ホームページの公開前は、表示確認や更新機能のテストを行いましょう。
確認をしなかったために、致命的な欠陥があるままホームページを公開・運用していたとなれば、瑕疵は制作側にあります。賠償など、謝罪では済まない場合もあります。
- お問い合わせ機能の確認
- アクセス解析確認
- Googleへのインデックス
- リダイレクト設定
これらの不具合はとくに、重大な欠陥となります。
この記事では、ホームページ公開まえの、テスト・確認項目をご紹介します。
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ホームページ全体のテスト・デバッグ・確認
まずは、ホームページの基本的な設定や機能の確認項目からご紹介します。
基本的な確認
- ドメインに間違いはないか
- SSLは有効になっているか
- favicon、webclipiconは入っているか
- ホームページが検索エンジンに対して公開されているか
- ホームページがrobot.txtなどでクロールを除外していないか
- XMLサイトマップは作成されているか
- WordPress管理画面のID・パスワードは間違っていないか
サーバー関連の確認
- ネームサーバーの変更作業が必要か
- DNSレコードの変更作業が必要か
- バックアップ設定の必要があるか
コンテンツの確認
- 不足しているページはないか
- 誤字・脱字チェック
- 住所・電話番号・所在地などの情報に間違いはないか
- 指定がなければ通常のもの。指定があればそちらを追加する
アクセス解析の確認
- GoogleAnalyticsは設置されているか
- アクセス解析で数値の計測はできているか
- GoogleAnalytics コンバージョン設定はされているか
- SearchConsoleは設定されているか
- Google Tag Managerは連携されているか
- マーケティング・オートメーションのタグは設置されているか
- 広告配信のタグは設置されているか
デザインに関してのテスト・デバッグ・確認
デザイン通りにコーディングされているか、デザイナーの視点で確認をしましょう。
- 企業カラーはに間違いはないか
- カラー指定に間違いはないか
- 文字などの可読性はどうか
- メインビジュアルに間違いはないか・アニメーションは正常にうごいているか
- デザインの崩れたページはないか
- ダミー画像のまま公開していないか
コーディングに関してのテスト・デバッグ・確認
表示崩れなどを中心に、エンジニアの視点で確認をしましょう。
表示確認
- PCサイトに表示に崩れはないか
- Internet Explorer
- MicrosoftEdge
- Google Chrome
- Firefox
- Safari
- スマートフォン表示に崩れはないか
- iPad表示に崩れはないか
- レスポンシブは正常に表示されているか
- PC
- iPad
- スマートフォン
HTMLタグに関して
- titleタグの指定は正しいか
- meta descriptionは設定されているか
- OGP(Open Graph Protocol)設定は設定されているか
- h1〜h6の見出し設定は正しいか
- マークアップは正しい構造になっているか
- 外部ファイル(js / css / CDN)などの読み込みは正常か
- プラグインの読み込みは正常か
- リンク切れはないか
- JavaScriptコンソールにエラーはないか
お問い合わせフォームに関して
- フォームは正常に送信できるか
- フォームのページ遷移(入力、確認、エラー、完了)に問題は無いか
- 必須項目は正常に機能しているか
- 入力制限は正常に機能しているか
- お問い合わせ受信は正常にできているか
- 管理者宛 メールアドレスに間違いはないか
- 自動返信メールは送信できているか
- 自動返信メールの送信元に間違いはないか
- メールデータはサーバーに保存されているか
WordPressに関して
- WordPressは最新の状態か
- 投稿データがない時の処理は正しく出力されるか
- 画像(アイキャッチ・サムネイル)がある時・ない時、表示の崩れはないか
- テキスト量によってデザインが崩れたりしないか
- ページネーションは正しく機能しているか
- プラグインの更新はないか
- 404ページが設定されていか
- 検索結果のページは表示されるか
- no index(検索エンジンがサイトをインデックスしないようにする)にチェックが入っていないか
- メディアサイズ(画像のリサイズ設定)は適切か
- 不要なプラグインは削除されているか
サーバーに関して
- サーバー・ドメインの契約内容に間違いはないか
- 自動契約更新はどうか
- PHPのバージョンは適切か
- データベースのバージョンは適切か
- ベーシック認証などはかかっていないか
- サーバー容量の設定に問題はないか
- バックアップはどうするか・ログはどうするか
- FTPアカウント・ユーザーの設定は正しいか
テスト・デバッグまで気を抜かずに作業しましょう
箇条書きになり、細かいところまで解説できなくて申し訳ないです。何か気づきになれば幸いです。
ここに挙げた確認項目以外にも、まだまだ確認すべきところはあると思います。追加していってください。
これらの確認項目とは別に、ユーザーにとっての使いやすいUI(ユーザーインターフェイス)であるかなども検証する必要があります。ユーザーテストといわれる確認方法です。
こうしたテスト・デバッグはクライアントによってはドキュメントの提出を求められることもあります。クライアントも制作側も安心してホームページが公開できるように、確認まで気を抜かずに作業しましょう。

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