エッセイ
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転職回数は考え方次第で武器になるし強みになる

hisashi
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ぼくは今までに、いろんな仕事をしてきました。

今現在、ぼくはデイサービスで介護職員として働いています。

前職はWebエンジニアでした。営業職も経験しましたし飲食業や工場勤務の経験もあります。

世の中的には転職の回数が多いとマイナスイメージを持たれることが多いと思います。しかしぼく個人として意見は、いろんな業界や職種を経験していたほうが知見が広がってアイデアが生まれやすく、本質的な問題点に気づきやすいと思っています。

たとえば、ひとつの業界で20年勤務していたといします。

ものすごく素晴らしいことです。けれどその業界が他の業界と比べて進化や変化が遅い時、20年もその業界に染まっていると変化していることに気づかないのです。

内側からは問題点が見つかりにくいし、問題を指摘する人もあまりいません。

転職回数が多いことは、さまざまな職場経験をもっていることから、外側の視点を持っているといえます。

転職回数は、考え方によって武器にできるのです。

介護業界に転職して活躍の場を感じた

ぼくは介護業界へ転職して、他の業界の仕事が存分に活かせると感じました。

ぼくは前職Webエンジニアでしたので、パソコンを使う仕事には慣れています。それにSNSをはじめとしたWebマーケティングの知識についてもある程度知識と方法を知っていました。

介護業界は人材を育てる余裕がない

介護業界では、IT技術の活用が大きく遅れています。

たとえば「パソコンの電源の切り方」から「エクセルの使い方」「資料作成」など、IT業界では出来ない人はいないくらいの知識や技術をよく質問されました。

なぜそこまで遅れているのかというと、ITを導入できるほどの資金がなかったり、導入できたとしてもその技術を扱える人材がいなかったりします。また人材を育てる余裕もありません。

介護業界が閉鎖的な業界ということも関係しています。他業種との取引や人材の流動性が限られているからです。介護職員は介護職員に転職することが多い、つまり専門職がゆえに他の業界へ転職すること難しいという側面もありました。人材不足や職員の高齢化の問題も抱えています。

資本のある企業は積極的にIT導入を進めていますが、介護業界は地域に密着した小規模の施設が多いため現実的に厳しいのです。

IT導入を、やりたくてもやれない様々な現実がありました。

他業種からの転職組の方が活躍できる

ぼくは40歳を過ぎてから介護業界に転職しました。

仕事に慣れてきて、ある程度いろんなことが見えるようになってきた時に、介護業界や介護施設の本質的な問題点に気づくようになりました。

業務効率化や人材育成、求人の問題やPR・広報といった、ただの職員という視点ではなく、視座を高めた経営目線で現場を見ています。

これは今までいろんな業界で仕事をしてきたからこそ、気づける視点だと思っています。

どの業界もどの組織も、問題点や課題に上がることは本質的には同じだったのです。

転職回数は武器になる

転職回数が多いということは、それだけ課題解決の現場を見てきたということになります。もし当事者として課題を解決してきたのなら、その経験は十二分に発揮できるでしょう。

だから転職をネガティブに捉える必要はないんです。むしろアピールできる材料として武器にしたほうがいいとさえ思っています。

それに転職できているという事実は「選ばれてきた」「関門をくぐってきた」証だと思うのです。

ずっと同じ業界にいるほうがリスクになる

ずっと同じ業界にいて、変わらず仕事を続けている。

一見すると素晴らしいことのように感じますが、変化していないということは進化もしていないということになります。

時代は移り変わっていくものなので、もしかすると今ある仕事は10年先には無くなっているかもしれません。

そうなった時にも転職の経験は武器になるのです。どの環境に行っても適応できて活躍できる強さを身につけるには、ひとつのところにずっと留まっていては身につかないと、ぼくは思っています。

本業と副業という分け方ではなく

本質的な仕事の仕方を身につけておけば、ひとつの仕事だけでなく他の仕事にも展開できるようになってきます。

ぼくは介護職員をしている傍ら、文章の執筆といった仕事もしています。介護に関する文章を執筆して収入を得ています。

現場で得た知識と経験を、他の業界で再利用しているのです。これは副業とは少しニュアンスが違っていて、今まで培ってきた知識や技術を買ってもらうような感覚でしょうか。

仕事先や収入源を分散しておくことで、廃業や倒産、離職した時のリスクヘッジにもなっています。また人と違う実績を積むきっかけにもなっています。

自分の価値を高めていくことにつながっています。

転職すればやりたいこと見つかってくる

はじめて就職した会社で、天職といえる仕事に就ける人がどのくらいいるでしょうか。

居心地のいい会社と巡り会える人がどのくらいいるでしょうか。

少なくとも、人生で1度くらいは転職をしている人がほとんでではないかな。

1度転職すれば、いい仕事に巡り会えるということはありません。

だいたい転職を考える時って、現状の仕事や職場に満足していない場合が多いですから、そうした考えで転職をしても結局また同じことで悩んでしまうのです。

だからいろんな職場を経験して、自分の得意なこと・楽しいと思える仕事を探すくらいの、気軽な心持ちで転職をすることがいいと思っています。

逆にそうした心持ちでないと、好きなことなんて見つからないと思っています。

ぼくは介護職員が向いていました

Web業界で仕事をしている時は、毎日パソコンに向かって作業する毎日でした。

けれどぼくは人とコミュニケーションしながら仕事している方が向いているし自分の良さも出る。そして何より楽しいと感じていることの気づけたのです。

初めから介護の仕事をしていたら、そうは感じなかったのかもしれません。いろんな仕事経験を経てきたからこそ、冷静に判断できているのだと思っています。

安易に転職を勧めているわけではないですが、転職に対して重い腰が上がらないとか、そんなに好きでもない仕事を淡々とつづけているとか、

もしそういった現状であるならば、どうか前向きに人生を歩んでみてほしいと思っているのです。

そういった気持ちで、ぼくは転職を勧めているのです。

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