ドリームキラーの見分け方と対処法とは?ワクワクした状態で夢や目標に挑戦しよう
何か新しいチャレンジをするとき、
誰かに応援してもらえたら心強いですよね。
反対されたら、ちょっとムカつきます。
突然ですが、ぼくは20代のころお笑い芸人をしていました。
地元を離れて上京する時、友達に「お笑い芸人目指そうと思っている」と打ち明けたら「芸人なんかやめとけ。売れるわけない」と否定されてしまいました。
その頃からもう何十年も過ぎていますが、いまだにちょっと嫌な感情になります。
たとえば、
資格取得のために勉強を始めたり、あたらしい環境を求めて転職活動を頑張ってみたり。
新しいチャレンジをしようと前向きに努力しているのに、
「大変だからやめときなよ。今のままでいいじゃん」と、
横槍を入れてくる人いないですか?
そういう人たちのことを「ドリームキラー」と言います。他人を自分の価値観の中で評価してチャチャを入れてきます。
新しく物事を始める時は誰だって不安があります。ドリームキラーの声に耳を傾けてしまって結局、新しいスタートを切らないことってあります。
家族・親友・職場の同僚・上司など、ドリームキラーは身近なところにいます。ネガティブな言葉を使う人は、無理に仲良くなる必要はありません。
この記事では、ドリームキラーの見分け方と対処法について紹介していきます。
ドリームキラーとは
その名の通り、他人の夢や目標を否定したり勝手に評価したりしてくる人たちのことです。
ドリームキラーは、挑戦しようとしないし環境を変えようともしません。
それなのに、さも経験してわかったように「〇〇ってこうだから難しいよね〜」なんて無責任なことを言い、ネガティブな感情を振り撒いてきます。
ドリームキラーは身近なところに潜んでいる
夢や目標はなにも「芸能人やタレント・歌手になりたい」そういったことだけがドリームなわけではありません。
旅行へ行きたいとか、職場環境をよくしたいとか、そういった日常の目的や目標も当てはまります。
たとえば仕事で、
「今のやり方だと効率が悪いしミスもしやすいから、この方法ではどうかなと思いまして」と、職場の上司に職場環境の改善を提案したとします。
すると上司がよく考えもせず、
「ん〜、やり方を変えるのは大変だからなぁ。このままでいいだろ」と、検討もせず試しもせずにアイデアを受け入れてくれなかったとします。
ぼくはこのケースもドリームキラーだと思っています。その上司の価値観の中で評価してしまって、可能性を見出そうともしていないからです。
心配だけしてくる
「絶対無理」とか「成功しない」とか、わかりやすく否定してくるドリームキラーもいれば、
「大丈夫?」「心配してるからね」と、気にかけているように見えて不安を煽るような言葉をかけてくるドリームキラーもいます。
いい人そうに見えてしまい、ついつい相談してしまいがちですがドリームキラーです。
あなたの周りはどうですか?ドリームキラーはいませんか?
「頑張って」「応援してる」「何かあったら手伝います」と声を掛ければいいのに、ドリームキラーは、他人を自分の物差しで評価しようとするわけです。
ドリームキラーの見分け方とは
「私はドリームキラーです」とわかりやすく書いてあるわけじゃないので、言動や行動・外見などからドリームキラーを見分ける必要があります。
ぼくは今、介護をテーマにエッセイを書いていたり公募に挑戦したりしているのですが、こうした普通の仕事とは違うことを話すと、それぞれに反応が違うわけです。
他にも、在宅でしているWebライターの仕事を説明したら「家で仕事できるっていいわね」と妬みを言われました。別に言わなくていいですよね。
ここからはぼくの体験による、ドリームキラーの見分け方について解説していきます。
ネガティブな言葉・言動ばかりを吐いている
ぼくがドリームキラーを見分けるときに一番注目していることは、その人が普段から使っている言葉です。
言葉はその人の内面や思考を映し出します。
- 「難しいよね」
- 「めんどくさいよね」
- 「大変そうだね」
代表的な言葉を挙げてみましたが、これらの言葉や発言にはネガティブな思考が含まれています。
逆にポジティブで前向きな人は、言葉を意図的に言い換えています。
- 「頑張りましょう」
- 「手間をかけてじっくりやりましょう」
- 「気をつけてやりましょう」
前向きで行動的な人ほど、意識的にポジティブな言葉を使うようにしています。
無意識で出てくる言葉がネガティブな人にならないように、日頃から自分の言動にも気をつけています。
転職する時にドリームキラーから言われたこと
ぼくは前の会社を辞める時に、こんなことを言われました。
「難しいからやめといた方がいいよ」「うまく行ったらいいけどね」「上手くいかなかったとき、取り返しがつかなくなるよ」
どうして「応援しているよ。がんばってね。ぼくも頑張るよ」と言えないのでしょうかね。
ぼくのことを心配している言葉のように思えますが、ただ不安を煽るだけで実際に手を貸してくれるわけではありません。
ネガティブな発言の裏には「ぼくも実は転職したい」「本当は退職したい」などの嫉妬や妬みが含まれている場合が多いです。
その人は、普段から会社の愚痴や不満を言いながら不機嫌に仕事をしていました。
ドリームキラーは外野から好き勝手な感想を言ってきます。余計なお世話ですね。
ドリームキラーにある現状維持バイアスとは
ドリームキラーは環境の変化を嫌います。
- 成長意欲がなく努力をしない人
- 会社にぶら下がってぬるま湯にずっと浸かっている人
- 慣れ親しんだ環境で幅を効かせてくる人
- 新しい取り組みに対し文句しか言わない人
これらの人はドリームキラーです。職場には必ずひとり以上います。
人間には「現状維持バイアス」といって、もともと変化することを避ける性質が備わっています。
これは人類が生き延びるために必要な危険察知能力で、安全な環境から離れることのリスクを回避するために備わった防衛本能です。
たとえば転職にしても、今の職場を離れることは収入面・あたらしい職場環境に適応できるかなどリスクが伴いますよね。
ドリームキラーはそれに強烈に反応してします。
でも目標や夢を実現するためには、現状に満足せず成長し変化しなければ達成できないですよね。
これはリスクマネジメントとは違います。リスクマネジメントは、行動した先にある不安要素を考えることで、行動しないドリームキラーとは根本的に違うのです。
認知的不協和を押し付けてくる
認知的不協和とは、その人が持っている価値観や常識・考え方に対して、枠を外れた考え方に嫌悪感を抱くことです。
好きな音楽があって、それ以外の音楽を否定するような感覚でしょうか。
ドリームキラーは、その認知的不協和の価値観を他人に押し付けてきます。
「どの会社に行っても同じだよ〜」と言ってくる人です。いやいや、そんなわけはありません。場所が違えば価値観も変わってきます。
でも、ドリームキラーはそのことを受け入れないのです。
その人は経験も体験もしたことない、聞いてもないのに自分の常識と価値観で無責任に意見を言ってくる人がいたら、ぼくは要注意人物としてチェックしています。
自己肯定感が低い
だいたい、フォローもできないような自虐ネタを言っています。
- 「どうせ私なんかさぁ〜」
- 「わたしなんかさぁ〜」
- 「わたしにはできっこない、頭よくないからぁ〜」
必要以上に謙遜する人・へりくだる人も注意です。自己肯定感が低い人ために、ネガティブな発言が染み付いてしまっているのだと思います。
自己肯定感が低い人は、他人を自分の低い評価基準で判断してきます。
自分より能力が高い人に対しては嫉妬心を抱き、自分より能力の低い人には傲慢になります。
ドリームキラーは群れる
ドリームキラーは周りと違う考え方を恐れるため、孤独を恐れて群れます。
孤立しようとも、自分の意見をはっきり言う人は群れようとしません。
うわべだけの人間関係を築こうとして奔走している人は注意しています。
体験のないことを知ったかぶる
「あれって、こうだよね」「あれって、こうらしいよ」などと、経験がないことでも知ったかぶりして意見を言ってくる人は、ドリームキラーの可能性が高いです。
経験も実績もない人の意見は聞き流しています。
外見でわかるドリームキラー
外見は人の内面を映し出す鏡と考えれば、
- 目の輝きがない人
- あきらかに生気を感じない人
- 喜怒哀楽の表情がない人
- 口角が下がっている人
- 姿勢が悪い人
- いつもイライラしている人
- 笑顔がない人
- 肥満の人
ぼくはちょっと注意しています。どの人も嫌ですね。元気を吸い取られそうで。独断と偏見かもしれませんが。
ドリームキラーの対処法とは
簡単です。
ドリームキラーには近づかないこと。
これに尽きると思います。
ドリームキラーには近づかないに限る
物理的な距離をとること・接点を作らないことが大前提です。
- 連絡先を交換しない
- 物理的な距離をとる
- 必要以上に自己開示しない
単純ですが、これらの対処法につきます。これによって人間関係によるストレスはかなり軽減できました。
とはいえ社会生活を送る中で、どうしてもコミュニケーションを取らなくてはいけない場合がありますよね。
張り合わない
なにかを否定されたり、ネガティブな意見を言われたりしても相手にしないようにしています。
ネガティブな会話に参加しない・反応しないことにしています。
エネルギーと時間の無駄ですし、相手にしてしまうと思うツボです。
SNSで不用意に発信しない
夢や目標をインターネット発信することは、確かに成功までの近道かも知れません。
しかしネットには、嫉妬や足の引っ張り合いがあることも事実です。
批判的なコメントや横槍に左右されるメンタルであれば、本心を不用意に晒すことはやめておきましょう。
ぼくはアウトプットの場としてSNSを利用しています。
自分がドリームキラーにならないように注意しよう
もしかすると、自分がドリームキラーになっている可能性があります。
他人の人生に首を突っ込み、聞かれてもないのに意見を押し付けてはないですか?
ぼくは無意識に「こうした方がいいよ」と、アドバイスしている時があるので注意しています。ドリームキラーは、自分がドリームキラーであることに無自覚な人が多いです。
そしてドリームキラーにならないためには、
他人の人生ではなく自分の人生に関心を持ち、夢や目標・新しい習慣を取り入れていきましょう。
アファーメーションする
ぼくはアファメーションをしています。
アファメーションとは、自分自身に問いかける「理想の現実を手にいれるためにする前向きな宣言」のことです。潜在意識をポジティブにしてくれる効果があります。
潜在意識自体がポジティブであれば、思考も自分の口から出てくる言葉も前向きになります。
自分自身に対して、前向きなキャッチコピーをつけるのもいいですね。
前向きな思考は、人間のホメオスタシス(恒常性)にも影響しますし、ポジティブな思い込みはプラシーボ効果を発動させてくれます。
日記を書いて自分の言葉を確認する
日記やエッセイなど、文章を書くことで自分の言葉を客観視しています。
主観的な思考は、ノートに書き出すと客観視できるようになります。
書き出した言葉がネガティブな言葉や内容であれば、自分がドリームキラーの可能性があります。
弱音を吐いていけないというわけではありませんが、できるだけ前向きでチャレンジ精神のあるような内容がいいですね。
ぼくは意識的に、前向きな文章になるように日記やエッセイを書いています。
そのおかげで、ひどく落ち込むことも少なくなりましたし自己肯定感が上がったように感じています。
夢や目標は信頼できる人にだけ話そう
ここまで読むと、友達や知り合いがひとりもいなくなってしまうのではないかと心配に思うかもしれません。
これはぼくの個人的な意見ですが、
信頼できる友達や知り合いは多くなくていいと思っています。ひとりかふたり居てくれれば十分です。
人間関係の繋がりが多くなれば多くなる程、ひとりにかける情報量や興味・関心は薄れてしまう気がするのです。また、知らなくていい情報や雑音も入ってきやすくなります。
ぼくはぼくのことを深く理解してくれる人にだけ、自分の本心を話したいと思っています。
自己アピールや自己顕示欲に囚われてしまわないように注意しています。
自分の芯がない人をドリームキラーは狙っています。また、ネガティブな思想や思考には、そういった人がどんどん近づいてくるようになります。
馴れ合っているほうが、居心地がいいからです。
たとえ孤独になったとしても、自分の精神の安定のためにドリームキラーとは関わらない方がいいと思っています。
ぼくは、夢や目標を追いかけているワクワクした気持ちを大切にしていきたい。
あなたも、信頼できる人・大切にしたい人・長く付き合っていきたい人を見直してみてください。
ぼくは夢を叶える人になって、他人の夢を応援する人になりたいと思っています。