仕事が早く片付いたからといって次のタスクを詰め込まないことです。余計に働くのではなく自分のために時間を使いましょう。
朝活で得られるさまざまなメリット
朝活で得られるメリットは、時間に余裕が生まれることだけではありません。日常的な仕事や生活にもいい影響を与えてくれます。
- 作業の全体像がいち早く把握できる
- 仕事を期日(納期)にきちんと終えられる
- 在宅勤務中の時間を有効に使える
- 家族との大切な時間に使う
職場での評価を上げることにも繋がるでしょう。
作業の全体像がいち早く把握できる
朝活でスタートダッシュすることで、仕事の全体像をいち早く把握することができます。結果、余裕をもって仕事が進められるようになり、タイムマネジメントができるようになります。
- 全体像を把握し、期日(納期)に間に合うかの判断がしやすい
- 難易度の高い作業にいち早く気づきリスクヘッジできる
- 締め切りに追われず余裕が生まれる
仕事上でのミス・修正・やり直しは、余裕がない時に起こります。
早い段階で仕事の全体像が把握できていれば、精神的な余裕が生まれミスは少なくなっていきます。
質の高い仕事をすれば、職場での評価も上がるでしょう。
仕事を期日(納期)にきちんと終えられる
時間の余裕を持って作業に取り組めば、仕事は期日に終わるでしょう。これもロケットスタート時間術の考え方です。
期日を過ぎても終わらない仕事には原因があります。
著者の中島さんは、仕事が期日に終わらない原因を「ラストスパート志向が諸悪の原因」だと言っています。
ラストスパート志向とは、夏休みの宿題を終わり2日間でやるように追い込まれてから作業に着手する人のことです。
ラストスパート志向の人が引き起こす問題は以下の通りです。
- 着手が遅く、ギリギリまでやらない
- 難題に気づくのが遅く、気づいた時は手遅れ
- 思ったより時間がかかってしまった
- スケジュール調整が出来ない
- 焦りによる集中力の低下
- 他の人を巻き込んで時間を使わせてしまう
これらはロケットスタート時間術を意識すれば、だいたいのことが解決できまうす。納期に間に合わないことは、取引先や仲間からの信頼を大きく失うでしょう。
家族や友人との時間を大切にしよう
中島さんは、アメリカのマイクロソフトに勤務していました。
早朝から仕事をし、17時前後には仕事を終えます。アメリカでは、仕事において朝の時間を重視しています。
というのは、アメリカは家族を大事にする人が多い国。家族と過ごす夜の時間を大切にしているのです。
一方日本は、始業が9時前後の会社が多く遅くまで残業していることが美徳とされてきました。
家族を犠牲にして会社のために働いても給料は上がらず、日本全体の経済成長も滞ったままです。生産性が低い仕事を長時間続けても、時間を消費しているだけで投資にはなっていないのです。
あなたは、人生でどんな時間を大切にしたいですか?
朝活は自己投資の時間に使う
自己投資の時間に朝活を使うこともお勧めです。資格の勉強・副業・趣味などの時間に充てることも有意義な時間となります。
投資の時間は、疲れた脳で行うよりも朝活の時間で行なった方が、圧倒的にクリエイティブなアイデアが生まれやすいです。
ぼくは本を30分読み、ギターを15分練習する朝活をかれこれ5年以上続けています。そして早めに会社に行き集中して仕事に取り組みます。
そのおかげで文章力が身につき、人前で弾き語りができるようになりました。残業はほとんどしませんでした。
朝活で仕事がはかどる理由
もう少しロケットスタート時間術のいいところを語らせてください。
本書で中島さんは「仕事は朝のスタートダッシュがすべて」と言い切っています。それは次の理由からです。
- メールをチェックする必要がない
- 人に話しかけられて作業が中断しない
- 会議などで作業が中断しない
- 区切り・締め切りが設定できる
朝の時間は他人によって作業を中断させられることはありません。仕事の生産性を上げるには作業を中断せず行うことが重要なのです。
ある研究によると作業の中断は仕事のリズムを取り戻すまでに、平均して23分15秒もの時間が必要だといわれています。
たとえばメールチェックは、脳に「情報整理」「思い出し」の指令を送るのでメインタスクを邪魔します。マルチタスクは生産性を著しく低下させます。
「朝活の2時だけは集中する」といった、時間の区切り・期限ができると集中できるようになります。長時間ダラダラ仕事しても生産性はあがりません。
朝活を習慣化するための方法
朝活を習慣化させる秘訣は、早く寝ることです。
質のいい睡眠を取ると翌日、脳のパフォーマンスは最高の状態でスタートできます。逆に寝不足は脳のパフォーマンスを低下させてしまいます。
アルコールは飲まない
アルコールは眠りを浅くし睡眠の質を下げます。朝活を習慣化するのであれば、飲酒は控えたほうがいいでしょう。
朝活が終わるまで朝食は食べない
食事の消化にエネルギーを使ってしまうと、集中力を保つことが難しくなってきます。糖質を摂取すると血糖値が上がり、その後は血糖値の低下と共に眠気が襲ってきてしまいます。
水を飲む。コーヒーを飲むなどにしましょう。
昼寝をする
午前中、集中して作業すると脳は疲れます。また昼食を取ると眠たくなるので、仮眠を取って脳をリフレッシュさせましょう。
中島さんは、昼寝の時間を「18分」と決めていたそうです。
運動・筋トレをする
深い眠りにつけるように、日中に運動を取り入れましょう。体が疲れていれば自然と睡眠は深くなります。1日に最低でも20分のランニングもしくは筋トレをしましょう。
スマートフォンなどのブルーライトを浴びない
就寝前のスマートフォンは、自律神経を刺激し興奮させてしまいます。
スマートフォンに使われているブルーライトは、脳を刺激し覚醒物資であるドーパミンを分泌します。その作用により、眠れなくなったり眠りが浅くなったりします。
寝室には、スマートフォンを持ち込まない・寝る1時間前はスマートフォンを触らないようにしましょう。
朝日を浴びる
夜、眠れなくなる原因のひとつに体内時計の誤作動があります。人間は朝日を浴びることによって体内時計をリセットします。
朝日を浴びると幸せ物質と言われるセロトニンが分泌されます。そのセロトニンは夕方になるにつれて睡眠ホルモンであるメラトニンへ変化し、体内時計を調整してくれるのです。
お風呂は湯船に浸かる
湯船に浸かり体温を上げましょう。
人は体温が下がる時に自然と眠るようにできています。20時くらいにはお風呂に入り、体温が下がり始める2時間後、10時くらいには就寝しましょう。
頭を使う仕事・ゲームはしない
オンラインゲームなど、頭を使う仕事やゲームなどは脳を覚醒させてしまうため、寝る前はやらないようにしましょう。
翌日・朝活のタスクを紙に書き出す
翌日のタスクを紙に書き出すことで、タスクの優先順位が明確になります。
朝からすぐに作業に取り掛かれます。朝、何から始めようかと考えていては、スタートダッシュはできません。
これらの行動は、ぼくが朝活をする上で気をつけていることです。
朝活の目的・目標を持とう
朝活のメリットが少しでも伝わればうれしいですが、そもそも「朝が苦手で弱い」という人もいるでしょう。
でももしかしたらそれは、あなたの思い込みかも知れません。
1日、2日早起きすることは誰だってできます。継続することが大切です。そのためには、目的・目標を考え、自分で覚悟し決断する必要があるでしょう。
あなたの人生が、豊かになることを願っています。