目標がないと人は、他人と比較してしまいます。
目標があると人は、過去の自分を越えようと努力するようになります。
SMARTの法則は、5つの項目に沿って目標を具体的にしていくフレームワークです。
- 「S」Specific(具体的)
- 「M」Measurable(測定可能)
- 「A」Achievable(達成可能)
- 「R」Relevant(関連性のある)
- 「T」Time-bound(期限のある)
これらの頭文字を取り、「SMARTの法則」となります。使用するのに特別な知識はいりません。
質問です。
「目標がない」とは、どんな状態だと思いますか?
「目標があいまい」とは、どんな状態でしょうか?
目標がない状態をマラソンに例えると、「ゴールのないコースを走っている」そんな途方もないレースです。
目標があいまいな状態は、「ゴールはある、けれど、どこにゴールがあるのか分からず走っている」そんな、イジワルなレースです。
どれだけ体力や時間があっても足が早くても、ゴールに辿り着くことはできません。目標に向かって「正しい距離を正しい道のり」で走りたいですよね。当たり前のことです。しかし、その当たり前が難しいと感じている人も多いと思います。
「ゴールを設定すること」「ゴールの場所を具体的にすること」どちらも自分で決められます。自分で決められるにも関わらず、決めていない人が多いのも事実です。
限りある人生の時間を無駄にしないためには、具体的な目標設定が必要です。
仕事や生活の中で目標を決めたときに、次のように感じることはないですか?
- いつの間にか目標を忘れて長続きしない…
- 目標が達成しないまま期日を迎えてしまう…
- 日々の生活にハリがない。淡々と毎日を過ごしている…
これらの不安や問題を解決するために、SMARTの法則は効果的です。けっして時代遅れの方法ではありません。

自己紹介が遅れました。はじめまして「寿(ひさし)」といいます。
僕は過去に大きな後悔をしています。そのことがこの記事を書く動機になっています。
実は僕、「お笑い芸人」をしていました。20歳から30歳までの10年間、プロのお笑い芸人になるため、吉本興業に所属して漫才やコントをしていたんです。
「お笑い芸人で絶対売れる!」当時、芸人として掲げていた目標です。
抽象的な目標で具体性がありませんでした。当時はそのことに何も疑問を持つこともありませんでした。ですが、いま振り返れば、夢を叶えられなかった原因のひとつだと思います。
結局売れず、30歳になるころ、お笑い芸人は諦めることになりました。
自分には才能がなかったと、片付けてしまうのは簡単です。しかし、目標の立て方や努力の仕方を分析しない限り、また同じような過ちを繰り返してしまいます。
SMARTの法則の解説・具体例と併せて、努力の継続・習慣化のコツなどもお伝えしていきますね。
自身の反省にもなりますが、みなさんのお役に立てると嬉しいです。
なぜ【SMARTの法則】は時代遅れと言われるのか?
はじめに、SMARTの法則が「時代遅れ」なのかどうかを解決したいと思います。理由はふたつありました。
- SMARTの法則は1981年に提唱され古い法則だから
- FASTの法則という、SMARTの法則と類似した法則があり、FASTの法則の方が新しいから
どちらも時代遅れと結論付けるには説得力に欠ける内容だと思います。では、ひとつずつみていきましょう。
SMARTの法則はプロジェクトマネジメントのために作られたフレームワーク
SMARTの法則は1981年に、コンサルタントの「ジョージ・T・ドラン氏」によって提唱された法則です。主にビジネスの現場で用いられており、プロジェクトマネジメントや従業員の業績管理・能力開発など、目標設定の基準を示す目的で使用されています。(参考 : Wikipedia)
確かに、提唱されてから、かなりの時間が経過しています。しかし、多くの会社や組織で使用されているのも事実です。
普遍的なことは時代遅れにはならないのではないでしょうか。
「FASTの法則」とは?SMARTの法則と似ている?
FASTの法則は、マネジメントの専門家「Donald Sull氏」「Charles Sull氏」によって2018年に提唱されました。目標設定に必要な4つの項目「Frequent」「Ambitious」「Specific」「Transparent」の頭文字を取り、FASTの法則となります。
- Frequent(ゴールは頻繁に議論される)
- Ambitious(不可能ではない範囲で野心的)
- Specific(具体的、指標とマイルストーンで計測)
- Transparent(透明性)
FASTの法則は、野心的な目標設定を基準にしているフレームワークです。夢のように壮大な目標設定をすることが特徴で、モチベーションを高めて自分の限界を引き上げます。
確かに、FASTの法則とSMARTの法則は、いくつか似ている項目があります。SMARTの法則は実現可能な目標設定に長けていることが特徴です。
このあとSMARTの法則を解説していきますので、比較して読み進めてもらえると嬉しいです。
【SMARTの法則】は目標を具体的に設定し言語化するためのフレームワーク
SMARTの法則は、目標を具体的するためのフレームワークです。
目標達成に必要な要素、5項目「Specific」「Measurable」「Achievable」「Relevant」「Time-bound」の頭文字を取り「SMARTの法則」となります。
- 「S」Specific(具体的)
- 「M」Measurable(測定可能)
- 「A」Achievable(達成可能)
- 「R」Relevant(関連性のある)
- 「T」Time-bound(期限のある)
これらの項目に従い、目標を具体的に言語化していきます。
たった5項目を意識すればよく、手軽です。
それでは、各項目を順番に見ていきましょう。ポイントや具体例も併せてお伝えしていきますね。
「S」Specific(具体性)目標を具体的にする
Specificは、目標の具体性を確認する項目です。具体性とは、目標を達成した時、自分はどんな気分で・どんな状態かをイメージします。頭の中で映像が浮かぶとベストですね。
「お笑い芸人で絶対売れる!」これは冒頭で紹介した、僕が芸人だった時の目標です。
どうでしょう?映像としてイメージできますか?
「売れる」とは、どんな状態を指しているのか。どのように売れたい?TVで?舞台で?収入は?人気は?目指している芸人は?イメージがつきにくいですね。
では、ダイエットを例に考えてみます。
夏までに痩せる
タレントの「〇〇さん」のような体型になる
どちらの目標が具体的なイメージを持てるでしょうか。後者のほうが直感的に理解しやすいですよね。
要するに、目標の定義をしっかり決めることが重要なんです。具体性のない目標は達成されないことを念頭におきましょう。
目標達成した時の「感情」はどうか
目標達成した時、あなたの「感情」に着目します。うれしいですか?楽しいですか?誇らしいですか?
オリンピックで金メダル獲得を目標にするアスリートに学びます。アスリートは、大会で表彰台に上がっている自分の姿をイメージして日々のトレーニングをしています。
人は感情で動く生き物です。目標を達成した時の心地よい感情がイメージできれば、その感情に近づこうと自然に行動するようになります。
あなたはダイエット目標を達成したとき「どんな自分」で「どんな気持ち」でしょうか。ポジティブな思考を持つことは、目標達成には欠かせません。
「M」Measurable(測定可能)数値目標を設定する
Measurableは、数値目標を明確にし可視化する項目です。目標に具体的な数字を盛り込むことで、目標はさらに具体的になります。それによって、目標の進捗率や達成率を測定できるようになります。中間目標の設定や経過観察・現状と理想とのギャップを認識することにも有効です。
さて、次の目標はある有名人の目標です。誰の目標かご存知でしょうか。
Wカップで有名になって、ぼくは外国から呼ばれてヨーロッパのセリエAに入団します。そしてレギュラーになって10番で活躍します。一年間の給料は40億円はほしいです。(※抜粋です)
これは、本田圭佑さんが、小学校の卒業文集に書いた将来の夢の一文です。文書中に「10番」「一年間」「40億」と数字が入っていますね。
実際にセリエAに属するACミランで背番号10番をつけてプレーされていましたし、年俸も目標に近い額を稼いでいたと考えられます。小学生の頃にこれだけ具体性のある目標を考えられることがすごいです。
もうひとつの有名な例として、プロ野球のメジャーリーグで活躍する、大谷翔平選手のマンダラチャートはご存知でしょうか?大谷選手が岩手県・花巻東高校1年生の時に書いたものです。中央に目標を配置し、周りに中間目標が具体的に書かれています。

マインドマップで思考の整理をすることもオススメです。

「A」Achievable(達成可能)現実的な目標設定にする
Achievableは、達成可能で現実的な目標設定になっているかを確認する項目です。夢のような壮大な目標だと、目標達成であるゴールがイメージできません。「本当に達成できるのだろうか?」と不安に駆られてしまいます。努力に必要なモチベーションを下げてしまう原因にもなります。
また、自分を追い詰めるような、高い目標設定にも注意が必要です。
ひと月で体重を10キロ落とす
「ひと月」「10キロ」と具体的な期間や数値が入っていますが、現実的でしょうか?相当な無理な食事制限と運動が必要です。きっと体調を壊してしまうでしょう。
なぜ無理な目標設定をしてしまうのか?
なぜ無理な目標を設定してしまうのでしょうか?それは、目標を設定する時がもっともモチベーション高いからです。新しいことを始める時は、誰でも希望に満ち溢れワクワクしています。それにより冷静な思考や判断ができず、無理な目標設定をしてしまうのです。
目標を決める時は、期間を空けるなどして落ち着いて考えましょう。信頼できる人に聞いてもらい、客観的な意見をもらうのもいいでしょう。
「R」Realistic(関連性のある)目的と目標の関連性を確認する
Realisticは、目的と目標との関連性を確認する項目です。その目標は「誰が」「何のために」達成したい目標なのでしょうか。目標達成のその先には、動機となる目的が必要です。
「誰のため」に達成したい目標なのか
人は、自分のためにしか頑張れない生き物だと思います。
他人から「〇〇した方がいいよ!」と言われて始めた目標ではありませんか?「あの人とく比べて、、私は、、」と、他人との比較で生まれた目標ではありませんか?
自分で決めた目標だと思っていても、知らないうちに他人や周りの環境に決められてしまうことがあります。
他人の意思や周りの環境によって決められた目標は注意が必要です。自分の思うような結果が出なくなると、「〇〇さんに言われたから、、」「私が本当に望んでいることじゃなかった、、」「あの人を喜ばせたいために頑張っている訳じゃない」と、他人せい・環境のせいにするようになります。
自分に対し、誰のために達成したい目標なのか問いかけるようにしましょう。目標の達成は、自分が喜ぶためにあるのだと、しっかり認識するようにします。
「何のため」に達成するべき目標なのか
「目標を達成した先に得られること」それが目的です。目的のために目標はあるべきで、目的がない目標達成は、疲労感や虚しさが残ってしまいます。
さきほどのダイエット目標でいえば、何のために痩せるのでしょうか?痩せてどうなりたいのでしょうか?
- 健康を手に入れたい
- 着れなくなった洋服を着たい
- 半年後に結婚式がある
難しく考える必要はありません。些細なことでも目的を意識することは重要なのです。モチベーションを高く保ち続けるためにも、目的と目標の関連性を意識して目標設定をしましょう。
「T」Time-related(期限のある)
Time-relatedは、期限(スケジュール)を確認する項目です。締め切りや中間目標を決めましょう。期限を決めると、期日までに目標を達成するにはどうすればよいか、具体的に考えるようになります。
また、目標の先延ばし防止にもなります。モチベーションの低いままダラダラと続けることもなくなります。仕事に納期があるように、期限を決めなければ目標達成はいつまでも達成できないということです。
結果から逆算してプロセスを考える
- いつまでに
- 何を達成したいのか
先にこの2点を決めることが重要です。締め切りや望む結果が決まると、自然とゴールに辿り着くために必要なプロセスを考えるようになります。この結果から逆算する手法は、企業コンサルティングでも使われています。
プロセスを中間目標として設定する

プロセスを洗い出したのち、期限を細かく決めて中間目標とします。ポイントは数値目標も併せて設定することです。数値の指標を決めておくと、振り返りや改善がしやすくなります。
無理なスケジューリングや行動を詰め込みすぎることは、失敗や挫折・モチベーション低下の原因につながります。現実的なスケジュールを組んでいきましょう。
「SMARTの法則」まとめ・メリット / デメリット
「SMARTの法則」のメリット・デメリットをまとめます。
「SMARTの法則」メリット
- 項目に沿って目標を考えるので考えやすい
- 現実的で具体的なゴール設定ができる
- 目標を言語化することで他人と共有しやすい
- 目標の数値目標が明確になるので評価基準ができる
「SMARTの法則」デメリット
- 現実的な目標設定をするため、夢などの壮大な目標設定には向かない
- 中間目標やスケジュールを細かく設定するため、柔軟性に欠ける
- 長期的な計画にはあまり向かない
目的となる「なぜやるのか?」は目標設定より大事
目標は「なんのために」達成しなくてはいけないのでしょうか。その理由が「目的」です。目的に沿った目標になっていないと、途中で動機を見失しなったり、モチベーションを下げてしまう原因となります。
「5回のなぜ?」で目的を明確にする

目的がなかなか見つからないと感じている人もいると思いますい。そんな時は、目標に対して「なぜ?」を5回問い続けましょう。本質的な動機が見えてきます。
この方法は、トヨタ自動車で行われている「カイゼン」方式のひとつを応用しています。トヨタ自動車では、問題・トラブルが起こった時、本質的な原因を徹底的に洗い出すため、「5回のなぜ?」を問い続けます。
目標達成を後押しする具体的なテクニック
目標を達成するには継続した努力は欠かせません。そのためには目標を常に意識することがポイントになりま 目標を達成するためには、継続した努力と習慣化は必要不可欠です。ここでは、具体的な方法とテクニックを紹介します。
- 目標を紙に書き出して可視化する
- 部屋の壁など、よく目にするところに貼る
- 毎朝、毎晩、目標を見る・声に出して読む
- 1日5分だけでもいいから行動する
- 進捗を定期的に確認して達成度合いを確認する
- 応援してくれる人に話す
アファーメーション
目標は「〜している」「〜した」などの、現在進行形もしくは完了形で言語化することをオススメします。

潜在意識を利用し習慣化する

努力を習慣化するために人間の潜在意識を利用します。潜在意識は無意識ともいわれ、日常生活や仕事の場面などで意識することなく行っている、習慣や思い込みのことです。
意識とは簡単に言うと脳の働きで、日常生活で意識が働いているのは脳全体で5%程度といわれ、95%の潜在意識が物事の情報処理や判断をしているのだそうです。
朝起きて歯を磨く・朝食を食べる・着替える、こうした行動は人間の無意識が働いて習慣化されています。
「病は気から」と、耳にしたことはありませんか?プラセボ(プラシーボ)効果ともいわれ、新薬の治験で用いられることもある試験です。治療の有効成分が含まれていない薬を、本物の薬として患者さんに使用してもらいます。すると、ある程度の割合で治ってしまうことがあるそうです。これは、人間の思い込みの力には、すごい力があると証明しています。

理想と現状とのギャップから生まれる「ホメオスタシス」を利用する
人間に備わっている「ホメオスタシス」はご存じでしょうか?人間には、生体が変化を拒み一定の状態を維持しようとする働き、 ホメオスタシス(恒常性)という機能があります。
例えば、手足などに切り傷をしたとき、時間が経てば出血は止まり、かさぶたとなって皮膚は再生します。それは、皮膚が怪我のない状態を理想の状態と記憶しているからなんです。つまり、損傷部分を自然に回復してしまう機能がホメオスタシスなんです。
このことを目標設定で置き換えてみます。人間にはもともと、理想に近づくために努力する機能が備わっているということです。潜在意識を利用するわけです。
ホメオスタシスを利用するには、次の2点を意識してください。
- 理想のイメージを持つこと
- 現状をきちんと把握すること
理想と現実のギャップに落ち込むのではなく、上手に活用しましょう。
目標は応援してくれる人にだけ話す
目標は、応援してくれる信頼のおける人にだけ話しましょう。
他人に夢や目標を話した時、相手の反応は大きく2つに分かれます。ひとつは肯定的に挑戦や努力を肯定的にとらえて認めてくれる人、もうひとつは「大丈夫?」「現実的にじゃない」といった否定的な反応の人です。
人間には「現状維持バイアス」という変化を拒む性質があります。いい変化であっても、悪い変化であっても、安定した元の位置に留まろうとする性質です。肯定的な反応の人は、何かにチャレンジしている人が多く、否定的な反応の人は現状維持や安定志向の人が多いと感じています。圧倒的に否定的な反応の人が多いので注意しましょう。
周りからの反発をエネルギーに変換できる人は、目標を積極的に発信することでプラスに働くこともあります。SNSなどで情報やアイデアが集まりやすくなるからです。いづれにしても、目標達成までモチベーション高く走れる方法を選択してください。
目標設定や計画は常に見直し修正する
計画を実行している最中に目標達成が難しいと思う場面があります。計画実行中でも見直や修正を行いましょう。
ただし、目的や目標を根本から変えてしまうのは注意が必要です。根本から目標を変えてしまうと計画全体を見直さなくてはいけません。数値目標・中期計画・スケジュールの見直しだけにとどめておきましょう。
【SMARTの法則】目標設定の具体例
SMART法則は、ビジネスの場面では営業目標やスキルの習得に、プライベートの場面では学習目標・ダイエット目標に、幅広く活用できます。
次の目標設定は、僕が前職のWeb制作会社で計画した目標です。
【ビジネスシーン活用例】スキルアップの目標設定
上司と部下でスキルアップのマネジメントをする場面です。部下は、SMARTの法則を使ってスキル習得の目標を設定します。上司に目標を共有し、計画の中身をさらに検討。目的・中間目標や数値目標など具体的にし言語化していきます。
- 目的:お客さんの事業拡大・課題解決のお手伝いをする
- ゴール:お客さんから要望の多い機能の実装
- 目標:新しいプログラミング言語の習得
- 期間:6ヶ月間
- 計画:毎朝30分、オンライン学習カリキュラムを1セッション消化する。月末に学習の進捗を上司に報告する。
スケジュールはエクセルで管理・共有し、上司と部下、双方で相談できる体制をとります。
- 何をどこまで達成したか
- 何が達成できていないのか
- 達成するために何が必要なのか
- 何か困りごとはないか
上司はこれらを確認・評価してフィードバックします。

目標達成までに迎える険しい道のりを越えるコツ
目標達成には、いくつかの試練が待ち受けています。「タックマンモデル」という成長の過程を心構えとして知っておくと、苦しくなった時、モチベーションを下げず前に進めます。
「タックマンモデル」目標達成までの5つの段階

タックマンモデルでは「形成期(Form 形成)」「混乱期(Storm 嵐)」「統一期(Norm 秩序)」「機能期(Perform 成果)」と5つの段階を経て成長するといわれています。自分は今、どの時期に差し掛かっているのかを把握して、苦しい場面を乗り越えましょう。

目標を決めると毎日が充実する
ここまでお読みいただき、ありがとうございました。
目標設定について書こうと思ったのは、芸人活動が自分の思うように行かなかった後悔からと、冒頭にも書きました。
「もっと具体的な目標をもって、計画的に行動していれば、、」
芸人を辞めてから少しのあいだ、生きる目的を失っていました。目的がなければ目標も存在しません。
目標がないと人は、他人と比較してしまいます。
目標があると人は、過去の自分を越えようと努力するようになります。
このことに気づくのに、10年もかかってしまいました。
後悔しても時間は戻ってきません。失敗から学ばなけば同じ過ちを繰り返し、これから続く未来の時間も無駄にしてしまいます。
後悔のない人生を送るには、目標は大事だと思います。
この記事を読んだあなたが、僕のように人生を無駄にせず、大切な人生の時間を有意義に過ごせますように。心からお祈りしております。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。