コラム
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大喜利的なブレインストーミングのやり方とは・会議を楽しみながらアイデアが出る

hisashi
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のざき寿
のざき寿

面白いアイデアは、大喜利をするように考えた方が生まれやすいんじゃないか。ぼくはそう考えています。

面白いこと・新しいアイデアを考えているのに、真面目な顔をして考えていても出てこないと思うんですよね。

ブレインストーミングは楽しい雰囲気でやる方がいいです。面白い会議をすると企画すること自体が楽しいですし。

大喜利みたいな感覚でブレインストーミングをしてみるのはどうでしょうか。

のざき寿
のざき寿

こんにちは、のざき寿(ひさし)といいます。元お笑い芸人です。お笑い芸人をしていた時は、大喜利は割とできる方でした。今でも大喜利が大好きです。

盛り上がらない企画会議・ブレインストーミングほど苦痛な時間はありませんよね。

誰もが頭を抱えてアイデアが全くでない時間。

想像しただけでもその場から一刻も早く立ち去りたい気分になります。当然、面白いアイデアなんか生まれてないでしょうし。

何かの統計によると、会社員は一生涯のうちに「会議の時間で約3万時間」を費やしているのだそうです。

食事・睡眠の時間を抜いて1日10時間活動できたとして、3万時間とは約8年間。

あなたは8年間、無駄にしているかも。怖いですよね。

そこで大喜利的なブレインストーミングの提案です。

アイデアを発想するという意味で、大喜利もブレインストーミングも同じ脳の使い方をしています。

大喜利的なブレインストーミングで、その3万時間(8年間)を、クリエティブな時間にしませんか?そしたらどんどん会議をしたくなりますよね。

だって面白い未来を作っているわけですから。未来への投資ですよ。

今日で沈黙の会議を終わりにしましょう。

この記事では、芸人の視点から「盛り上がるブレインストーミングやり方」について紹介しようと思います。

のざき寿(ひさし)
のざき寿(ひさし)
Webライター
Profile
2020年に宣伝会議コピーライター養成講座卒業。キャッチコピー公募で受賞経験あり。現在は介護職員。副業でWebライティング・noteでエッセイを書いています。元Webエンジニア。吉本興業の元芸人.。
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ブレインストーミングのやり方とは

ブレインストーミングは企画会議や新商品の開発など、新しいアイデアを考えるための発想法です。

直訳してみると、ブレインは「脳」でストーミングは「嵐」。

要するに、脳をフル回転させて手あたり次第アイデアを出していこうってことです。

ブレインストーミングの特徴とは

とにかくなんでも発言すること。これがブレインストーミングの最大の特徴です。

もうひとつ、他人の意見を否定しないことも大きな特徴です。

とにかく「アイデアの種となることは、どんな些細なことでも出し切ってしまおう」という姿勢が大事で、ブレインストーミングの参加者は自発的で積極的な発言が求められます

何も発言せず黙って席に座っていることは、ブレインストーミングではNGです。

ブレストの基本的なルールとやり方とは

ブレインストーミングの基本的なルールを紹介しておきます。

  • 時間はたっぷりとる
  • 発言のルールを決める(挙手など)
  • 人の意見は否定しない
  • 人の意見に対して拍手する
  • 人の意見を遮らない

この中でもとくに重要なのが「人の意見は否定しない」です。

意見を否定してしまうと思考はそこでストップしてしまいますし、話を遮ることも可能性を潰すことになります。

ブレストを成功させるための準備

ブレインストーミングは、流れや盛り上がりを止めないことが大事だと思っています。

  • 開催日・時間は事前に連絡する
  • テーマについて事前にアナウンスしておく
  • 当日のアジェンダを決める
  • 司会進行役を決めておく

コンサートに行って、機材トラブルで進行がストップしてしまうと気持ちが冷めてしまいますよね。

ブレインストーミングでは、ライブ感を大事にしています。

ブレストは午前中に開催しよう

人間の脳は午前中が冴えています。脳は午後になるにつれて徐々に疲れていき、機能低下・集中力低下を招きます。

ブレストは少人数で

ブレインストーミングは、5人ぐらいの少人数にします。

人数が多いと意見に多様性が生まれすぎて収拾がつかなくなりますし、発言しない人も出てきてしまいます。

逆に人数が少なすぎると意見に多様性がなくなり、アイデアの幅が狭くなってしまいます。

司会者(ファシリテーター)を立てる

主催者をファシリテーターにしています。

ファシリテーターは会議中にストーリーを作り、参加者の意見や能力を最大限引き出す為にサポートする役割を担います。

つまり会話を振っていく人です。

さらに書記・タイムキーパーなど役割分担も決めておきます。これも全てブレインストーミングの流れを止めないためです。

事前資料は先に展開し・アイデアも事前に受け付ける

前提知識・背景などは事前に共有しておきます。

報告・共有の時間はなるべく少なくして、アイデアを出すために多く時間を使いたいからです。

参加者はできれば事前に自分の意見をまとめてブレストに臨みましょう。

ブレスト当日のアジェンダを決めておく

アジェンダとは、タイムスケジュールです。

時間を区切る事で意見が出やすくなる効果もあります。

  • アイスブレイク(5分)
  • 会議のゴールの共有(10分)
  • ブレインストーミング(40分)
  • アイデア議論(20分)
  • アイデア選定(10分)
  • まとめ・次回の日程(5分)

1時間30分を想定したアジェンダです。できるだけ長めの時間を予定しておきましょう。

大喜利的ブレインストーミングのやり方とは

大喜利的なブレインストーミングのやり方とは・会議を楽しみながらアイデアが出る
大喜利的なブレインストーミングのやり方とは・会議を楽しみながらアイデアが出る

大喜利的ブレインストーミングは、とにかく笑いを取ることに意識を集中させます

たとえば、会社の忘年会を企画する会議に参加しているとします。

少し大胆なアイデアを出して、笑いを作っていきます。

会議の議題を大喜利のお題として考えてみよう

会社の忘年会で盛り上がる企画とは?

こんなお題だとしたら、あなたはどんな回答をしますか?

ぼくも、いくつか考えてみます。

  • 芸能人(アンミカ)を呼ぶ。
  • 社長を胴上げする
  • 新人社員が一番偉くなる「逆転の時間」を作ってみる

間違っても「ビンゴ大会」とか「カラオケ大会」とか、普通のことは言いません。

普通の基準でブレストが進んでしまうからです。

お腹を抱えて笑うようなアイデアも狙いません。「フフッ」くらいの場が和むような発言を心がけます。

ブレストと大喜利の共通点

大喜利もブレインストーミングも、お題に対して色々な切り口や視点で考えるという本質は一緒だと思っています。

真面目にやるか、

笑いを意識してやるか。

どうせなら面白い方がいいですよね。

大喜利のルール

大喜利はルールといったルールはありませんが、

あるとしたら、

  • ゆっくり考えて回答してよい
  • 回答は挙手で宣言する
  • おもしろかったら笑う・ツッコミよりも「カブせ」が大事
  • 回答中は絶対に邪魔しない

大喜利について詳しく知りたい方はこちらの記事をどうぞ。

笑いによって生まれる心理的安全性

「ふざけよう!」と言っているわけじゃないんです。

非現実的なアイデアを発言することによって、発言の心理的ハードルを低くしているんです。

とくに会議のはじめなんかは「誰が最初に発言するか」など、他人の動向を見守る人がいますよね。

大喜利でも同じように、一発目の回答が大事になってくるんです。そのお題の回答の方向性を決めてしまいます。

最初に「あ、こんなにふざけたアイデアでもいいんだ」と思えれば、発言しやすくなりますよね。要するにきっかけを作っているだけなんです。

誰でも自分のアイデアには自信がないものです。どんな些細なアイデアでも、発言することがブレインストーミングには大事です。

また笑いで場が和むことによって心理的安全性も生まれます。笑いには承認という心理的効果もあるからです。

心理的安全性が確保された状態でブレインストーミング進めていきましょう。

アイデアにアイデアをカブせてアイデアを飛躍させていこう

ブレストと大喜利の醍醐味は、アイデアを飛躍させていくことです。

ありきたりなアイデア・しょうもない発言でも、アイデアにアイデアを「カブせる」ことで、誰も思いつかなかったアイデアが生まれる瞬間があります。

「カブせ」とは、ひとつのボケに対してアイデアを乗っけてボケていくことです。

たとえば、

忘年会の企画は「社長を胴上げしよう」というアイデアが出たとします。

「社長を胴上げしよう」にカブせていきましょう。

  • 社長の家族も胴上げしよう
  • 専務も胴上げしよう
  • 競り上がる地面で登場させよう
  • レッドカーペットを敷いて演出しよう
  • 観客を入れよう

なんでも構いません。くだらなくていいんです。

でもなんか、ちょっと変わった忘年会にはなりそうな予感がしませんか?

公募で大喜利力を磨いておこう

大喜利の公募大喜利力を磨いたりしています。

キャッチコピーの公募も大喜利感覚で応募しています。

こちらの記事もどうぞ
キャッチコピー・エッセイの公募が探せる便利なサイトと作品応募のときに注意したいこと
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やり方次第でブレインストーミングの結果は変わる

よく発言する人しか喋らない。これでは人を集めて会議する意味がありません。

ここからはブレインストーミングを成功させるためのコツについてお伝えしていきます。

ブレストの前にアイスブレイクをしよう

アイスブレイクとは、簡単なゲームや雑談をして場を和ませることです。

いきなり「アイデアを出し合っていきましょう!」って言っても、なかなか発言しにくいものです。

参加者の緊張をほぐし、参加者同士コミュニケーションしやすい状態を作っておきます。

  • 雑談をする(天気・体調・ニュースなど)
  • 音楽を流す(歌詞のないBGM)
  • 屋外で会議をしてみる
  • 司会者はタスキをかける
  • 席はくじ引きで決める

些細なことでいいので、会話の糸口を用意しておきます。

ブレインストーミングの時間は長めにとろう

ブレインストーミングの時間は、2時間くらいが理想ですね。

ブレスト中に出たアイデアに対してディスカッションしていると、あっという間に時間は過ぎていきます。時間を気にしてブレストするのはもったいないです。

ブレストの終わり方を決めておく

ブレストの開始時・終了時には、以下の項目を確認するようにしています。

アイデアを出し合うだけなのか、それとも決定までとことん話し合うのか。

ゴールを決めておかないと、時間が無駄になってしまいます。

  • 今回のブレストで決まったこと
  • 次回のブレストテーマ
  • 決めきれなかったこと

できればその日のうちに議事録を共有し、アイデアは細かいことまで漏らさずに記録します。

「あ!そういえば」みたいな、時間を置いたら気づくアイデアもあったりするからです。書記の勝手な判断でアイデアを省略するもやめましょう。

ブレインストーミングの時にあった方がいいアイテムとは

ブレインストーミング中、参加しているメンバーは同じ情報やイメージを共有する事が重要です。

プロジェクター・ホワイトボードを使って可視化する

ブレストで生まれたアイデアは、参加者全員が見えるように可視化しながら進行します。

ポストイットなどを使って、壁に貼っていくこともします。

マインドマップを使う

アイデアをまとめるために、マインドマップを使ったりもします。

議事録は映像や画像で残す

ブレインストーミングで生まれたアイデアは採用・不採用に関わらず、すべて議事録に残すようにしています。

不採用になったアイデアの中にも、後日見直したら使えるアイデアが眠っているかもしれないからです。

アイデアは省略したり編集したりてしまうと、意味が変わってしまうことがあるので、スマートフォンやオンライン会議ツールで録画し保存しています。

楽しいブレストでなければいいアイデアは生まれない

難しい顔をして考えていても、面白いアイデアや斬新な発想は生まれてこないです。

笑いが生まれやすい環境を作って、頭を柔らかくして考えましょう。

つまらない会議は、あなたの大切な時間を奪っていきます。

少しふざけるくらいで、ちょうどいいと思います。

最後まで読んでいただいて、ありがとうございました。

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