コピーを学ぶ

コピーライター養成講座で金の鉛筆を取るために工夫したこと

金の鉛筆を取る工夫
なやむちゃん

 コピーライター養成講座に通った証としてどうしても金の鉛筆が欲しい。広告業界は未経験。どうやったらとれるの?

寿

 わかります。僕もWebエンジニアで、広告業界はまったくの未経験でした。

 結果5本獲得、最高順位は2位でした。卒業までに見つけた「金の鉛筆攻略法」は、

  •  他人と被らないこと
  •  得意な勝負に持ち込むこと

 この2点を意識して課題に取り組みました。

 こんにちは、寿(ひさし)と言います。

 金の鉛筆を取るためには、人と同じキャッチコピーの提出を避けることが大事です。

 僕は2020年、コピーライター養成講座名古屋基礎コースに通いました。

 コピーライター養成講座に通う人で「金の鉛筆」を欲しくない人は、誰ひとりいないと思います。講座に通った証として必ず欲しくなります。

 受講生は仲間でありライバル。表面上は仲良くしていても内心はメラメラと燃えいます。やはり作戦なしで上位に食い込めるほど簡単ではないのです。

 そこで当時を振り返り、金の鉛筆を取るために工夫したことを綴ってみようと思いました。

 「こんな考え方もあるんだ」的に、気軽に読み進めてもらえると嬉しいです。

コピーライター養成講座で金の鉛筆を取るために工夫したこと

金の鉛筆をとると?
  • わかりやすい実績になる
  • 他の受講生から羨望の眼差しを浴びれる
  • 広告の面接で獲得本数を聞かれることもあるらしい
    (そういった話も聞きました)
寿

 「金の鉛筆」をとるためには、人と違った視点を探すことが大事になってきます。アイデアの幅を広げ、思考力を磨くことに繋がりますよ。

コピーライター養成講座「金の鉛筆」とは

金の鉛筆
金の鉛筆

「金の鉛筆」はコピーライター養成講座の記念品

 講師が選ぶ、優秀なキャッチコピー10本に与えられるコピーライター養成講座の記念品です。記念品と言い切ってしまうのは、講座に通った人間にしか価値があまり伝わらない代物だからです。

 ネット記事などで、広告業界の「就職」「転職」に絡めた内容も見られます。

 たしかに面接で話題にはなるかも知れません。しかし金の鉛筆を何本取っても進路に有利に働くとは思えません。

 たとえ0本でも「自分がどのように講座に取り組んだのか」熱意を持って伝える方が大事だと思います。

 講座内で受講生同士が切磋琢磨するための「ゲーム」と思って楽しみましょう。

金の鉛筆はどのように競い合うのか

 コピーライター養成講座では各講師からキャッチコピーの課題が出されます。受講生はひとり5本〜10本のキャッチコピーの提出を求められます。

 講師が授業の終盤に優秀なキャッチコピー10本をランキング形式で発表し、選ばれた受講生は順位が刻まれた「金の鉛筆」を受け取ることがでるのです。

 僕が通った2020年の講座は総勢50人程の受講生がいたので、金の鉛筆を取る為には、総数500本のキャッチコピー中から10本に選ばれる必要がありました。

コピーライター養成講座「金の鉛筆」を取るために一番大事な考え方

授業風景
受講生はライバル

 状況を整理して話を進めて行きますね。

  • 講座の状況
  • 受講生50人
  • 総数500本のキャッチコピー
  • 上位10本のキャッチコピーが金の鉛筆を獲得
  • 全40回の講義で課題のある講義は15回程度

選ばれる為には他の受講生と同じようなキャッチコピーを書かないこと

 講師の方は「提出されるキャッチコピーは、ほとんどが同じ切り口」と言っていました。受講生から提出されるキャッチコピー は、多い時で500本です。

 同じようなキャッチコピーが並ぶなかで、切り口が違うキャッチコピーは目立ちます。

「目立つ」ことが大事なんです。

広告・キャッチコピーは見られていない

  • TVCM見ますか?
  • YouTube広告スキップせずに見ますか?
  • 街中で印象に残ったキャッチコピー覚えていますか?

 生活者は広告に関して意識することなく生活しています。なんなら「広告は邪魔」とネガティブな印象を持っています。

 広告は見てもらわないと伝わりません。生活者に見てもらうためにはアイデアが必要になってきます。

 キャッチコピーの「キャッチ」は「掴む」といった意味があり、 キャッチコピーは短い言葉で生活者のこころを惹きつける工夫が必要なんです。

 講師に立場になって考えた時、同じようなキャッチコピーが並ぶと目に止まらないのは理解いただけると思います。

 キャッチコピーは出来るだけ短い言葉がいいとされ、11文字から13文字が最適と言われています。

被る受講生のキャッチコピー

キャッチコピーの課題
同じようなキャッチコピーが並びます

 毎回講義では他の受講生のキャッチコピーもプリントアウトされ配布があります。本当に同じようなキャッチコピーが並びます。

 被ったキャッチコピーが選ばれる事はほとんどありません。選ばれたとして、最も言葉の使い方が上手な1本だけです。

 講師の方も「人と被るコピーを書くのは恥」と言っていました。

コピーライター養成講座には宣伝会議賞の審査員もいます

宣伝会議賞
出典:宣伝会議賞

 宣伝会議賞の審査員をされている講師がいうには、

 「宣伝会議賞に応募のあるキャッチコピーの9割が同じ切り口です。切り口が違うだけで目立ちます」とのこと。

 人と違うキャッチコピーを書く事が大事なんです。

 宣伝会議賞で賞を取ることも、コピーライター養成講座で金の鉛筆を取ることも規模の違いだけで同じことだと思っています。

キャッチコピーを選び方
キャッチコピー選ぶ時のコツは?書くより大事な選び方について書く事より難しい「いいキャッチコピーを選ぶこと」。いいキャッチコピーを選ぶには、自分の基準を持つことが大事になります。キャッチコピーの選び方を解説し、選ぶ基準を持つための訓練方法を解説しています。 ...

金の鉛筆に近づく具体的な工夫

切り口をたくさん書く
切り口をたくさん考える

切り口をとにかく考える

 コピーライティング基本で、次の考え方があります。

コピーライティング基本
  • 何を(What to say)
  • どう言うか(How to say)

 商品・サービスの切り口にあたる「What to say」を多く出せる人が、人と違うキャッチコピーに近づきます。切り口とは広告対象の訴求点です。

「お米」の切り口
  • 日本人の主食
  • 甘い
  • おかずに合う
  • お米離れが進んでいる
  • 日本のお米は美味しい
  • 秋が旬

 など、色々な「切り口」が挙げられます。自分がすぐに思いつく切り口は、当然ほかの受講生も思いついています。

 僕は切り口を出す方法として、マインドマップを利用していました。

マインドマップの書き方 - 初心者向けルールの解説マインドマップは脳内を可視化するツールです。悩みの原因を探ったり、新しいアイデアを生み出したり、記憶の定着率を上げたりと、活用方法は多岐に渡ります。基本的な書き方・用語・ルールを覚えれば簡単に使用することができます。具体例を解説しながら、マインドマップ紹介しています。...

発想法に大喜利を使う

 僕は元芸人でした。キャッチコピーの課題は大喜利のような感覚で考えていました。

 大喜利は発想を飛躍させるのに有効な手段です。

 ふざけている訳ではなく人と違うアイデアを考えるには、頭を柔軟にしておく必要があります。 

大喜利発想法の例
  • こんな(広告対象)は嫌だ
  • (広告対象)は〇〇だ
  • (広告対象)に悪態をついてください
  • (広告対象)がこの世になかったら

動物は(広告対象)の事をどんな見方している?

  • こんな「お米」は嫌だ
  • ひと粒ひと粒に生産者の名前が書いてある
  • 写経してある
  • ひと粒がでかい
  • 芯がない

 いい意味でふざけてみると、思いもよらない発想が生まれます。

 切り口を考えたあとに「どう言うか(How to say)」を考えるようにしましょう。
 土台となる「What to say」にオリジナリティがない場合、どれだけ一生懸命How to sayを考えても、コピーの着地は他の受講生と似てきます。

得意な勝負に持ち込んで「金の鉛筆」を狙う

得意分野を見つけよう
作戦を考えて課題に取り組む

プロモーション企画・TVCM企画・ボディコピーの課題

 コピーライター養成講座の課題はキャッチコピーだけとは限りません。

  • 課題の種類
  • 商品のプロモーション企画
  • TVCMの企画
  • ボディコピー

 コピーライターはキャッチコピーを考えるだけに仕事の範囲がとどまらないからです。

 クライアントの課題解決に言葉が必要で、言語化できるコピーライターは活躍する場面が多岐に渡ります。

 キャッチコピーは最終的に言葉の表現になるため語彙力は必要です。語彙力の差は「年齢」「学力」「経験」によって左右されるので優劣はつきやすい。

 その点「企画」を重点においた課題では、「企画の面白さ」を評価の基準にしているため、アイデア勝負となります。

アイデア発想が得意な人は、企画の課題を狙い「金の鉛筆」を獲得しましょう

 僕は企画を考える方が得意でした。5本獲得した鉛筆の内、2本は企画の課題です。

 人には得意な考え方があるように思います。自分の特性を知るために、いっぱい書きましょう。

自分の得意分野は?
  • 綺麗なコピーが書けるけど発想がいまいちな
  • 発想はいいけど表現が苦手
  • 分析が得意
  • 左脳派、右脳派

コピーライター養成講座にいる受講生

受講生さまざまな職種
  • 新人コピーライター
  • アートディレクター
  • PR・広報
  • 求人広告ライター
  • デザイナー
  • 営業

 やはり「新人コピーライター」「アートディレクター」は強かったです。卒業までに10本取っていた方がいました。

 僕はWebエンジニアです。多少マーケティング知識があったかも知れません。

コピーライター養成講座評判
【宣伝会議】コピーライター養成講座の評判・内容 - 卒業生が語る宣伝会議コピーライター養成講座の評判は?受講の申し込みを悩んでいる方へ「どんなこと勉強するのか」。名古屋基礎コースの受講生が講座の内容を解説します。金の鉛筆は6本獲得しました。 ...

金の鉛筆は取れなくても大丈夫

 金の鉛筆取れなかった人でもコピーライターになっています。登壇する現役コピーライター講師の方も、過去にはコピーライター養成講座に通った卒業生の方がほとんどです。

 「1本も取れなかった・・・」と当時、課題提出した恥ずかしいキャッチコピーをネタにしている講師もいました。

 結局、講座を受けた後も努力を続けるかどうかですね。

 金の鉛筆を取ることが目的ではなく、課題を通じてキャッチコピーの技術を学ぶ場で、今後のご自身の人生に活かすことが、なによりも大切です。

 課題は一生懸命取り組んで、楽しんでくださいね。

コピーライターに向いてる人
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金の鉛筆より大事なことは、いっぱい書くこと

キャッチコピーをいっぱい書こう
たくさんキャッチコピーを書くこと

 やはり「いっぱい書くこと」に尽きると思います。どんなにテクニックを学んでも、

  • 書かないことには上達しません。
  • 考えなければ視点は広がりません。

 僕は卒業後の学習と復習をかねて、このブログを立ち上げました。情熱を持って、いっぱいキャッチコピーを書きましょう!

 この記事が、あなたのお役に立てれば嬉しいです。

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