ボケやすい大喜利のお題の作り方が分かるとコミュニケーションが楽しくなる
大喜利はお題よりも答え注目が集まります。
けれどもぼくは「いい大喜利のお題」だからこそ「いい大喜利の答え」が生まれると考えています。
大喜利の答えではなく大喜利のお題に注目してみると大喜利がより楽しくなります。
じゃあ「大喜利のお題」とは一体なんなのか?
ぼくは「質問」や「問い」「課題」「疑問」と捉えるようにしています。ちょっと変わった質問。これが大喜利のお題の正体だとぼくは考えています。
こんにちは、のざき寿(ひさし)といいます。元芸人です。
当サイトに来てくださり、ありがとうございます!ゆっくり見ていってくださいね!
ぼくは芸人していたとき大喜利が大好きでた。芸人をやめた今でも新しいアイデアを考えるときには大喜利的な発想法で考えています。
たとえば日常で初対面の人と仲良くなろうとしている場面。この大喜利のお題という考え方がコミュニケーションにおいて役に立ちます。
初対面の人との会話のイメージしてください。
- 「好きなものはなんですか?」
- 「出身地はどこですか?」
- 「趣味はなんですか?」
これらは普通の質問ですが、相手が大喜利のお題だと考えれば大喜利になります。
「みかんの皮です」「無人島です」「映画ってなんですか?」
相手が次のように答えてきたらどうでしょう?さすがに「みかんの皮食べるんですか?」とツッコミますよね。
大喜利の回答として面白いか面白くないかは置いておいて、大喜利はお題によって成立することがわかっていただけると思います。つまりお題の質が大喜利の回答に大きな影響を与えているということです。
ぼくは初対面の人と仲良くなることが苦手です。自分から話しかけたり自分のことを話したりすることが苦手です。
でも自分から大喜利のお題を相手に振って相手に喋ってもらうようにすれば、会話はいつまででも続けられる自信があります。ちょっと気を利かせて「ボケやすい大喜利のお題」を相手に振るようすればいいのです。
この記事では、以下のことについて解説していきます。
- ボケやすい大喜利のお題とは?
- ボケやすい大喜利のお題の作り方
- コミュニケーションへの活かし方
- アイデアを発想するための大喜利のお題
「ボケやすい大喜利のお題」を考えて、日常で役に立つコミュニケーションについて考えていきましょう。
ボケやすい大喜利のお題の作り方
「同じ釜の飯を食った仲」とかなら分かるけど、それは何!?と思った親しさの表現
公募ガイド
こちらは公募ガイドさん「千人爆笑!大喜利」という大喜利コーナーのお題です。
いわゆる大喜利のお題は、このようなお題ですよね。
ただこのお題、大喜利の好きな人にとっては大好物のお題だと思うのですが、大喜利の苦手な人にとってはボケにくい・答えにくいお題だと思います。
はじめからこの手のお題考えるのではなく、日常的な質問から徐々に大喜利のお題へと変化させていきたいと思います。
日常的な質問からボケやすい大喜利のお題を考えていく
先ほどから話しているように、相手への質問を考えるようにして大喜利のお題を考えていきます。
- 「好きな食べ物はなんですか?」
- 「どんな映画が好きですか?」
- 「休日は何をして過ごしますか?」
- 「10年後どうなっていたいですか?」
- 「どんな時にイラッとしますか?」
- 「何をしている時が一番楽しいですか?」
- 「最近ハマっていることはなんですか?」
- 「座右の名はなんですか?」
- 「生まれ変わったら何になりたいですか?」
- 「最近ついた嘘はなんですか?」
とりあえず日常的な質問を10個考えてみました。
これらの質問は日常的な会話の中で使える質問だと思います。自分で答えてもらうとわかると思いますが、答えやすい質問ではないでしょうか。要するにボケやすい大喜利のお題だと言えます。
大喜利のお題だと思って回答してみてくださいね。
ボケにくい大喜利のお題とは
ボケにくいとは、答えにくい質問ということになります。
大喜利の場合、答えにくいお題というのは自分の内面を曝け出すとか過去の過ちを懺悔するとかそういった言いにくさのことではなくて、答えが限定的で発想の飛躍ができないことを意味します。
たとえば「お名前はなんですか?」「出身地はどこですか?」などの質問は、決まった答えしか答えることができず、ボケる余地がありません。
逆にボケやすい大喜利のお題は「休日は何をして過ごしますか?」というお題であれば「部屋に閉じこもって部屋の隅をずっと見つめています」と答えられます。
つまり「発想の飛躍ができて答えの幅がるお題」がボケやすい大喜利のお題の正体なのです。
日常の質問を大喜利っぽい大喜利のお題に変えていこう
では、普通の質問を大喜利のお題に変化させていこうと思います。
この日常的な会話を、大喜利のお題に変化させていこうと思います。
世界観を付け足して大喜利のお題にする
世界観とは、その人が持っている価値観や生き様・経験や体験のことです。普通の質問に世界観を付け足すだけで、大喜利のお題っぽくなっていきます。
- 「総理大臣の休日の過ごし方とは?」
- 「アメリカ大統領の休日の過ごし方とは?」
- 「3024年、総理大臣の休日の過ごし方とは?」
- 「アホアホ王国国王、休日の過ごし方とは?」
- 「アホアホ王国国王、休日はファーストレディと何をして過ごしている?」
いかがでしょう?大喜利のお題っぽくなってきていますよね。今度は大喜利のお題を飛躍させていきました。
「あるある」から大喜利のお題を考えてみる
たとえば日常によくあること、いわゆる「あるある」でも同じように大喜利のお題を考えることができます。
- 「戸締りが心配になって何度も家に戻る」
- 「自分だけよく職務質問されるような気がする」
- 「自分のビニール傘が毎回なくなっている」
- 「急いでいる時にかぎってよく赤信号に捕まる」
- 「信号待ちのとき隣の車が同じ車種だと気まずい」
これらの「あるある」を、少し変化させて大喜利のお題に変えていきます。
- 「戸締りが心配になって100回戻ると家はどうなる?」
- 「警察官10人に囲まれて職務質問された理由とは?」
- 「一度盗まれたビニール傘。しかし必ず戻しにくる。その理由とは?」
- 「生涯、信号無視をし続けるとどうなる?」
- 「信号待ちで隣の車の運転手が何かを言っている。どんな内容」
日常的な「あるある」から大喜利のお題を発想していきました。
世の中の疑問を少し変化させて大喜利のお題にする
世の中の疑問はそのまま大喜利のお題として使えます。
- 「AIが発達した世の中はどうなっていく?」
- 「株価が上がらないのはどうして?」
- 「あの芸能人最近みなくなったな?なぜ?」
ニュースやネット記事のトピックスを大喜利のお題に変えていきます。
- 「AIが太刀打ちできない、人類の最終形態をおしえてください」
- 「株価が大暴落、この企業一体なにをした?」
- 「不倫した芸能人の記者会見。記者がスタンディングオベーションどうして?」
こうして社会的な出来事や芸能ニュースからも、大喜利のお題を作ることができます。
お題を考えられれば大喜利もできるようになる
大喜利のお題が作れるということは、大喜利で面白い答えが発想できる頭があるということです。
大喜利のお題を考えているときに、必ず自分で回答を思い浮かべているはずです。
お題を考えて行けばいくほど「いいお題か・悪いお題か」「発想が広がるお題かどうか」「ボケやすい大喜利のお題かどうか」が感覚的にわかってくると思います。
大喜利のお題だけに意識を向けてみよう
大喜利のお題だけに注目して、テレビを観たりや本を読んだりするもの面白いです。
とくに「千原ジュニア」さんや「バカリズム」さんは、大喜利だけで書籍を出していますい。大喜利好きならば一度は目を通しておきたいところです。ぼくも数冊もっています。
大喜利はコミュニケーションで使える
日常会話で大喜利をすることはほとんどありません。でも相手何かを質問するとき、相手から何かを質問された時に大喜利の意識があれば日常会話が楽しくなります。
相手にとって答えやすい質問を投げかけながら、質問にちょっとした変化を加えて会話を面白くしていきましょう。
公募で大喜利にチャレンジしよう
日常的な会話だけで物足りない人は、大喜利の公募にチャレンジすることをお勧めします。
公募ガイドには「千人爆笑!大喜利」という大喜利のコーナーがあったり、公募の検索ができたりするので、大喜利の公募を探してチャレンジしてみてください。
大喜利ができるようになるとアイデアを発想する能力も身についてきます。大喜利能力があなたの人生を豊かにしてくれるでしょう。