エッセイ
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自分の中にある言葉を入れ替えて新しい自分に生まれ変わる

hisashi
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普段、自分が使っている言葉ってどんな言葉かな。

好きな言葉とか、よく使う言葉とか。

「すみません」をよく言う人は、自身がないように思いますし「ありがとう」をよく言う人は、豊かな人だなぁと思います。

言葉って、無意識に使っているものですから、知らないうちにネガティブな言葉を使っていることもあると思うんです。

ぼくはどうかな。

「大丈夫」っていう言葉をよく使うかな。相手を安心させるために使うこともあれば、自分を安心させるために使っていることもあると思います。

こうした自分から発せられる言葉って、自分の頭の中にある言葉しかでてこないと思うんです。

その人その人の、世界観とでもいいましょうか。

たとえば若者言葉ってありますよね。たとえばギャル用語とか。「ヤバイ」とか、本来の意味とは違う使われ方をしていますよね。
ギャルがギャルを卒業して、礼儀正しい清楚な人間になったとき、おそらく「ヤバイ」っていう言葉は使わなくなると思うんですよ。

ということはですよ、

人間が生まれ変わる時には、自分の内側にある言葉を入れ替える必要があるということではないでしょうか。言い方を変えれば、言葉を入れ替えれば人間はいつでも生まれ変われるということです。

要するに、頭の中にある言葉を入れ替えてしまう。そうすれば理想の自分に近づけるという理屈です。

ヤクザでも、言葉を入れ替えれば聖職者になれるわけですし。内面が変化すればおのずと外見も変わってきますよね。ガラシャツを着た聖職者はいませんから。いや、いるかもしれませんが。

では具体的に、どのようにして自分の内面の言葉を入れ替えていけばいいのでしょうか。

ちょっと考えてみました。

まず自分が使っている言葉を認識する

自分が使っている言葉に意識を向ける。意識したことありますか?

人と会話をしていて、敬語とかタメ口とか、そういった話し方に関しては意識していても、セクハラやモラハラにあたるような言葉、そんな言葉には注意を向けているかもしれませんね。

自分が使う言葉はネガティブな言葉が多いなぁとか、ポジティブな言葉が多いなぁとか、自覚しているでしょうか。

日記を書いて自分の言葉を客観視してみる

自分の使っている言葉を意識するには、自分の言葉を客観視しなければと思いました。

その方法として「日記」を書くようにしています。

日記は、その日あった出来事・その出来事に対して自分はどう感じたか・どう考えたか・どうしていくのかを記録するために書きます。

たとえば仕事でミスをして上司に注意されたとします。

まず、どんな仕事で・どんなミスをしたかを書きます。そして上司はどんな言葉で注意をしたかを書き、その時に自分は、怒ったのか・反省したのかなど、感情を書きます。

その日記に書かれた言葉こそ、ぼくが普段使っている言葉そのものだと思ったのです。

「むかつくなぁ」「申し訳なかったなぁ」「次からは気をつけよう」「注意してくれてありがたいなぁ」とか、いろんな言葉が並んでいるでしょう。

受け取り方や感じ方も、日記に書かれている言葉たちから分かるはずです。

まずこうして、自分の使っている言葉を自覚することが大切だと思いました。

少しずつ自分の中にある言葉を入れ替えていく

日記を書いて自分が使う言葉が認識できたからといって、すぐに自分の頭の中にある言葉を変えられるわけではありませでした。

言葉は自分の心の奥底、無意識の中に沈んでいます。そう簡単には自分の言葉って変えられないのです。

不要だと思った言葉は手放していく

「めんどくさい」っていう言葉。

なるべくなら、その言葉は使いたくないと思いました。

「めんどくさい」と言ったところで、目の前にある状況は変わらないですし、口に出してしまうと余計にめんどうくささが増してしまいます。

「仕事に行くのがめんどうくさい」

そんなことを口に出して毎日過ごしていたら、日に日に仕事がめんどうくさくなって、働きたくなくなってしまいます。

「仕事終わったらめいっぱい遊ぼう」とか「仕事で勉強しに行ってこようとか」「仕事があることに感謝しよう」とか、言い換えればいくらでもポジティブに変換できます。

そうして自分にとってよくない言葉を、ひとつずつ丁寧に手放して入れ替えていくこと。

地道ですが一番効果がありました。

本を読んで新しい言葉を取り入れていく

不要な言葉たちを整理しながら、新しい自分に生まれ変わるための、新しい言葉も取り入れていこうと思いました。

手っ取り早いのは「本を読むこと」です。

自分が理想としている人の自伝やエッセイを読みましたし、新しい知識を得るために専門書も読みました。

転職して新しい仕事に就く時、その業界の本を読んだりしますよね。ぼくは介護の仕事に就くために、専門書や参考書を何冊も読みました。

その行為こそが、生まれ変わることだと思うのです。

前の仕事を手放して、新しい仕事の知識や専門用語を覚えていく。これって新しい自分に生まれ変わっていることだと思うんです。

映画は字幕で見る

映画はできるだけ、字幕で見るようにしました。

映画自体を楽しむというより、その映画で使われている言葉や世界観を取り入れていくようなイメージです。

吹き替えとか耳で聞いてもいいのですが、ぼくはできるだけ文字として、つまり文字という絵柄や記号・イメージとして自分の中に取り込もうと思いました。

自分とは違う分野の人と話す

できるだけ、今まで出会ったことのない人と話すようにしています。

家族や友人・同じ職場の人は、使っている言葉が似てきます。コミュニケーションをしていてストレスはないのですが、新しい言葉に出会う機会は多くないように思います。

できれば仕事先以外で、出会わないような人が集まる場所へ行ったりして、話したことのない人と会話したいと思っています。

お医者さんとか社長さんとか芸能人とか。そういう人とじっくり話せる機会があるなら、セミナーに参加したりするのもいいかもです。

あと、SNSとか旅行するとか海外に行くとか。新しい言葉に出会える機会があるなら積極的に出かけて行きます。

取り入れた言葉は使ってみる

使いたくない言葉を手放して新しい言葉に入れ替えることは、習慣としてずっとやっていこうと思いました。

それと並行して新しい言葉を使っていかなくては、自分の言葉にならないとも思います。

そこで「日記」を書くようにしました。

過去の日記と比べてみて、自分の使っている言葉に変化がでてきているなら、ぼくは生まれ変わっていると思ったのです。

書いている言葉は、自分の無意識に定着してきた言葉たちです。その言葉たちは、人と会話している時にも使っているはずです。

言葉が変われば人生が変わっていく

不平・不満ばかり言っていればそういう人間になるだろうし、そうした人たちに囲まれてしまうと思うんです。

だから他人の不平・不満にも耳を貸さないようにしています。そんな言葉たちに、ぼくは出会いたくないから。

逆に感謝や勇気をくれる言葉には、ひと言でも多く出会いたいです。

そうすれば自分から発せられる言葉も優しい言葉になるはずです。周りの人を勇気付けることだってできる。

ぼくは言葉を通じて、いつでも生まれ変わることができる。

言葉にはそんな力があると思うんです。ぼくはそう信じています。

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