個人事業主に必要なコピーライティングの知識とは?
会社員の時から副業をはじめて、思い切って個人事業を始めてみました。
でも、自分をどう売っていいか、わからないし。
商品を売るためにどうしたらいいかわからない。
そこで学び始めたことが、コピーライティングでした。
こんにちは、のざき寿(ひさし)といいます。元芸人です。
当サイトに来てくださり、ありがとうございます!ゆっくり見ていってくださいね!
コピーライティングは「モノやサービスを売るための文章術」です。
いわゆる、広告文を書く技術のこと。
広告とは「広く世間に告げ知らせること、特に、顧客を誘致するために、商品や興行物などについて、多くの人に知られるようにすること」と、広辞苑には書いてありました。
広告の歴史は古く、明治5年頃に「advertisement」訳語として造られた言葉だそうです。
日本で最初のキャッチコピーは、江戸時代中頃、平賀源内が考えた「土用の丑の日」と、いわれています。
平賀源内は、夏に売上が伸びない「うなぎ屋」の相談を受けます。そこで源内は「本日、土用の丑の日」とキャッチコピーを書いて張り紙をするよう提案しました。それから周りのうなぎ屋も真似したことで、現代まで続く風習になったそうです。
このブログは、コピーライティングをテーマに、コピーライティングの考え方やキャッチコピーの書き方・具体的なコピー活用方法が身に付くようと思って記事を投稿しています。
ぼくは、コピーライティングを学んだおかげで業務委託の仕事を受注できましたし、クラウドワークスやランサーズなどのクラウドソーシングで案件を受注することができました。
たとえばメルカリで商品を売るときにも、コピーライティングの技術は役に立ちます。
ホームページ制作にもコピーライティングは大活躍します。
ビジネスを展開する上で、コピーライティングは欠かせません。
ぜひ、いろんなページを見ていってくださいね。
コピーライター養成講座に通ったことがキッカケでした
ぼくがコピーライティングを学び始めたのは、コピーライター養成講座に通ったことがキッカケでした。
元芸人ですから、はじめは大喜利感覚でキャッチコピーを考えていたのですが。真剣に学んでいくうちに奥深さを知りハマっていきました。
コピーライターは、クライアントの課題を解決するクリエイティブな仕事です。
モノを売ることはもちろん、企業メッセージやブランディング・広報やPRなど、さまざまな場面でコピーライティングは必要になります。
キャッチコピーの公募実績
キャッチコピーの公募に応募しながら、コピーライティングの腕を磨いています。
公募で実績を積むことで、コピーライティングへの自信につながりました。
コピーライティングは日常に溢れている
とはいえ、コピーライティングが使われている場面はパッと思いつかないですよね。
まずはテレビCMじゃないでしょうか。15秒から30秒という短い時間で、商品・サービス・企業イメージ・ブランドイメージを視聴者に印象付けようとします。
映像やメロディーの出発点は、コピーライティングなのです。
- 新聞広告
- 電車つり革広告
- ポスター・リーフレット
- スマートフォンアプリの広告
- Webサイトのバナー
- YouTube広告
- SNS広告
生活の至るところにコピーライティングがあります。
コピーライティングの種類とは
ひとくちにコピーライティングと言っても、実はいくつかのカテゴリーに分類されています。
- イメージコピー(キャッチコピー・キャッチフレーズ)
- セールスコピーライティング
- Webコピーライティング(Webライティング・SEOライティング)
コピーライティングとして、基本的な考え方は共通していますが、使用する場面・細かい技術は全く違います。簡単に解説していきますね。
イメージコピー(キャッチコピー・キャッチフレーズ)
商品・サービスのイメージを表現する言葉や文章です。グラフィック表現と一緒に掲載されます。短い言葉で端的な表現です。
おしりだって、
洗ってほしい。仲畑 貴志さん
TOTO ウォシュレット(1982 )
イメージコピーは次のような場面で使用されます。
- テレビCM
- 新聞広告
- 電車つり革広告
- ポスター
- 企業ブランディング / スローガン
- Webサイトメインビジュアルのキャッチコピー
イメージを伝えるため、抽象度の高い言葉や文章になる特徴があります。
セールスコピーライティング
商品・サービスの直接的な購買につながる言葉や文章です。ECサイトの商品紹介やブログなど、商品・サービスのメリット・製品情報や他社との製品比較など、イメージコピーに比べ具体的な表現なのが特徴です。
セールスコピーが使用される場面
- DM(ダイレクトメール)
- チラシ
- メールマガジン
- Webランディングページ
- Webバナー
- ECサイト
- ブログアフェリエイト
セールスライティングは、購買心理学・心理学などのテクニックを用いることもあり、消費者に対して「購入」や「問い合わせ」など、具体的な行動へ促します。
Webコピーライティング(Webライティング・SEOライティング)
インターネットでGoogleなどの検索エンジンに対し、コンテンツを検索上位に表示するための文章術です。SEO(Search Engine Optimization)、検索エンジン最適化といわれます。
主に、商品・サービスを紹介するECサイトや企業サイト・オウンドメディア・ブログなどで使われます。
- ECサイトでの紹介文
- ランディングページ・キャンペーンページ
- オウンドメディア見出し / 本文
- ブログ見出し / 本文
- アフィリエイト見出し / 本文
Webサイトのライティングは、基本的にSEOを意識して書くことが必須です。検索エンジンに評価されなければ、ブログなどのコンテンツは見られる可能性が低くなるからです。
コピーライティングの目的
広告主が広告を掲載する目的は、自社の商品・サービスを生活者にアピールする為です。
売上を上げたい・もっと企業を知ってもらいたいなど、成果を期待しています。つまり広告主の課題解決のお手伝いをすることが、コピーライターの仕事なのです。
整理すると、広告主は、商品やサービスを、
- 知って欲しい
- 興味を持って調べてほしい
- 好きになって欲しい
- 思い出して欲しい
- 手にとって買って欲しい
- 人に紹介して欲しい
広告主は、コピーライティングにこうした成果を求めています。
コピーライティングの本質は「人を動かすこと」
では、どうすれば成果が上がるコピーライティングができるのでしょうか。
コピーライティングは「人の心を動かす言葉」が、いい文章といわれます。
人の心を動かすとは、
- 人の心を動かす(感情)
- 人の頭を動かす(脳の記憶)
- 人の体を動かす(行動)
人の感情のどの部分に語りかける言葉なのかを考える必要があります。単なる言葉遊びや言葉選びではなく、専門的な技術が必要になります。
人を動かすキッカケになることとは
では、人の心や感情を動かす言葉には、どんな要素が隠れているでしょうか。
- 新しい価値の発見・気づき
- 共感
- 納得
- 実感
- 課題解決
人の感情の動きを意識し「言葉を受け取った人がどう感じるか」を考え抜いてコピーライティングを組み立てていきます。
コピーライティングは応用範囲が広い
商品・サービスの認知やセールスだけが、コピーライティングの活躍できる場面ではありません、実はさまざま場面で応用できます。
- 企画書・提案書のタイトルや本文
- 企業のPR / 広報
- 企業名の考案
- 商品ネーミング
- 企業ブランディング
- スローガン
- クラウドソーシングの実績紹介
- SNSのプロフィール・自己紹介
- 履歴書・職務経歴書などの自己PR文
- ブログ
- YouTube台本 / サムネイルのキャッチコピー
- マッチングアプリの自己紹介
ここで挙げているのは、ほんの一部かもしれません。言ってみれば、言語化が必要なすべての場面で、コピーライティングはどこでも効果を発揮します。
コピーライティングの学び始めはキャッチコピーから
では具体的に、何からコピーライティング学んでいけばいいのでしょうか。
ぼくは、キャッチコピーからコピーライティングを勉強することをオススメします。
キャッチコピーとは
キャッチコピーはその名の通り「キャッチ(掴む)」人の心を掴み・興味をひく言葉です。少しだけ用語を整理します。
キャッチコピー(キャッチフレーズ)
広告対象の商品やサービスに惹きつけられるように、インパクトを持たせた短い文章です。
リードコピー
記事の冒頭に書かれる導入文。イントロなどとも言われます。キャッチコピーのさらにその先の文章を読んでもらうための「橋渡し」のような役目の文章です。
ボディコピー
広告の本文にあたる部分にあたる文章。キャッチコピー、リードコピー、ボディコピーのように順に構成されます。
タグライン
世の中に対して、その企業やブランドがもつ感情面と機能面のベネフィットをわかりやすく伝えるための言葉。誰にでもわかる言葉で簡潔に書かれています。
キャッチコピーの考え方
「広告は誰も見ていない」悲しいことに、これが現実です。広告は邪魔と思われています。
あなたは見ていますか?テレビCMや新聞広告・街の看板広告・YouTube広告を。
人が見たいのは、広告ではなくコンテンツです。
世の中の人は広告に対してネガティブな感情を持っていることを、まずは理解する必要があります。
キャッチコピーは、漫才の「つかみ」に似ている
人が広告にネガティブな感情をもっているからこそ、関心を持ってもらうアイデアと技術が必要になります。それがキャッチコピーです。
ぼくは過去にお笑い芸人をしていました。漫才でたとえるなら、キャッチコピーは「つかみ」だと思っています。つかみとは、ネタのはじめに「自分たちは面白いですよ!」と観客にわかってもらうための最初の笑いどころです。
売れていない漫才師は自分たちのことを知らない観客に対し、1秒でもはやく「このコンビおもしろそう」と思わせたいのです。そうしないと、その後のネタを聴いてもらえないのです。
キャッチコピーも、心を掴む言葉でなくてはいけません。そうすると商品・サービスのことを、もっと知りたいと興味を持ってもらえます。逆の場合、人は興味を失い離れていってしまいます。
キャッチコピーの考え方のコツ
- 何を言うか(What to say)
- どう言うか(How to say)
このふたつの考え方がポイントになります。次の記事で詳しくまとめていますので、よかったらご覧ください。
日本を代表するコピーライター
日本で一番有名なコピーライターといえば「糸井重里さん」ではないでしょうか。
ぼくは2020年に、宣伝会議さんが主催するコピーライター養成講座に通いコピーライティングを学びました。
コピーライター養成講座の卒業生は、糸井重里をはじめ電通や博報堂など大手広告代理店のコピーライターが数多くいらっしゃいます。
公募でキャッチコピーを学ぼう
コピーライティングの技術を身につけるには、とにかくコピーを書くしかありません。
でも、いざコピーライティングを学ぼうと思っても、実際に書く場所がないとどうにもならないですよね。
日本最大のキャッチコピーの公募「宣伝会議賞」とは
宣伝会議賞は、毎年秋ごろに開催されるキャッチコピーの公募です。歴史は古く1963年創設され、コピーライターの登竜門としてプロ・アマ問わず参加しています。
大企業のキャッチコピーを考えるチャンス
宣伝会議賞は、名だたる大企業の課題を掲載しています。2020年に課題を掲載した企業の一部ですが、
- 関西電力
- 中部電力
- JT
- サントリー
- キッコーマン
- パナソニック
- 明治
- 日本通運
- セメダイン
などなど、
グランプリに選ばれれば、賞金は100万円です。
宣伝会議賞の審査員は日本を代表する大御所コピーライターばかりなので、コピーライターとして大きな実績になります。広告業界で注目される存在になる可能性もあるでしょう。
「宣伝会議賞」攻略のコツとは
初めて挑戦した宣伝会議賞で、ぼくの書いたキャッチコピーが三次審査を通過しました。挑戦した時の思考のプロセスを記事にしています。
コピーライティングの学び方とは
他にもコピーライティングを学ぶための方法ややツールをまとめています。
このブログは、公募にチャレンジする人を応援しています。ぼくが公募に参加した経験を記事にしています。実績をまとめていますので。よかったらご覧ください。
コピーライティングはあなたの人生を豊かにしてくれます
個人事業や副業をやるにあたって、コピーライティングは強力な武器になります。
商品やサービスを売るための本質が、コピーライティングを学ぶことによって身に付くからです。
そしてコピーライティングは、あなたの考えた言葉で人の心を動かし人を豊かにすることができるのです。自分の豊かさのために使うのではなく、人を豊かにすることができるのです。
言葉に意識が向くと、いい言葉を使いたくなります。いい言葉を使えばあなたの人生はより豊かになるでしょう。
あなたを魅力的に見せるには、あなたは、どんなところをどう伝えますか。
さぁ、コピーライティングを学びましょう。