潜在意識がポジティブに変わると「なりたい自分」がどんどん引き寄せられていく
どうしてなのか分からないけれど、毎日が楽しくない。
嫌なことがあるわけでもないし、とはいえ、いいこともそれほどあるわけでもない。
そんな気分のとき、ありますよね。
それはもしかすると、潜在意識が影響しているのかも知れません。
こんにちは、のざき寿(ひさし)といいます。元芸人です。
潜在意識は身近な言葉でいうと無意識のことです。無意識とは、なにも意識しなくても行なっている行動のこと。
ぼくは普段から、心の中で感じている感情や心の声をポジティブにしようと心がけています。それは潜在意識をポジティブにしたいからです。
潜在意識がポジティブだと、どのような変化が起きると思いますか?
逆に潜在意識がネガティブだと、どんな毎日になるでしょう。
潜在意識がポジティブになるとどうなるか
潜在意識がポジティブになると、あなたから発せられる言動や行動は前向きになります。冒頭でもいいましたが、ポジティブな無意識が前向きな行動に現れるのです。
潜在意識がネガティブな人とは
逆に、潜在意識がネガティブな人はどうでしょう?
あなたの周りにはいませんか?
- 他人の噂話や悪口などを口にしている人
- 会社の批判や愚痴を撒き散らしている人
- 自分のことしか考えない行動をする人
潜在意識のネガティブな人は、これらの行動を無意識で行なっているのです。だから本人的には悪気はなく、自分を正そうとも思わないのです。
自分では気づかないうちに他人を不快にする言葉や行動おこなっていることになります。考えただけでも恐ろしいですよね。そりゃ、毎日楽しいわけありません。ストレスに満ちた毎日になってしまいます。
あなたはどちら側の人間ですか?
あなたは他人の悪口を聞いて不快に感じる人ですか?
それとも仲間に加わって一緒に悪口を言う人ですか?
ぼくは後者の人間でした。
職場の人間関係にストレスを抱えて仕事をしていました。そんなぼくを見かねて会社の上司が注意してくれたことで、自分の愚かさに気付いたのです。そして潜在意識に注目するようになりました。
自分自身を知ることは、とても難しい。
潜在意識がポジティブになると、顕在意識にもいい影響が現れてきます。毎日を楽しく過ごすヒントは潜在意識にあると思っています。
余談になりますが、アドラー心理学では悩みの原因はすべて人間関係にあると言い切っています。
潜在意識は右脳と繋がっている
より潜在意識を理解するために、人間の脳を知っておきましょう。
人間の脳は95%を潜在意識で使用し、残り5%を顕在意識で使用しているといわれています。つまり人間の思考や行動は、潜在意識によって支配されているのです。
日常で実感できる潜在意識の存在
たとえば「歯磨き」という日常の習慣。手順がわからなくって歯磨きができなくなることはないですよね。
これがまさしく潜在意識が働いている証拠です。潜在意識が手順を記憶してくれているからこそ、自動で歯磨きを実行してくれるのです。
日常で実感できる顕在意識の存在
一方で「明日、何を着ていこうかな?」「明日、何時に起きればよかったかな?」と思考し意識を向けている時、こちらは顕在意識が働いてくれています。
潜在意識は右脳と繋がっている
右脳はイメージや発想が得意な領域です。頭の中で映像を思い浮かべている時は、右脳が働いています。
右脳は深いところで潜在意識と繋がっているといわれていて、右脳のポジティブなイメージが潜在意識にいい影響を与えてくれるのです。
顕在意識は左脳と繋がっている
左脳は論理や分析が得意な領域です。頭の中で段取りや論理を考えている時は、左脳が働いています。
右脳で理想の現実をイメージできれば、そのイメージを元に左脳が実現に向けて設計図を書いてくれます。実際の指示や実行は左脳がしているのです。
右脳・左脳と潜在意識・顕在意識を行き来する
右脳でイメージしたことを左脳が実行する。この関係性を覚えておきましょう。
要するに右脳で理想の現実をイメージすることが、潜在意識をポジティブにする方法なのです。
ちなみに習慣化にも潜在意識が深く関わっています。
潜在意識の状態を知るための方法
自分の潜在意識はいま、どの状態にあるのか。それを知る方法をご紹介します。
ぼくは、自分が外側に発している言動に注目しています。
たとえば、あなたがいつも口にしている言葉を思い浮かべてください。
- 「難しい」
- 「できません」
- 「めんどくさい」
これらの言葉を頻繁に使っていたのなら、潜在意識はネガティブかもしれません。逆に、
- 「やってみよう」
- 「できる方法を探そう」
- 「手間をかける価値がある」
これらの言葉を使っているなら、潜在意識はポジティブな状態でしょう。
自分に自信があり、自己肯定感も高い状態と言えます。
右脳でイメージしている世界がネガティブなことばかりだと、潜在意識もネガティブに引き寄せられていきます。そして左脳もネガティブに働き、顕在意識として表に現れてくるのです。
潜在意識をポジティブに顕在意識を前向きにする方法
ここからは、潜在意識を前向きにする方法を具体的に考えていきたいと思います。
アファメーションをして潜在意識にアクセスする
アファメーションとは「理想の現実」を引き寄せるために行うポジティブな宣言です。目標達成の状態がイメージできる言葉を、自分自身に語りかけていきます。
イメージを言語化することは、潜在意識をポジティブにするためにとても有効です。ぼくは毎日アファメーションをするようにしています。
思い込みのチカラ「プラシーボ効果」を利用する
人間の思い込みのチカラは、ものすごいパワーを持っています。
プラシーボ効果といわれる製薬会社で行われる臨床実験があります。
治験患者に対し全く効果のない薬を「この薬はものすごく効き目があります」とあたかも効果があるように伝えて服用してもらいます。すると思い込みのチカラにより治癒の効果が現れることがあるそうです。
潜在意識を前向きに書き換えることは、別の言い方をすれば自分自身の「思い込み」を書き換える行為です。
「できない」と思ったらできません。
「できる」と思ったら可能になるのです。
ホメオスタシスで潜在意識をポジティブにする
人間には強力な自然治癒力が備わっています。
たとえば、道端で転んで膝に擦り傷ができた。数日後には瘡蓋(かさぶた)になり皮膚は元通り再生しますよね。
これはホメオスタシスのおかげです。ホメオスタシスとは、体内の状態を一定に維持する恒常性です。
潜在意識がポジティブな思考になると、ホメオスタシスがその状態を記憶しネガティブな思考を自然に追い出してくれます。
潜在意識を傷つけるドリームキラーには近づかない
ポジティブな思考を保つことも重要です。
ぼくはドリームキラーに近づかないようにしています。
ドリームキラーとは、その名の通りあなたの夢を壊す存在。
- 「そんなのできっこないよ」
- 「難しそうだからやめておこうよ」
- 「別に変えなくてよくない?」
こんなことを言ってくる人はドリームキラーです。あと、他人の悪口や会社への不平・不満ばかりを口にしている人もドリームキラーでしょう。
要するにネガティブを発している人に近づかないことが、あなたの潜在意識を守る方法なのです。
自分自身がドリームキラーになっていないかも大事だなぁ。
潜在意識がポジティブだといい人間関係を引き寄せる
ポジティブな人間には、ポジティブな人間が集まってきます。結局、人は居心地のいい相手を無意識に選んでいるのです。
一度、あなたの周りの人間が発している言葉に意識を向けてみてください。
ネガティブな言葉を発している人はいませんか?
否定的・批判的なことばかりを口にしている人はいませんか?
その人から出ている言葉がその人自身の内面を映し出しています。つまり潜在意識の状態を反映しているのです。
あなたも一緒になって他人の悪口を言っていたら、それは表面上の人間関係なのかもしれません。その居心地の良さの先に豊かな人生は待っていないのです。
自分の潜在意識を育てるために、ポジティブなイメージを持って日常を送っていきましょう。きっと見える世界が変わってくるはずです。
ぼくはそう信じています。