自分軸や自分の価値観に気づくためにぼくは文章を書いている
「自分軸」って言葉がありますよね。
あなたは自分軸をもっていますか?
というかそもそも「自分軸」ってどんな意味なんでしょうか。
一般的な解釈としては、物事を判断するとき・決断するとき、他人に左右されず自分の価値観に基づいて行動すること。
このような考え方だと思います。間違っていたらすみません。ぼくはそう解釈しています。
じゃあ「自分の価値観」ってなんでしょうか。価値観とは、自分が大事にしている考え方の基準だと思います。
選択や判断は自分軸と価値観で決める
たとえば、AとBという選択肢があるとします。どちらかを選ばなくてはいけない時。何を基準にして選ぶか、ということではないでしょうか。
Aは、大学に進学して就職し堅実な人生を歩む。
Bは、お笑い芸人の夢を叶える。
どちらの選択肢も必ず成功するなんて保証はありません。今のご時世、就職してもいい人生を歩める保証なんてないわけですから。
さて、AとBを選ぶとき、あなたは何を基準に選びますか。
親の期待に応える人生にするのか。周囲の人たちからはみ出ない人生がいいのか。はたまた面白い人生を歩むのか。挑戦的な人生を選択するのか。
自分の価値観でどちらかの道を選択し決定しなければいけません。自分の価値観に従って考えていくわけです。
「そんな芸人なんて夢見たいなこと、やめておいた方がいいよ」「とりあえず大学は行っておいた方がいいよ」「できれば有名な企業に就職してね」
周囲の人はいろんな意見やアドバイスをあなたに送ってくれます。でも、最終的には自分のことは自分で決めていかなくてはいけません。自分の意思で人生を選択していかなくてはいけません。これが自分軸ではないでしょうか。
自分軸がないまま過ごした20代
ぼくは20歳のとき、お笑い芸人を選択しました。
夢を実現する人生に挑戦しようと決意しました。
ですがその当時、しっかりとした価値観があったわけでなく自分軸がしっかりあったわけでもありません。ただなんとなく「普通の人生はつまらなそうだ」と思って、好奇心の赴くままに飛び込んでみただけの話なのです。単純に、テレビを見ていて「芸能人って楽しそうだな」って憧れただけのこと。
はじめから自分軸があって価値観がしっかりしている人なんて存在しないと思います。人生を歩んでいく中で失敗を重ね体験や経験から得た学びを、価値観や自分軸に変えていくのだと思います。
逆に人生で失敗が全くない、失敗を恐れて何もしない人は、死ぬまで価値観も自分軸も見えてこないのかもしれません。
最近やっと見えてきた自分軸と価値観
そしてぼくは、やっと最近ちょっとだけ価値観や自分軸が見えてきたのです。
「面白いほうへ」
「目の前の人を笑わせることだけ意識する」
ぼくはこのふたつを大事にしていきたいと思っているようです。そう思っているのだと最近気づきました。
どうやって自分軸と価値観を見つけたのか
こうして文章を書いている時間が教えてくれました。人は自分に気づくために書いたり話したりして進化してきたのではないでしょうか。
文章を書くと自分を客観視できる
ぼくは文章を書くという行為を、自分の考えを自分の内側から自分の外側に吐き出すことだと捉えています。
どういうことかというと、自分の内側にある考え方は「主観」。自分の外側に書きさした考えは「客観」ということです。
自分軸を見つけるためには、まず自分を客観視することからはじめます。
客観的に自分を評価してみる
書き出して外の切り離された自分の考えを、自分はどう思うのか。
さらに深く考えていき、不要な考え方を取り除いていきます。
そうすることで自分が一番大事にしている考え方、つまり自分軸や価値観にたどり着くわけです。
自分のことをノートに何冊も書いていた時期
ぼくはいまでも、何か自分の考え方・生き方について知る機会があったら、メモやノートに書き出すようにしています。
書き出すことで意識するようになるのと、その考えが正しいかどうかを判断するためです。
人間は影響を受ける生き物
人間は他人や環境に影響を受ける生き物だと思っています。
いい影響もあれば、悪い影響もある。
いい影響を受けて、自分の内面に変化が起こった時。その変化をしっかりと認識するためには書く必要があるわけです。
意識の変化が行動の変化を促します
結局人は、考えや価値観や自分軸・思想や哲学に基づいて行動している生き物です。
だからこそ、自分自身を正確に知るために文章を書くという行為は最も適しているとおもっています。
ぼくは少しでも豊かな人生を生きていきたい。自分らしく生きていきたいと考えているので、これからもきっと文章は書き続けていくだろうし、何かに気がついたらすぐにペンをとってノートに書いていると思います。
そうして、自分軸に基づいた選択と決定をしていきたいと思っています。