ドリームキラーは無視して思い通りの人生を描こう
何か新しいチャレンジをするとき、誰かに応援してもらえたら心強いですよね。
資格取得のために勉強を始めたり、あたらしい環境を求めて転職活動を頑張ってみたり。
はたまた壮大な夢の実現に向けて、一歩目を踏み出そうとしているとき。
人は誰かに自分の想いを聞いてもらいたくなるものです。「ほんとうにこれでいのかな?」と不安に思うから。
こんにちは、のざき寿(ひさし)といいます。元芸人です。
誰かに自分の想いを打ち明けたとき「大変そうだね」「めんどくさいよね」「難しそうだよね」と言ってくるような人。
このようなネガティブな言葉を使う人は、無理に仲良くなる必要はないとぼくは思います。
逆に「君ならできるよ」「やってみなくちゃ分からないよね」「できたらすごいよね」みたいな、無条件で勇気をくれる人は決して手放してはいけません。
ドリームキラーとは
ドリームキラーとはその名の通り、あなたの夢や目標を否定したり勝手に評価したりしてくる人たちのことです。だいたいネガティブな感情をぶつけてきます。
そんな人たちの声に耳を傾ける必要はありません。そしてドリームキラーに夢や目標を語ってはいけません。冷たいように思うかも知れませんが、あなたの人生を守るためです。
ぼくはネガティブな言葉を使う人には近づかないようにしています。ドリームキラーの可能性が高いからです。
もっというと、自分の耳にはできるだけネガティブな言葉を聴かせたくないのです。
あなたの周りはどうですか?
ドリームキラーはいませんか?
もしあなた自身がネガティブな言葉を使っているのなら、これを機にポジティブな言葉を使うように心がけましょう。
ドリームキラーの特徴と見分け方
ドリームキラーを外見で見分けるのはちょっと難しいです。
「私はドリームキラーです」と自己紹介してくれればいいのですが。
ですが、外見は人の内面を映し出す鏡と考えれば、
- 目の輝きがない人
- あきらかに生気を感じない人
- 喜怒哀楽の表情がない人
これらに当てはまる人は、ドリームキラーの可能性が高いです。どの人も嫌ですね。元気を吸い取られそうで。
ドリームキラーはネガティブ言葉を使う
ぼくがドリームキラーを見分けるときに一番注目していることは、その人が普段から使っている言葉です。言葉はその人の内面や思考を映し出します。
- 「難しいよね」
- 「めんどくさいよね」
- 「大変そうだね」
これらの言葉には、ネガティブな思考が隠れています。ドリームキラーは無自覚にこのような言葉を使っています。
「めんどくさい」を連発している人は、大抵ドリームキラーです。
だいたいポジティブな言葉で言い換えられる
「大変だね」は「頑張っていますね」と言い換えられますし「めんどくさい」は「手間をかけましょう」でいいと思うのです。
人生が上手くいっている人ほど、考え方がポジティブです。自分が使う言葉に気をつけている人が多い印象です。
転職する時にドリームキラーから言われたこと
ぼくは前の会社を辞める時に、こんなことを言われました。
- 「難しいからやめといた方がいいよ」
- 「うまく行ったらいいけどね」
- 「上手くいかなかったとき、取り返しがつかなくなるよ」
一見、ぼくのことを心配している言葉のように思えますが、不安を煽るだけで実際に手を貸してくれるわけではないのです。
ドリームキラーは外野から好き勝手な感想を言ってくる。いや、ほんとに余計なお世話ですわ。
ドリームキラーには現状維持バイアスが強く働いている
- 成長意欲がなく努力をしない人
- 会社にぶら下がってぬるま湯にずっと浸かっている人
- 慣れ親しんだ環境で幅を効かせてくる人
はい、これらの人はドリームキラーです。
あなたの周りにいませんか?
注意したほうがいいですよ。
目標の達成や夢を実現するためには、現状に満足せず成長を続ける必要があります。変化なしには成功はあり得ませんよね。
ただ人間には「現状維持バイアス」といって、変化することを避ける性質が備わっています。これは人類が生き延びるために必要だった危険察知能力です。安全な環境から離れることはリスクを伴います。そのために身についた防衛本能です。
でも成熟した現代において、命が危機にさらされることはまずありません。逆に現状維持バイアスを打破せず変わらないことのほうが、そのほうが危険なのです。
ドリームキラーにはこの現状維持バイアスが強く根付いています。今いる環境や状況を変えることに強く抵抗してきます。
ドリームキラーに現れる認知的不協和
あなたの価値観や考え方・大切にしているモノを否定してくる人はいませんか?
これらの人もドリームキラーです。
認知的不協和とは、その人が持っている価値観や常識・考え方に対して、相反することを不快に思う感情です。要するに、自分とは違う価値観に抱く嫌悪感です。
ドリームキラーには、この認知的不協和が顕著に現れます。例えば、あなたが転職しようと相談した時に「どの会社に行っても同じだよ」と言ってくる人です。これはぼくが実際に言われた言葉でもあります。
その人は経験も体験もしたことない、それなのに自分の常識と価値観で無責任に意見を言ってくるのです。そんな人の言葉には耳を貸さないようにしましょう。
ドリームキラーは自己肯定感が低い
- 「どうせ私なんか、」
- 「私なんかたいしたことないです」
- 「私には無理です」
必要以上に謙遜する人も注意した方がいいでしょう。自己肯定感が低い人が多いです。
自己肯定感が低い人は、他人を自分の評価基準で見てきます。自分より能力が高い人に対しては嫉妬心を抱き、自分より能力の低い人には傲慢になります。
聞き手を困らせるような自虐ネタばかりいう人も注意が必要です。自己肯定感が低いと思っていいでしょう。
ドリームキラーは群れる
自分と同じ考え方の人間を集めようとします。他人の共感を求めるのです。
ドリームキラーは周りと違う考え方を恐れるため、孤独を恐れて群れようします。
逆に周りとは違う考え方を持ち自分の価値観で新しいことにチャレンジする人は、群れようとしません。
体験のないことを知ったかぶる
「あれって、こうだよね」「あれって、こうらしいよ」などと、経験がないことでも知ったかぶりして意見を言ってくる人は、ドリームキラーの可能性が高いです。
経験も実績もない人の意見は聞き流しておきましょう。
僕が遭遇したドリームキラー
僕は20代の頃、お笑い芸人をしていました。
芸人になるために上京する時の話です。
僕の住んでいる地域はお笑いの文化なんてない土地で「将来。芸人になる」みたいな奴はいなく、芸能人や歌手を目指す人も誰一人としていませんでした。
高校を卒業して進路を悩んでいる時、友達に相談しました。
「芸人やるために東京に行こうと思ってて、どう思う?」
今考えるとどう思うも何も、お前の人生なのだから勝手にすればいいって話ですが、当時のぼくは真剣に悩んでいました。
「真面目に働けよ、成功するわけねーだろ」
忘れもしません。大学に通っている友達に言われたのです。
ぼくは頭にきて「そんな普通の人生送って何がおもしれーんだ!」と、大喧嘩しました。
今思うと、ぼくのことを本気で心配しているからこそ出た言葉かも知れません。しかしやってみないと分からないことを、頭から反対される筋合いはないのです。
ドリームキラーとは少し違う話かもしれませんね。
ドリームキラーから身を守る方法
ドリームキラーには近づかないこと。これに尽きると思います。
とはいえ社会生活を送る中で、どうしてもコミュニケーションを取らなくてはいけない場合がありますよね。
ぼくの対処法をお伝えしたいと思います。
ドリームキラーはドリームキラーの自覚がない
ドリームキラーは無自覚に悪気なく近づいてきます。
ですので、あなたがドリームキラーの特徴を覚えて、距離をとる必要があります。
- 連絡先を交換しない
- 物理的な距離をとる
- 必要以上に自己開示しない
単純ですが、これで人間関係によるストレスはかなり軽減できます。
余談ですが、アドラー心理学では「悩みの原因は、すべて対人関係にある」と言い切っています。
ドリームキラーとは張り合わないこと
なにかを否定されたり、ネガティブな意見を言われたりしても相手にしないことです。エネルギーと時間の無駄です。相手にしてしまうと相手の思うツボです。
SNSで不用意に発信しない
夢や目標をインターネット発信することで、応援者や協力者を巻き込むことは確かに成功までの近道かも知れません。
しかしネットには、嫉妬や足の引っ張り合いもあることも事実です。批判的なコメントや横槍に左右されるメンタルであれば、本心を不用意に晒すことはやめておきましょう。
自分自身がドリームキラーにならないように
あなたは他人にとってドリームキラーじゃないといえるでしょうか。
他人の人生に首を突っ込み、求められてもない意見を押し付けてはないですか?
先ほども言いましたがドリームキラーは無自覚な人が多いです。
他人の人生ではなく自分の人生に関心を持ち、夢や目標・新しい変化を取り入れていきましょう。
アファーメーションする
アファメーションとは、自分自身に問いかける「前向きなおまじない」です。
ドリームキラーの言葉や行動に惑わされないように、自分自身が前向きな人生を送っている必要があります。
前向きな人生を送るためアファーメーションをしましょう。
夢や目標は信頼できる人にだけ話そう
ここまで読むと、友達や知り合いがひとりもいなくなってしまうのではないかと心配に思うかもしれません。
これはぼくの個人的な意見ですが、信頼できる友達や知り合いは多くない方がいいと思っています。ぼくは、ひとりかふたり居てくれれば十分です。
人間関係の繋がりが多くなれば多くなる程、ひとりにかける情報量や興味・関心は薄れてしまう気がするのです。また、知らなくていい情報や雑音も入ってきやすくなります。
ぼくはぼくのことを深く理解してくれる人にだけ、自分の本心を話したいと思っています。
自己アピールや自己顕示欲に囚われてしまうと、目的を見失って自分がブレてしまいませんか?
自分の芯がない人をドリームキラーは狙っています。
あなたも、信頼できる人・大切にしたい人・長く付き合っていきたい人を見直してみてください。
そして、夢を叶える人になって、他人の夢を応援する人になりましょう。