自己肯定感を高める方法を身につけて毎日を充実させよう
もしかして、自分で自分の自己肯定感を下げてはいませんか?
後ろ向きも考え方や消極的な思考・ネガティブな発言ばかりをしていると、知らないうちにあなたの自己肯定感は下がってしまいます。
他人からの影響だけで自己肯定感が下がるとは限らないのです。
こんにちは、のざき寿(ひさし)といいます。元芸人です。
あなたは普段、自分に対してどのような言葉を投げかけていますか?
「私は、だめな人間だ」「私は、馬鹿だ」「私は、嫌われている」極端かもしれませんが、自分を否定する言葉ばかり語りかけているなら、自己肯定感が下がって当然です。
逆を考えてみてください。
「私は、最高だ」「私は、頭がいいし仕事もできる」「私は、みんなから愛されている」と自分に言い聞かせてみます。大丈夫。誰も見ていませんから。
自己肯定感が上がるような気がしますよね。ぼくは自分にそう語りかけています。気持ち悪いですかね。
自己肯定感を高める方法をひとことでいうなら「自分大好き人間」になることです。
自分の存在を認めて自分に対して肯定的な言葉をかけ続けることで、自己肯定感は高まっていきます。
自分の自己肯定感は、自分で上げていくものだとぼくは考えています。
自己肯定感とは
自己肯定感とは「自分を無条件で受け入れている状態」のことをいいます。この「無条件」が、自己肯定感を考える上で大切な考え方になります。
要するに、自分を認めるのに条件をつけないということです。例えば次のような例。
- 私は、背が高いから自分が大好き
- 私は、頭がいいから自分が大好き
- 私は、お金持ちだから自分が大好き
背が高い・頭がいい・お金持ち。これらの条件を外すことが無条件です。
生まれたての赤ちゃんを想像してみてください。無条件に可愛いですよね。存在自体が愛くるしくて愛おしいと感じますよね。
つまり自己肯定感を高めるには、あなたは、あなたのありのまま受け入れることできるかにかかっています。
自己有用感とは
自己肯定感と近い言葉に自己有用感があります。
自己有用感とは「自分は誰かの役に立っている」と感じることです。
- お客さんに「ありがとう」と言ってもらえるから、私は嬉しい。
- この仕事は自分が一番得意だから、私がやろう。
- ボランティア活動に参加している私は偉い。
例えばこれらのことは、誰かの役に立っているという条件が前提にあります。
自己効力感とは
自己効力感とは「自分は何かができる」と感じることです。
- 私は、英語ができる
- 私は、パソコンが得意だ
- 私は、テキパキと仕事をこなす
他人より秀でていることに対し、優越感を持つことにかもしれません。
自己肯定感とは、前述したように「無条件に自分を肯定する感情」です。自己有用感・自己効力感と区別して理解しておきましょう。
自己中心的な人と自己肯定感の高い人の違い
自分大好き自己中心的な人は、自己肯定感が高いでしょうか。
自己中心的な人と自己肯定感の高い人はまったく違います。
自己中心的な人は、自分を中心に考え他人を都合よくコントロールしようとする人です。単純に自己愛が強く自分を守ろうとする人で、自己肯定感が高いとはいえません。
一方、自己肯定感が高い人とは、他人の存在とは無関係に自分を認める感覚です。外部の状態に左右されないし、他人に影響を及ぼすこともないのです。
自己肯定感が高いと何がいいのか?
なぜ自己肯定感が高い方がいいのか。肝心なことを語っていませんでしたね。
ひと言で表現するなら「自己固定感が高いと、毎日が楽しいから」です。ちょっと抽象てきですぎでしょうか。
自己肯定感が低いと
逆を考えてみてください。自己否定が低く、頭の中が自己を否定的する言葉ばかりが渦巻いていたとしたら。
あなたは冴えない顔をして愚痴や不平不満ばかり言っている人です。
人は近寄ってこないでしょうし、神様も見放すと思いませんか?
果たしてそんな人生をつまらなそうに生きている人が幸せになれるでしょうか。
自己肯定感が高いと人生において最善の選択ができる
人生で重大な決断をしなければならない時、自己肯定感を高くポジティブな思考で過ごしていると、自分にとって最善の選択をできるようになります。
例えば、あなたが転職を考えているとします。
- 給料は高いが、やりたくない仕事
- 給料は少し下がるが、自分の好きな仕事
あなたはどちらの転職先を選択しますか?
きっと自己肯定感が高い人は、自分にとって幸せな後者を選択し給料を上げていくことを考えるでしょう。
ポジティブな人は、何事も主体的でチャレンジ精神があります。自己肯定感の高い人は現状を変えていく行動力があるのです。
あなたの自己肯定感は高いですか?
では、あなたも自己肯定感をチェックしてみてください。
あなたの自己肯定感チェックリスト
- 何かを決める時なかなか決められない
- 後悔することが多い
- 自分には価値がないと思う
- 他人の評価に敏感
- 褒められることが苦手
- 本番で実力を発揮できない
- 何かをするときにちゃんとしなければと思う
- 初対面の人に話しかけることができない
- 人の後ろをついて歩くことが多い
- 会議では発言しない
- 目立つことが嫌で地味な服を着る
- ありがとう・ごめんなさいと言えない
- 話す声が小さいと言われる
- 自分が好きではない
- 失敗することが怖い
- 人前で話すことが怖い
- 感情を表現することが苦手
- NOと言えない
- 自分には欠点が多いと思う
- 自分の要求を言えない
思い当たる項目が少なければ、あなたの自己肯定感が高いといえます。2〜4個が目安です。
自己肯定感の高い人・低い人の特徴
自己肯定感の高い人・低い人の特徴をみていきましょう。一般的にいわれていることを箇条書きで紹介します。
自己肯定感の高い人
- 行動力がありチャレンジ精神がある
- 努力を継続できる
- 他人のせいにしない
- 感情をコントロールできる
- 他人との比較をしない
- 見返りを期待しない
- 自分の信念をもっている
- 長所を意識できている
自己肯定感の低い人に関しては、自己肯定感の高い人の逆と考えていいでしょう。
お笑い芸人は自己肯定感が高い?
スベってもスベったことを笑いに変えられるお笑い芸人は、自己肯定感が高いのかもしれません。
僕は過去にお笑い芸人をしていた経験があります。
自慢じゃないですが、とてつもなくスベってきました。この世からいなくなりたいほどスベっても、周りがイジってくれることで救われる経験を何度もしました。
すべらないに越したことはないのですが、スベっている自分を客観的に捉え笑えることができたのは、自己肯定感が高かったからなのかもしれません。
あなたの自己肯定感の高めよう・守ろう
自己肯定感を上げるために、僕が実践してみて効果的だった方法をご紹介したいと思います。
ぜひ、あなたも自分に合った自己肯定感の上げ方を考えてみてくださいね。
自己肯定感の高め方
まずは自己肯定感の上げ方をご紹介します。
自分を評価している条件を取っ払う
ありのままの自分を肯定するためには、まずは自分を評価している条件の存在を知りましょう。
- 見た目(顔だち・髪型・身長・体重・スタイル)
- 学歴
- 仕事・キャリア・役職
- 貯金額・収入
- 友人関係・人脈・SNSのフォロワー数
- 恋人・結婚・家族・親戚
- 才能・能力
- 性格
- 習慣
- 過去の実績・過去の経験
- 現在の自分・状態・環境
- これからの自分・理想と現実のギャップ
これらの条件をすべて取っ払って無条件になった状態で、自分自身を肯定できているかどうかを考えていきます。
条件についての視点を整理するために、ぼくはバランスホイールを使っています。
アファメーションをする
自己肯定感を高めるためには、自分を肯定していかなければいけません。
人間の脳は自己否定していると、その根拠ばかりを集めてしまいます。逆に自己肯定していてもその根拠を探します。あなたはどちらを選択しますか?
アファメーションは「自分に語りかけるポジティブなおまじない」です。
現実の自分に目を向けるのではなく、理想を叶えた自分をイメージしていくことで内面を豊かにしていくことができます。つまりアファメーションは自己肯定感を高めてくれるのです。
あらゆることに感謝する
人間の脳は「ありがとう」「おかげさま」などの感謝をしている時に、幸福感を感じ心が満たされます。
「ありがとう」とは、自分を認め他人を受け入れることです。
「〇〇ができなかった」「〇〇をしてもらっていない」などの不足に目を向けるのではなく「〇〇ができた」「〇〇をしてもらった」と、充足に目を向ける習慣が、感謝という行いなのです。
自分の感情を書き出す
あらゆる物事に対し、自分は「どう感じたか?」「どう考えたのか」を客観的に見つめ直すことも大切です。
他人に悪口を言われた時・他人の批判を聞いた時、自分の内面にはどのような変化があったのか。書き出すことで物事は主観から離れ客観性が生まれます。
ぼくはネガティブな思考は内面に溜め込まず、自分の外側に吐き出すようにしています。
栄養・運動・睡眠
精神を安定させて自己肯定感を高い状態に保つためには、物理的な行動や習慣も欠かせません。
体にいいものを食べ、よく体を動かし、しっかり寝る。
基本的なことですが、これだけでもポジティブな思考ができるようになり、自己肯定感は自然に高まっていきます。
自己肯定感を下げないために
自己肯定感を下げる原因についても知っておきましょう。
他人との比較をしない
過去の自分との比較をしましょう。いや、むしろ比較自体をやめた方がいいかも知れません。
世の中を見渡せば、自分よりすごい人は星の数ほどいます。どれだけ夢を叶えたとしても、目標を達成して誇れる自分になったとしても、他人と比較してしまっていれば終わりはありません。
比較は「ない部分」に焦点が当たってしまいます。人間は基本的にネガティブな思考の方が強い生き物だといわれているからです。
自己肯定感が低い人と付き合わない
悪口・不平不満・他人の評価ばかりしている人・他人を困らせるような自虐を言う人。これらの発言や言葉ばかりの人は自己肯定感が低いでしょう。
ぼくは自己肯定感や価値観が傷つかないように、自己肯定感が下がる言葉を耳にしないように、物理的に距離を置くようにしています。
その人がその場に来たら、ぼくはサッと身を交わし別の場所へ行きます。話しかけられないように・話し声が届かない場所へ距離を離すようにしています。
ここまでの内容は、以下の書籍を参考にさせていただいております。ありがとうございます。
他人の自己肯定感も高めてあげられる人になろう
自己固定感の高い状態を保つことができると、生活の不安や人間関係のストレスが軽減されてきます。
自然な笑顔が増え、言葉や発言が無意識のうちに前向きに変わり、機嫌のいい日が増えていくことを実感できるようになります。
僕は機嫌にいい人に、人は集まると信じています。
人が人を呼び、人が運を運んで来るとするならば、自己肯定感を高く保ち機嫌良くいることが人生を大きく好転させるきっかけになるのではないでしょうか。
また、他人は自分の自己肯定感を上げてくれる人を求めて集まってきます。
あなたが自分の自己肯定感と共に、他人の自己肯定感も上げられる人なら、きっと心地よい人間関係を築くことができるでしょう。
あなたの人生が、少しでも豊かになることを願っています。