コピーライター養成講座(基礎コース)で学ぶこととは
宣伝会議コピーライター養成講座で教わることはとてもシンプルです。
たった、これだけ。極端な話と思うかもしれませんが、このふたつの考え方を半年間に渡り教わっていたと思います。
こんにちは、のざき寿(ひさし)といいます。元芸人です。
ぼくは、2020年6月から半年間、宣伝会議コピーライター養成講座・基礎コースに通っていました。
コピーライター養成講座を申し込もうと迷っているあなたのために、どんなことを学ぶのか解説したいと思います。
コピーライター養成講座(基礎コース)で学ぶイメージコピーとは
コピーライター養成講座では、イメージコピーを学びます。
イメージコピーとは、商品・サービスなどから想像される、雰囲気や印象・抽象的な概念を言葉で表現し伝える技術です。
おしりだって、
洗ってほしい。1982 TOTO ウォシュレット
日本のコピー ベスト500
仲畑 貴志氏
年賀状は、
贈り物だと思う。2007 日本郵便年賀状キャンペーン
幸福を見つめるコピー完全版
岩崎 俊一氏
結婚しなくても幸せになれるこの時代に、
私は、あなたと結婚したいのです。2017 ゼクシィ テレビCM
リクルート ゼクシィ テレビCM
坂本 美慧氏
これらは、ぼくが好きなイメージコピーです。講座でも参考として紹介されていたキャッチコピーです。
基礎コースではまず、キャッチコピーとは何かを学びます
伝会議コピーライター養成講座・基礎コースではまず、キャッチコピーの目的や役割を学びます。
具体的な技術よりも、キャッチコピー自体を理解しなくては書くことはできません。
キャッチコピーは人を動かす言葉でなくてはならない
キャッチコピーの目的は、人を動かすことであり課題解決であることを学んでいきます。人の動かすアイデアが、言葉になったものがキャッチコピーです。
では、人が動くとはどういうことなのでしょうか。
- 人の心を動かす(感情)
- 人の頭を動かす(脳の記憶)
- 人の体を動かす(行動)
人が動くと、商品やサービスが売れたり覚えてもらったりします。人が動くことによって、生活者の課題解決があったり豊かさを生み出したりするわけです。
そして企業側は、売上の向上、認知・生活者とのコミュニティ形成など、キャッチコピーは生活者と企業の接点を創り出します。
広告は見られていない、ことを学ぶ
キャッチコピーなどの広告は、できれば多くの生活者に届けたい。ですが世の中の人のほとんどは広告に好意的ではなく、興味・関心がありません。
あなたも広告に対して少なからずネガティブなイメージを持っているはずです。
あなたは最近印象に残ったTVCMはありますか?
YouTube広告をスキップせずに動画見ますか?
Webサイトのバナーをクリックしますか?
人の興味・関心を惹きつけるには、キャッチコピーを支えるためのアイデアが必要になります。
コピーライター養成講座・基礎コースでは、キャッチコピーを書くためのアイデア発想法から学び、言葉の表現力を磨く技術・方法が学んでいきます。
キャッチコピー土台となるアイデアの発想法を学ぶ
商品の特徴や性能を表現するだけでは、人を動かすキャッチコピーにはなりません。キャッチコピーには土台となるアイデアが必要です。
アイデア発想の基礎を学ぶ
そこで大切な考え方が、冒頭に紹介したふたつのアプローチになります。
- What to say(何を)
- How to say(どう言うか)
広告対象である、商品・サービスをどのような視点でとらえ、どのように伝えるかを徹底的に学んでいきます。
What to say(何を)見つける
りんごのキャッチコピーを書かなくてはいけないとします。
まずは、りんごの特徴や性能・味など、思いつく限り列挙していきます。
- 赤い
- 甘い
- 丸い
- 〇〇県産
そして、その商品が持っている唯一の特徴を探っていきます。
- 他の商品と差別化できるところは?
- 消費者にとってのメリットは?
- 唯一の特徴はないか?
さらに生活者の興味を惹くために、切り口や視点の表現を考えます。
- 産地直送でしかも安い
- 赤色がよく新鮮
- どのりんごよりもシャキシャキ
こうして思考を掘り下げていく中で、インパクトや独自性のある切り口を探していきます。
そのためには、商品のことを調べ問いや仮説を立てたり、実際に味わったり体験したりしてキャッチコピーの元となるアイデアを考えていくのです。
How to say(どう言うか)を考える
商品・サービスを伝えるキャッチコピーの切り口を決めたあと、言葉の表現を考えます。
生活者が、りんごを手にしたことで得られる、ちょっといい未来(ベネフィット)をイメージして言葉を考えていきます。
広告主の課題解決がキャッチコピーの目的
キャッチコピーの技術を学ぶことも大切ですが、キャッチコピー・広告本来の目的を学ぶことも大切です。
クライアントの目的を学ぶ
キャッチコピーは広告表現のひとつです。クライアントは広告を通じて、生活者に商品やサービス、企業そのものを知ってもらいたい、好きになってもらいたいという目的があります。
- サービス知って欲しい
- 興味を持って調べてほしい
- 好きになって近づいて欲しい
- 思い出して欲しい
- 買って欲しい
- 人に紹介して欲しい
コピーライターは、言葉を通じて課題を解決する仕事なのです。
コピーライティングが応用できる場面を学ぶ
キャッチコピーは広告だけに使われるわけではありません。仕事や日常生活のあらゆる場面で応用が効く技術です。
資料のタイトルにキャッチコピーを使う
コピーライター養成講座で学ぶ「What to say(何を)」「How to say(どう言うか)」の考え方は、企画書やプレゼンなど、ビジネスシーンでも役に立ちます。
インパクトのあるキャッチコピーを企画書のタイトルにすれば、印象に残るプレゼンになるでしょう。
コミュニケーションでコピーライティングの考え方を応用する
他人とのコミュニケーションにおいても「What to say(何を)」「How to say(どう言うか)」を意識することは、とても役にたちます。
- 嫌なこと・苦手なことを相手にわかって欲しい
- 相手の為に、それとなく注意したい
- 好意・熱意がそれとなく伝わる表現をしたい
人間関係において、相手に直接的な表現をすることが望ましくない場面はあります。そんなとき、コピーライティングの考え方を応用するのもいいでしょう。
コピーライター養成講座(基礎コース)無料体験セミナーを受けよう
この記事の内容は、宣伝会議コピーライター養成講座の無料体験セミナーで体験することができます。
講座の受講を迷っている方は、無料セミナーを体験することを強くお勧めします。ぼくもセミナーを体験し、講座の受講を決めました。
コピーライティングは楽しいですよ。公募から挑戦してみるのもいいですね。