思い込みの力・プラシーボ効果を利用してワクワクした理想の人生にしていく方法とは
思い込みの力を目の当たりにしたのは、
目の前で売れていく芸人を見たときでした。
人間の思い込みの力ってすごいと思っていて、
別の言い方をすると勘違いかもしれませが、
ぼくは今、毎日エッセイを書いています。自分のことを「作家」だと思っています。
自分のことを作家だと思い込むと、とたんに、
「本を読まなくては」「執筆環境にこだわろう」「毎日書斎の椅子に座ろう」「取材しよう」とか、そんな思考になっていきます。
勘違いなのかもしれませんが、そうした思い込みが徐々に現実を創っていくのではないでしょうか。
こんにちは、のざき寿(ひさし)といいます。元お笑い芸人です。毎日noteで介護をテーマにしたエッセイを書いています。
この思い込む力のことをプラシーボ効果というのですが、
「病は気から」という言葉を聞いたことはないでしょうか。
気持ちが落ち込んでいると病気にかかりやすい。そんなことを言った言葉ですが、病気かなぁ〜、風邪かなぁ〜と思ったら、そうなってしまうということです。
「自分は上手にできそうにないなぁ〜」
「なんか難しそうだなぁ〜」
ネガティブな思考にも、プラシーボ効果が働いてしまいます。
逆に、
「自分なら絶対にうまくいく」
「こんな仕事は簡単だし楽勝だ」
ポジティブな思考をしていたら、自分の中の潜在能力が引き出されて本当に上手くいってしまうことってあると思うんです。
冒頭でも言いましたが、ぼくの芸人の同期で「絶対に売れる」と言い続けて、売れていった奴を見てきました。
この記事では、プラシーボ効果について解説し、人間の思い込みの力について具体的なエピソードを交えて紹介していきます。
プラシーボ(プラセボ)効果とは?
プラシーボ効果は、医療業界で使われている言葉です。
効果のない偽薬を「効果がない」ことは患者さんに伝えずに飲んでもらい、薬の効果を検証します。
人間の思い込みの力によって偽薬でも回復効果が現れることがあり、この思い込みの効果のことをプラシーボ効果と呼んでいます。
「病は気からは」プラシーボ効果
子供のころ「痛いの・痛いの、飛んでいけ!」と親に言われた記憶はないですか?
少し気持ちが落ち着いたりしましたよね。これも一種のプラシーボ効果と言えます。
人間の思い込みの力は、潜在意識や無意識と深く繋がっているということです。
プラシーボ効果と思い込みの力を人生に活用する
たとえばホストクラブのナンバーワンホスト。
アシンメトリーの髪型にはこだわりがあって細い眉毛とスキンケア、光沢のある黒いジャケットのセットアップで身を包み靴は尖っている。
こうしたファッションが似合うのは本人が「俺がこの店のナンバーワンホストだ」そう思い込んでいるからだと思います。
つまり、思い込みがその人を作っている。ぼくはそう思っています。
ネガティブな思い込みをしてもプラシーボ効果は働く
「自分はどうせダメだから」
「やってもうまくいかない」
何か新しいことに挑戦しようとしたとき、このようなネガティブな思考を持った状態ではじめてしまうと、うまくいかないことが多いです。
ネガティブな思考が潜在意識に働きかけてしまって、行動も消極的になったりモチベーションを奪ってしまったりするからです。次第に出来ない理由探しが始まっていきます。
ポジティブな思い込みでプラシーボ効果を発動させよう
「絶対にお笑い芸人で売れてやる」
「俺がいちばん面白い」
ぼくは20代の時にお笑い芸人をしていました。
先輩や同期で売れていった芸人を何人か見てきましたが、売れていった奴らはみんな思い込みが激しく勘違いしていた奴らばっかりでした。
そもそも「自分がいちばん面白い」と思って芸人の世界に飛び込んでいくのですが、世の中には自分より面白い人なんて山ほどいます。
実力社会のなかで、そうした現実の目の当たりにしたとき、
ぼくは「お笑いで売れるのは難しい」と思い込んでしまいました。
一方で売れていった奴らは変わらず「俺がいちばん面白い」と口に出していっていました。
ネガティブな思考のぼくは、どんどん消極的になり自分から活動したり働きかけたりすることはなくなり、ポジティブな思考の奴らは、どんどん活動の幅を広げネタや芸を磨いていきます。
売れるまでには時間がかり、人によっては苦しい下積み時代がありますが、それでも「売れる」と思い込んでいる奴は必ず何かしらの成果を生み出していました。
ぼくはこのことと、プラシーボ効果は関係していると思っています。
思い込みや潜在意識をポジティブにしてプラシーボ効果発動させる具体的な方法
とはいえ、今現時点でネガティブな思考になっていた場合。
思い込みや潜在意識をポジティブに変えていく必要があります。
ぼくも、もともとはネガティブ思考よりの人間だったので、ポジティブ思考になるための工夫をいくつか実践してきました。
ここからは具体的な方法について紹介したいと思います。
アファメーションをしてポジティブな映像を頭に浮かべる
アファメーションとは「理想の現実を実現するために行うポジティブな宣言」です。
たとえば、
こうした宣言を、ぼくは毎日自分に語りかけていきます。
そのうちに、脳内で「売れっ子作家になったポジティブな自分」のイメージが出来上がっていき、無意識の行動や意識を向ける先に変化が現れてきました。
毎日エッセイを書くようになりましたし、日記も毎日書いています。少しずつ夢に近づいていることを実感しています。
自己肯定感を回復するために自分に対してネガティブな言葉は使わない
自分に対してネガティブな言葉を使わないようにしています。
「ぼくは仕事ができる」
「ぼくは魅力的だ」
「ぼくはオシャレで格好いい」
たとえ現状がそうでなくても、自分が思い込む分には誰にも迷惑はかけていないので自由です。
そもそも自分に対して厳しい言葉をかける必要なんてないですよね。
自分を褒める言葉であれば何でもよくて、自分に対して肯定的な言葉を言い聞かせることで自己肯定感は回復してくと思っています。
他人からの評価・褒められることを待っていなくてもいいのです。
こうして自分を自分自身で肯定できる思考になってくると、ポジティブな状態が当たり前になってきます。
心理的なホメオスタシス(恒常性)も働き、芯からポジティブな思考になっていきます。
自分のことを褒めてくれる人と一緒にいよう
ネガティブなことを言ってくる人とは、付き合わないようにしています。
愚痴や不平不満を言う人には近づかないようにしていますし、テレビ・インターネットの情報などもネガティブなことは極力避けるようにしています。
このネガティブな思考や情報を発信しているヒト・コトをドリームキラーといいます。文字通り、ぼくの夢や目標を奪って存在のことです。
あなたの思い込みに影響を及ぼしてしまいます。
- あなたなら大丈夫心配ない
- あなたならきっとできるから
- ありがとう、いつも助かっているよ
ぼくに対してポジティブな言葉をかけてくれる人を大切にしています。
ぼくが芸人を目指して上京しようとした時に、友達にそのことを告白したら「お前には絶対無理」と、理由なく反対した友達がいました。
「やってみないとわからない。お前ならうまくいくと思う」と、応援してくれる友達を大切にしたですよね。
プラシーボ効果で新しい習慣を身につけよう
習慣は「思い込みによる行動」です。
「歯磨きしなくていけない」「お風呂に入らなくてはいけない」「寝なくちゃいけない」
これらの日常的な行動は、すべて思い込みから来ています。
学習や趣味・仕事なども、思い込みによって習慣づけることが可能です。
ぼくは読書・ギター・執筆・筋トレ・食習慣など、いろんなことを習慣化してきました。
習慣化できている自分を想像して、習慣化した先にある自分の姿を想像することが習慣化のコツです。
思い込みに影響する言葉の力
人間の思い込みは、脳内の言葉から作られると思っています。
脳内の独り言をセルフトークと言いますが、セルフトークがポジティブであれば行動はポジティブになります。
普段自分が使っている言葉がネガティブなら、ネガティブな思考をどんどん引き寄せていることになり、行動もネガティブになっていくということです。
エッセイやキャッチコピーで自分の言葉を磨こう
文章を書いてみると、
自分の使っている言葉が客観的に観察できるようになります。
人を攻撃したり非難したりする言葉や内容が多ければ、思い込みもネガティブでしょう。
逆に人を褒めたりいいところを見つけようしたりする明るい内容であれば、思考や思い込みもポジティブなはずです。
ぼくはエッセイや日記・キャッチコピーを考えることで、自分の中にある語彙や言葉を磨いています。
自分や他人を幸せにする言葉を見つけていきましょう。そして、ネガティブな言葉を手放していきましょう。
不可能を可能にする思い込みの力とプラシーボ効果
誰もやったことのない偉業。
実現は不可能といわれた未来。
これらを現実にしたのは、先人の思い込みから始まったのかも知れませんね。
「人間は空を飛べる」
ライト兄弟の発明も、思い込みや勘違いから生まれたことかもしれません。
イメージすること・想像することは、人間に与えられた最大の武器ではないでしょうか。
自分の可能性を信じて想い続けることが、ワクワクした未来につながっていくとぼくは思っています。
プラシーボ効果・思い込みの力を上手に利用し、思い通りの人生を描いていきましょう。