虹の街プレゼンツ第1回キャッチコピーコンテストに挑戦した話
虹の街プレゼンツ、第1回キャッチコピーコンテストに応募したので、作品と制作意図について振り返ってみたいと思います。
このコンテストは、秋田県にある介護施設・介護事業を展開している「株式会社 虹の街」が主催です。介護のイメージアップにつながるキャッチコピーが課題でした。
こんにちは、のざき寿(ひさし)といいます。元芸人です。
当サイトに来てくださり、ありがとうございます!ゆっくり見ていってくださいね!
テーマが「遺言」ですが、暗くならないようにユーモアやユニークさを意識して考えました。
あなたの公募の参考になればうれしいです。
虹の街プレゼンツ第1回キャッチコピーコンテストとは
秋田県にある在宅介護を中心とした介護サービスを展開している、虹の街さんが主催しているコンテストでした。
グランプリの賞金はなんと10万円。1回目の開催ということもあり、もしかしたらチャンスがあるかもと思って応募しました。
課題の詳細
介護のイメージアップにつながる言葉
株式会社 虹の街
部門は3部門です。
- ありがとう部門
- 介護イメージUP部門
- 虹の街部門
ありがとう部門
介護に関するエピソードを基にしたキャッチコピーを募集します。ご自身はもちろんご家族さまやご近所さん、病院、介護スタッフなど身近な方との介護の心温まるエピソードや感謝の気持ち・場面など思い当たる部分はございせんか?一言に凝縮したキャッチコピーに表現してみてください。
株式会社 虹の街
介護イメージUP部門
介護のイメージ向上のためのキャッチコピーを募集します。「3K(きつい・危険・汚い)」というイメージはひと昔前のことです。処遇改苦やIT技術を活用した環境改善など働きやすく専門性をもった職場です。イメージUPにつながり介護職を目指したくなるアイデアを待って います。
株式会社 虹の街
虹の街部門
弊社虹の街の広告展開を想定したキャッチコピーを募集します。平成元年に創業し、在宅介護を中心にさまざまな介護サーピスを展開して います。日々お客さまに寄り添い、今後の暮らしをよりよくするために力を尽くしています。虹の街のキャッチコピーを考えてみてください。
株式会社 虹の街
賞金
各部門から1点、賞金は3万円。
応募されたすべての作品から1点グランプリが選ばれます。グランプリ賞金は10万円です。
公募の期間
2023年9月30日 締切り
審査方法
法人による厳正な審査
発表形式
2023年10月下旬にホームページにて発表
ちなみに応募総数は、2,121本あったそうです。
各部門の応募数は以下のようになっています。
- ありがとう部門:610本
- 介護イメージUP部門:738本
- 虹の街部門:773本
ちなみにグランプリを受賞した作品はこちらです。
「介護」って、言ってごらん。
介護イメージUP部門 新免 弘樹さん
ほら、「あい」がある。
応募したキャッチコピーを紹介します
さてここからは、ぼくが応募した作品を紹介していきます。制作意図も併せて解説していきます。
介護の仕事のいいところは、いろいろな人生経験をした人と関われることにあると思います。長い人生を生きてきた高齢者は、価値観が出来上がっているので、そこから学ぶことも多いのです。
一般の会社に勤めていて、年の離れた方と会話することはそれほど多くありません。介護の仕事は常に人生の先輩から教訓を学ぶことができます。経験豊富な人と関わることで、人は磨かれていくのだと思って書きました。
介護に限らず、相手の立場になって考えることはすごく大切です。介護の仕事はとくに、思いやりを持って高齢者と接していかなくてはなりません。
相手の視点を知るためには、相手と同じ行動や体験をしてみることだと思って書きました。
介護の仕事をすることで得られることは、その知識と技術がそのまま身内の介護に使えることです。家族を守るためでもあり、自分を守ることにもつながります。
知識と技術を身につけておけば、それだけ相手にしてあげられることも増えると思って書きました。
介護が終わってから、あれもこれもと思うことが多いのも事実です。介護で後悔をしないように気づきになればいいなと思って書きました。
介護施設に通う高齢者の方々は、本当に個性豊かな方ばかりです。キャッチコピーからはネガティブにもポジティブにも捉えることはできますが、もしかしたら理想の姿に出会えるかもしれません。
介護のイメージとして、高齢者の話を根気よく聞くことがあると思います。しかし実際には、人生経験豊富な方に相談できることもあるのです。
応募したキャッチコピーのほとんどは、ぼくが実際に体験したエピソードから発想しています。いずれも介護のイメージをUPさせるために考えたキャッチコピーです。
キャッチコピーを考える時にする方法
ここからは、ぼくがキャッチコピー考える時にしている方法について紹介したいと思います。
ぼくはデイサービスで介護の仕事をしているので、情報収取やリサーチにそれほど時間はかかりません。ですが、コピーライティングを仕事にしようとした時、自分が得意な業界の依頼ばかりではないと思います。そんな時にどうしたらいいかを考えてみます。
マインドマップで連想する
ひとつの方法として、マインドマップを使って連想する単語を書き出すことをします。
たとえば、課題が自動車だとして、
自動車で連想できる単語を思いつく限り書き出していきます。
ドライブ・燃費・安全・快適・デザイン、など、書き出した単語があなたの持っている情報量だとします。
その単語を関連づけていき、さらに深い関連を見つけていきます。
その単語の中にベネフィットにつながることや、課題解決につながることが見つかれば、キャッチコピーのアイデアになる可能性が高いと言えます。キャッチコピーの切り口になるということです。
取材をして知識の領域を広げていく
マインドマップは、あなたの脳内の情報量と直結しています。取材やリサーチをすることで、知識の領域を広げていけば、いままで思いつくことのできなかった発想が見つかるかもしれません。
つまり取材やリサーチは、発想を広げるために行うのであり、ただ商品やサービスに詳しくなることが目的ではないということです。
ぼくはこのようにして、キャッチコピーの切り口を見つけていきます。
名作のキャッチコピーを知りたい方は、以下の書籍を参考にしてみてください。
感情が動いた瞬間をキャッチコピーにする
キャッチコピーを考える上でぼくがいちばん大切にしていることがあります。
それは、自分が書いた言葉で自分の感情が動いたかどうかです。
結局のところ、自分が感動しない・自分の心が動かない言葉は、人の心も動かせないと思っています。
なので、日頃から自分の感情の動きを意識しています。
- どんな時に楽しいと思ったか
- なにで悲しいと思ったか
- どんな言葉に励まされたか
常に感情の動きを監視して、キャッチコピーに落とし込む。
書き出して吐き出すことで客観的に眺めることができます。
このプロセスは、キャッチコピーを書く上でかなり大切なことだと思っています。
テクニックや知識は、感情の動きを捉え得てこそ。
単なる手段ではないでしょうか。
よければ他の記事もよんでみてくださいね。
ありがとうございました。