
日本財団が主催する「ゆいごん川柳」に応募したので、作品を振り返りたいと思います。
テーマが「遺言」なので、暗くならないように、ユーモアやユニークさを意識して考えました。
なにか、あなたの公募の参考になればうれしいです。


ゆいごん川柳とは
では、公募の詳細など簡単に紹介します。
募集内容
「ゆいごん」にちなんだ川柳を募集します。
ゆいごん川柳
応募期間
2022年9月19日(月)〜 2022年11月1日(火)
※郵送は当日消印有効
応募資格
どなたでもご応募いただけます。お一人様何点でも応募可能です。
(応募作品は自作で未発表のものに限ります)
入賞賞品
- 大賞 100,000円(1作品)
- 入選 30,000円(3作品)
- 佳作 10,000円(6作品)
- 特別賞 / 三井住友信託銀行賞 50,000円(1作品)
- 特別賞 / 三菱UFJ信託銀行賞 50,000円(1作品)
- 特別賞 / 田村淳(itakoto)賞 20,000円(1作品)
結果発表
2023年1月5日(木)(遺言の日)を予定
後援
法務省・ 三井住友信託銀行・ 三菱UFJ信託銀行・ 三井住友銀行・ りそな銀行・埼玉りそな銀行・ 野村信託銀行・ あおぞら銀行・全国レガシーギフト協会・ 株式会社itakoto
コンテストの目的
このコンテストの目的は「遺言の大切さを周知する」ことです。日本財団は、1月5日を「遺言の日」として定め、普及活動に力を入れています。
前年の応募は、8,230作品。応募総数と作品の考えやすさから、狙い目の公募だと思いました。
また、大賞賞金10万円もさることながら、審査員に「田村淳(ロンドンブーツ1号2号)」さんがいるなど、話題性も十分な公募です。
「ゆいごん川柳」応募した作品
原本と 複写を残す 遺言書
締め切りを 子に決められて 筆すすむ
事務的に なった遺言 破り捨て
書けるうち 書けるうちにと 書けずまま
パソコンで 書いた遺言 清書する
手の震え 心の震え 歳のせい
子どもたち 隣で添削 遺言書
書いたあと 心変わりし また明日
検索で 遺言・書き方 参考に
もういいや お前に全部 くれてやる
「ゆいごん川柳」を考える上で意識したこと
感情表現が暗い方向へいかないように「くすっ」「ふふっ」と、笑えることを意識しました。過去の受賞作品をみても、笑えて泣ける作品が多くありました。
僕は、遺言に関しての知識はありません。きっと、この川柳を読む読者も遺言に対しては詳しくないでしょう。だからこそ専門用語は使わずに、遺言を書こうとしている人の共感を得ることが大切だと思いました。共感を得ることで遺言に興味がわき、遺言に対して調べてもらうことが、ゆいごん川柳の役割だと思います。
川柳はキャッチコピーと似ている
川柳は基本的に「5・7・5」のリズムで展開されます。「5・7・5」のリズムで人情を詠み、人や社会を風刺する詩です。川柳の表現は、俳句のような文語体ではなく、私たちが話したり書いたりしている口語体です。
遺言の新しい発見や視点を探して表現すること、文字数の制限があることなど、キャッチコピーに通じるものがありますね。
あなたの創作のヒントになれば嬉しいです。
