エッセイ
PR

働き方を変えるチャンスだと思って思い切って退職を決意した

hisashi
記事内に商品プロモーションを含む場合があります

ぼくは今、40歳半ばです。

これからの人生とこれからの働き方について、考えることが増えてきました。

2年くらい前までは会社員をしていましたが、定年まで定年後までこの仕事を続けていくのか、このまま働き続けることができるのか悩んでいました。

会社で決まった仕事をきちんとこなしていれば、毎月決まった給料はもらえます。会社員でいればお金に対する不安は小さいかもしれません。でも逆に、お金に対する希望も持てないように思ったのです。

毎月決まった給料をもらえるということは、裏を返せば毎月決まった給料しかもらえないということ。どれだけ一生懸命働こうが大幅に給料が上がることはありません。ぼくはそこに疑問を感じてしまいました。

昇進したり管理職に就いたりすれば給料は上がります。しかし自分の給料は自分で決められない。評価される立場にいることには変わりません。

フリーランスで働いて自分で稼げるようになったとしても、根本的には他人の評価が絶対であるということは変わりませんが、それでも自分の評価が得られやすい環境や働き方で勝負してみたいと思ったのです。

だから会社員をやめました。

お金だけの理由で退職したわけじゃない

ぼくはWeb制作会社で働いていました。中小企業のホームページを作るためにプログラミングをする仕事です。2年ほど勤めて、退職することにしました。

なにも給料やお金の問題だけで退職したわけではありません。

プログラミングをやめた理由

IT業界はまだまだ成長している業界で、右肩上がりの業界は給料もいいしボーナスもそれなりに出ます。働く環境も整備されています。出勤時間は融通がきくし在宅での仕事も許可されていました。

他の業界からみると、贅沢な仕事環境だったと思います。それでも、退職を決意しました。

IT業界は移り変わりが激しくトレンドの移り変わりや技術の進化がとても早い。その進化のスピードについていけなくなったことがひとつ、もうひとつが他にやりたいことが見つかったからでした。

他にやりたい仕事が見つかった

プログラミングよりもやりたいことが、キャッチコピーやライティングでした。

ホームページ制作と全く関連性がないわけではありません。ホームページはもともと自社の商品やサービスの情報を発信して、認知・集客するためのものです。お知らせを発信したり広報やPRしたりするためにあります。

そういった「記事を書く仕事」をするために、キャッチコピーやライティングを学び始めました。

会社にそのポジションがなかったから退職を考え始めた

「キャッチコピーやコピーライティングに挑戦させてもらえないですか」

そう、上司に相談したことがあります。

プログラミングする時間を抑えて、新しい仕事にチャレンジさせて欲しいと打診しました。

広報やPRの仕事は未経験です。実績のない未経験の人間がすぐに成果をだすことは簡単ではないでしょう。給料をさげてもらって構わないからチャレンジさせて欲しいと言いました。

ですがその会社に、そういったポジションがありません。前例のないことは認められず、結局、うやむやのままになってしまいました。

自分の中で迷いが生じてきたから退職を決意した

そんな想いで悶々と仕事をしていても、長くは続きません。

ここままずっと他にやりたいことを抱えながらこの仕事を続けていかなくてはいけないのか。やりがいも感じにくくなっている。給料も頭打ちになってしまう。そうした不安が日に日に大きくなっていきました。

これから先の人生がイメージできなくなり、とても怖くなりました。

40代の今だからこそできる挑戦があると思って退職した

40代ならまだまだ元気だし、残りの人生も十分にある。

逆にもう少し時計の針が進んでしまったら、挑戦すること自体がどんどん難しくなってしまう。

そう考えた時、絶望に似た不安を感じてしまい、いてもたってもいられなくなっていきました。そこで退職を決意しました。

不安を抱えている毎日より、希望に向かって行動しようと思ったのです。自分の未来は自分で切り拓いていこうと決意しました。

もう会社員にはならない

それからです。キャッチコピーの勉強打ち込んだり、ブログやエッセイを書いたりするようになったのは。

会社が求める仕事ではなく、自分がやりたい仕事を作っていくようにしたいと、ちょっとずつ決意を固めていきました。

好きなことをするには覚悟が必要

収入はほとんどなくなりました。

フリーランスや個人事業主は、自分で稼ぐ方法を考えていろいろと試していく必要があります。不安定な働き方だと思います。

それでも、先が決まっている会社員をしているよりも、自分の頑張り次第でどうにでもなる環境のほうが、楽しいし生きている実感が持てました。

自分の弱さと戦い続ける

決意が揺らぐ時はあります。お金が無くなってきた時に、心に余裕が持てなくなります。

ふと「前の会社に戻ろうかな」と頭をよぎることもありました。でもそうしてしまうと、自分が望んでいる理想の人生からは遠ざかってしまう。

葛藤する日々が続きました。

パートで生計を立てながら、少しずつ自分の世界を広げていきました。

悩んでいても状況は変わらないし人生も変わっていかない

悩んでいても、目の前の現実は変わりません。

お腹空いたなぁと思ったら、実際に何かを口にしないと空腹は満たされないのです。

つまり悩んでいる時間が多ければ多いほど問題は解決しない。悩みを解決する行動をどれだけとることができたか。

行動でしか人生は変わっていかないということ。会社を退職したことで見えてきた真実です。

不安に意識を向けるのではなく行動に意識を向ける

行動に意識を向けると不安は影を潜めます。考えてから行動するのではなく、行動してから考えるようになりました。

たとえ上手くいかなかったとしても、行動した事実は真実として残ります。不安は形には見えません。見えないものと戦うのではなく、行動して自信をつけていったほうがいい。

ぼくはそういったことを毎日自分に言い聞かせながら戦っています。そして思い通りの人生にしていく。

挑戦に年齢は関係ない

ぼくは40代半ばで挑戦すること選びました。

ただ、50代になっても60代になっても、やりたいことが見つかったときは挑戦するだろうと思います。

「定年まで勤めたら、自分のやりたいことに挑戦しよう」という人がいます。でも若いうちに挑戦できなかったのに、年をとってから挑戦する勇気や気力があるとは限りません。年をとれば挑戦する怖さも大きくなっていきます。

つまり新しいことを始めてみたいと思ったときが、タイミングなのです。

スポンサーリンク
記事URLをコピーしました